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2015-06 声明を聴く

2015年06月06日 | 読書・観劇・鑑賞メモ

民俗芸能にはまっています。国立劇場の常連状態です。国立劇場の観覧料は安く、また高い席を選ばないので助かっています。

さて、この日は11時開演の「声明を楽しむ」です。

「声明」の説明は、国立劇場の案内hpのチラシに詳しい説明があります。

http://www.ntj.jac.go.jp/schedule/kokuritsu_s/2015/6132.html?lan=j 

「声明」というのは僧侶が読経するとき、音楽のように称えるアレです。解説によると、日本のさまざまな声楽の形成に大きな影響を与えたそうです。仏教において僧侶が儀式で行う「声による表現」をいい、一定のリズムで、歌うように唱えます。

 この公演の前半では、天台宗、真言宗、浄土宗をれぞれ3人の僧侶による「ユリ」と呼ばれる技巧の比較がありました。天台宗は、朗々と唱える歌い方で声明の原型のようです。真言宗(豊山派)の声明は耳に優しい正調派という感じです。浄土宗は、抑揚が明瞭で啖呵を切るような歌い方でした。浄土宗の声明は2流派があり、京都知恩院の「祖山流」で天台声明の影響を受けたもの。今日登壇したのは「縁山派」は江戸で生まれた独自の様式をもったものです。徳川家の菩提寺に相応しい力強さが求められてつくられたようです。

 公演の後半は、芝・増上寺に伝わる縁山流声明です。4曲(曲といってよいのでしょうか?)を3人の僧侶が笙、篳篥(ひちりき)、龍笛を奏で、14人の僧侶が声明を唱えました。

国立劇場小劇場、平成27年6月6日午前11時~12時45分

 

  

 

 

 


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