なんでもメモ★もの忘れ防止に特効薬はない

gooブログはじめました。60を超すと記憶力が低下する。好奇心はあるので、忘れないようにメモをしなければ・・・。

2013-07-14 遠山記念館

2013年07月14日 | 車で遠くに

埼玉県比企郡川島町 遠山記念館を訪ねた。

遠山記念館のホームページ http://www.e-kinenkan.com/usage/index.html


日興証券の創立者である遠山元一が、かつて生家だった土地を買い戻して再興させるとともに、母の住まいとして建てた。

昭和8年から2年7か月をかけて、昭和11年4月に竣工した。全国から集めた銘材を使った。

東棟(63坪)、中棟(87坪)、西棟(61坪)を渡り廊下で結んでいる。

圏央道の川島ICから10分ほどのところにある。地図もナビも最新でないのでたどり着くのに苦労したが、圏央道の側道が新しくできており、側道を使えば早い。

正門前の駐車場は20台ほど停められる。駐車場と屋敷の間には濠があり、いまの時期はスイレンとハスの花が大きく開いている。

 

長屋門をくぐると正面に本館、右手に美術館がある。

左:東棟の表玄関。右:18畳の間。東棟は、豪農の邸宅風であり、茅葺き屋根、欅造りになっている。

畳廊下で中棟とつながっている。

ここには書院造りの18畳の間と10畳の次の間があり、応接用に使われ、吉田首相も来たという。

次の間には毎年、節句人形が飾られる。

庭園をみせるためにガラス戸は大きなものになっている。戦時中は、このガラス戸は土蔵にしまっていたという。

 

いまは夏の仕様になっている。御簾を下げており、とても涼しげ。

西棟は、客間3部屋と仏間からなる遠山の母のための建物。京風数寄屋造り。


2013-07-07 国立劇場、芦屋道満大内鑑

2013年07月07日 | 読書・観劇・鑑賞メモ

 

きょうは、日本全国で猛暑だった。千代田区隼町(半蔵門)にある国立劇場の周辺も、10時過ぎにはアスファルトの照り返しがきつかった。

娘が留守番をしてくれたので、当初の予定どおりに7月歌舞伎鑑賞教室にでかけた。歌舞伎の面白さが判ってきたような気がして、先月の鑑賞教室に続いての観劇となった。

国立劇場の上下に動く綴錦織の緞帳は「四季草花図」というようだ。先月は黒・萌黄・柿の3色の左右に引く幕(定式幕)しか見られなかったので、とても華やか。舞台観劇の楽しみの一つになっている。


粗筋は、ちらし(裏面)に詳しく書いてあるので省略しますが、安倍保名の妻・葛の葉(実は、保名が助けた狐の化身)が主人公のドラマです。

妻になって6年暮らしているところに、本物の葛の葉姫(人間)が訪ねてくるところから、第一場が始まる。ここでの見どころは、妻と姫の二役を中村時蔵が演じるが、その変わり身の速さが見もの。

第二場では、保名と子供を置いて家を出ようと障子に別れの句を書くときに、鏡に映したように裏返して書き、左手に筆をもったり、童子を抱えながら筆を口に銜えたり、とアクロバチックな書き方も話題になっている。

 「恋しくば 尋ねきてみよ 和泉なる 信田の森の うらみ葛の葉」

しかし、第三場「信田の森道行の場」、二人の奴に絡まれる場。狐の化身姿で舞う時蔵さんは艶やかというのでしょう。とても華麗でした。狐であることを表す手の動き(狐手)をしながら、花道から退場していくところでは、つい身を乗り出してしまった。

というのも、本日も3階席(2等席、1500円)でした。舞台はとてもよく見えたのですが、花道はスッポンはみえますが半分程度。値段に割には満足でした。