死の町・・・
福島から飯館、相馬へと走ったが、すれ違う車は決して少なくない。
飯館では、どの車も停める様子もなく、ただ走り抜けていた。飯館には人の姿が見られない。畑地の草はかなり伸びている。他の町では黄金色だというのに。飯館に近づくに連れてサーベイメーターは1(マイクロシーベルト)から2、徐々に3に近づいていく。
車をとめて草むらに近づけると9を超した。メーターの数値以外は、天気も空気も、福島市内となんにも変らないので、”放射能”の実感がどうしても感じられない。
飯館には何があったのかと思う。この集落をみたら、”死の町”という表現は適切だ。
私は、”死の町”だと思った。鉢呂経産大臣は感想をそのまま述べたのだろう。(現地に行ったこともない記者クラブの記者たちが言葉尻をとらえたのだろうね)
山間を抜けるとメーターは下がっていく。田んぼは、黄金色というのだろう、稲穂が光ってみえる。相馬では津波を被った畑は茶褐色だが、浸水していない田んぼは黄金色だ。
海に近づくにつれて破壊の凄まじさが目に入ってくる。
下の写真は相馬市 原釜郵便局
下の写真は相馬から亘理に向かう途中、ひまわりの畑。