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英題
THE HELP
製作年
2011年
製作国
アメリカ
監督
テイト・テイラー
ストーリー
アメリカ・ミシシッピ州。1960年代当時、白人家庭でメイドとして働く黒人女性は“ヘルプ”と呼ばれていた。作家志望のスキーター(エマ・ストーン)はメイドの置かれた立場に疑問を抱き、彼女たちにインタビューをすることに。仕事を失うことを恐れて、皆が口をつぐむ中、一人の女性の勇気が社会を揺るがすことになる。
キャスト
エマ・ストーン,ヴィオラ・デイヴィス,ブライス・ダラス・ハワード,オクタヴィア・スペンサー,ジェシカ・チャスティン,シシー・スペイセク,アリソン・ジャネイ,シシリー・タイソン,メアリー・スティーンバージェン他
予告編![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0167.gif)
オフィシャルサイトはこちら![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/pc2.gif)
個人的評価![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/arrow_r.gif)
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【あともう一歩
】
【
ダメダメ
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微妙・・・
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まぁまぁ
(3が基準) ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
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あともう一歩
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完璧
】
鑑賞したのは公開初日の3/31
だけど、最近ちょっと日にちが経つと書きたいなぁ、と思ってた感想を忘れてしまう。マズイマズイ
というわけで、あまり忘れないうちに。
本年度アカデミー賞始め、賞レースでも話題になった今作。主演女優賞ノミネートでヴィオラ・デイビスとメリル・ストリープというのもあったので、やはり観ておかなきゃというのもあったし、物語自体も気になっていた作品。最近、海外の作品も原作アリのものが多いけど、こちらもそう。(最近、劇場鑑賞した作品はほとんど原作アリだったな。)そして、私は原作は未読![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
なんかね、ほんと観れて良かったなぁ、って純粋に感じた作品。黒人差別が描かれているけれど、作品の雰囲気的には決して重くはない。(それは予告を見ても分かるけど。)だけど、それが余計観ていて悲しくなってしまったりするんだよね。どうして肌の色が異なるだけで、こんなに酷い扱いをされなくてはいけないの?って。そんなに白人は特別なのか?って思う。それはアメリカに限らず、世界中の人種に関わることだけれど。もちろん日本人だってそう。だって、人間ってどんな人種であれ、みんな平等でしょ?肌の色なんて関係ないじゃん。だけど、いまだに世界には人種差別が存在する・・・。こんなに残酷で悲しいことなんてないよね。
そういうお話ではあるんだけれど、登場人物がハッキリしていて、いいキャラ、悪いキャラ、イジワルキャラ等、みんなそれぞれハッキリしているし、物語にちりばめられた様々なふせんもちゃんとラストまでに拾い集めてくれて、テンポもいいので、とっても観やすい。
ただ、私はちょっとラストが意外な感じでしたけどね。ちょっと切なくなったというか・・・。だけど、エイビリーンにとってはああいう選択をしたことで、人生の再出発になるのかなぁ、と。あとは、スキーターの恋愛云々は必要だったの?とはちょっと思っちゃったかな。別に恋愛を絡めなくても良かったのでは?と。
基本的には、この3人が物語の中心。
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スキーター役のエマ・ストーン、可愛かったなぁ。天パの設定で、本人もクルクル髪の毛は気にしているらしく、劇中でデートの際に矯正して綺麗になる、みたいなシーンがあるのですが、そんなことしなくてもクルクル髪の毛のままで十分可愛い。ジャーナリストになるべく一生懸命で、他の友人たちとは違って、エイビリーンやミニーに普通に接する主人公。とっても好感が持てるキャラ。
そして、メリルと賞レースを競い合ったエイビリーン役のヴィオラ・デイビス。正直なところ、私はメリルのオスカー受賞は妥当かなぁ、と思いました。賞レースではヴィオラ・デイビスが有利では?みたいに捉えられてたけど、実際観てみると、やっぱり演技ではメリルのサッチャー首相はとんでもなかったと思う(笑)まぁ、これは鑑賞された方それぞれだと思いますが。だけど、ヴィオラ・デイビスもスゴイ女優さんだよね。画面に登場した瞬間から、スゴイ存在感。どんな演技を見せてくれるんだろ?と期待せずにはいられない。
で、今作で何より私がいちばん感動したのは、やっぱりミニー役のオクタヴィア・スペンサー。オスカー受賞スピーチでも思わず泣いてしまったのだけれど、この演技にはオスカー受賞も納得。唯一、ちょっと笑わせてくれるキャラではあったけど、またそれが良かった。そして、そのミニーをメイドとして雇うことになるKYな奥さま(笑)シーリア役のジェシカ・チャスティン。この2人のやりとりがね、ほんとにあったかいの。スキーターとはまたちょっと違うタイプではあるんだけど、シーリアも黒人差別とか全然関係ないわ~っていうキャラ。というか、元々天然キャラ。だから、全然嫌みがない。
この2人を観てるだけで、ほっこり![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_hohoemi.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/81/c0241ccca74a35ad370a57241023f3d1.jpg)
この2人にはほんと泣かされたなぁ。観客の共感を呼べるキャラのひとりとしてシーリアは描かれているそうですが、ほんとそうなの(笑)ミニーに下手ながらも徹夜でお料理をふるまうシーンのシーリアの可愛いこと。いつもは毒舌のミニーも思わず涙ぐんじゃう。とっても素敵なシーンです。ジェシカ・チャスティン、今後の活躍が特に注目されている女優さんのひとりですよね。
だけど、そんなシ―リアを疎ましく、そしてミニーやエイビリーンを苦しめる悪キャラ ヒリーを演じるのがブライス・ダラス・ハワード。見事にキャラがはまってる。しかもあんな綺麗な顔でほんとに酷い言葉を発するから、余計に嫌な女![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
嫌な若奥様連中。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/b2/c2963fc322407e3d33dc64dc95d15719.jpg)
でも、ヒリーも実は分かってるんじゃないかな。ここまで黒人差別をする意味なんてない、って。ラストにエイビリーンにもある言葉を言われる。だけど、今さら変われないから貫き通すしかない、みたいな。だから、スゴイ嫌なキャラではあるんだけれど、ちょっと憎めないところはあるんだよね。
ほんとたくさんの人に劇場に足を運んでほしいなぁ、と思う作品。年齢層も幅広く、私が観たときは同年代の女の子たちから、親世代の主婦さんやご夫婦、またその一世代上の方までいろんな世代の方がいました。同じ世代の女の子たちの鑑賞後の会話で、「たくさん泣いたら、お腹すいたね~」なんていうのが聞こえてきたりして、なんだか嬉しくなっちゃったり(笑)私も正にそうだったので。そして、フライドチキンが食べたくなりました
(鑑賞された方なら分かると思いますが
)
これからGWにかけて、本年度アカデミー賞で話題になった作品が続々公開されますが(すでに公開されてる作品もありますが。)、その中でも
な1本です。
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製作年
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予告編
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【
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鑑賞したのは公開初日の3/31
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本年度アカデミー賞始め、賞レースでも話題になった今作。主演女優賞ノミネートでヴィオラ・デイビスとメリル・ストリープというのもあったので、やはり観ておかなきゃというのもあったし、物語自体も気になっていた作品。最近、海外の作品も原作アリのものが多いけど、こちらもそう。(最近、劇場鑑賞した作品はほとんど原作アリだったな。)そして、私は原作は未読
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
なんかね、ほんと観れて良かったなぁ、って純粋に感じた作品。黒人差別が描かれているけれど、作品の雰囲気的には決して重くはない。(それは予告を見ても分かるけど。)だけど、それが余計観ていて悲しくなってしまったりするんだよね。どうして肌の色が異なるだけで、こんなに酷い扱いをされなくてはいけないの?って。そんなに白人は特別なのか?って思う。それはアメリカに限らず、世界中の人種に関わることだけれど。もちろん日本人だってそう。だって、人間ってどんな人種であれ、みんな平等でしょ?肌の色なんて関係ないじゃん。だけど、いまだに世界には人種差別が存在する・・・。こんなに残酷で悲しいことなんてないよね。
そういうお話ではあるんだけれど、登場人物がハッキリしていて、いいキャラ、悪いキャラ、イジワルキャラ等、みんなそれぞれハッキリしているし、物語にちりばめられた様々なふせんもちゃんとラストまでに拾い集めてくれて、テンポもいいので、とっても観やすい。
ただ、私はちょっとラストが意外な感じでしたけどね。ちょっと切なくなったというか・・・。だけど、エイビリーンにとってはああいう選択をしたことで、人生の再出発になるのかなぁ、と。あとは、スキーターの恋愛云々は必要だったの?とはちょっと思っちゃったかな。別に恋愛を絡めなくても良かったのでは?と。
基本的には、この3人が物語の中心。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/7d/932708b1550270102620df6035544ea6.jpg)
スキーター役のエマ・ストーン、可愛かったなぁ。天パの設定で、本人もクルクル髪の毛は気にしているらしく、劇中でデートの際に矯正して綺麗になる、みたいなシーンがあるのですが、そんなことしなくてもクルクル髪の毛のままで十分可愛い。ジャーナリストになるべく一生懸命で、他の友人たちとは違って、エイビリーンやミニーに普通に接する主人公。とっても好感が持てるキャラ。
そして、メリルと賞レースを競い合ったエイビリーン役のヴィオラ・デイビス。正直なところ、私はメリルのオスカー受賞は妥当かなぁ、と思いました。賞レースではヴィオラ・デイビスが有利では?みたいに捉えられてたけど、実際観てみると、やっぱり演技ではメリルのサッチャー首相はとんでもなかったと思う(笑)まぁ、これは鑑賞された方それぞれだと思いますが。だけど、ヴィオラ・デイビスもスゴイ女優さんだよね。画面に登場した瞬間から、スゴイ存在感。どんな演技を見せてくれるんだろ?と期待せずにはいられない。
で、今作で何より私がいちばん感動したのは、やっぱりミニー役のオクタヴィア・スペンサー。オスカー受賞スピーチでも思わず泣いてしまったのだけれど、この演技にはオスカー受賞も納得。唯一、ちょっと笑わせてくれるキャラではあったけど、またそれが良かった。そして、そのミニーをメイドとして雇うことになるKYな奥さま(笑)シーリア役のジェシカ・チャスティン。この2人のやりとりがね、ほんとにあったかいの。スキーターとはまたちょっと違うタイプではあるんだけど、シーリアも黒人差別とか全然関係ないわ~っていうキャラ。というか、元々天然キャラ。だから、全然嫌みがない。
この2人を観てるだけで、ほっこり
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この2人にはほんと泣かされたなぁ。観客の共感を呼べるキャラのひとりとしてシーリアは描かれているそうですが、ほんとそうなの(笑)ミニーに下手ながらも徹夜でお料理をふるまうシーンのシーリアの可愛いこと。いつもは毒舌のミニーも思わず涙ぐんじゃう。とっても素敵なシーンです。ジェシカ・チャスティン、今後の活躍が特に注目されている女優さんのひとりですよね。
だけど、そんなシ―リアを疎ましく、そしてミニーやエイビリーンを苦しめる悪キャラ ヒリーを演じるのがブライス・ダラス・ハワード。見事にキャラがはまってる。しかもあんな綺麗な顔でほんとに酷い言葉を発するから、余計に嫌な女
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嫌な若奥様連中。
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でも、ヒリーも実は分かってるんじゃないかな。ここまで黒人差別をする意味なんてない、って。ラストにエイビリーンにもある言葉を言われる。だけど、今さら変われないから貫き通すしかない、みたいな。だから、スゴイ嫌なキャラではあるんだけれど、ちょっと憎めないところはあるんだよね。
ほんとたくさんの人に劇場に足を運んでほしいなぁ、と思う作品。年齢層も幅広く、私が観たときは同年代の女の子たちから、親世代の主婦さんやご夫婦、またその一世代上の方までいろんな世代の方がいました。同じ世代の女の子たちの鑑賞後の会話で、「たくさん泣いたら、お腹すいたね~」なんていうのが聞こえてきたりして、なんだか嬉しくなっちゃったり(笑)私も正にそうだったので。そして、フライドチキンが食べたくなりました
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これからGWにかけて、本年度アカデミー賞で話題になった作品が続々公開されますが(すでに公開されてる作品もありますが。)、その中でも
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今月半ばまでは全然時間がなくて(涙)。
きっとGWまではオスカー関連作は公開してるでしょうから、1本でも多く鑑賞出来たらいいですね。
私も観たい作品いっぱい。
公開中、または近々公開作でいうと『マリリン』、『アーティスト』、『SPEC』あたり。
『戦火の馬』は残念ながら、もうDVDかなぁ。