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日々の生活の中で印象に残ったあらゆる場面を大切に切り取っていきます。

『ペーパーボーイ 真夏の引力』

2013-07-29 21:06:24 | 映画
英題 THE PAPERBOY
製作年 2012年
製作国 アメリカ
監督 リー・ダニエルズ

ストーリー 1969年フロリダ、ある問題によって大学を追われた青年ジャック(ザック・エフロン)は、父親の会社で新聞配達を手伝うだけの退屈な日々を送っていた。ある日、新聞記者の兄ウォード(マシュー・マコノヒー)が、以前起こった殺人事件で死刑の判決が出た人間が実は無罪かもしれないという可能性を取材するため、実家に帰ってきた。そしてジャックは、兄の手伝いをすることに。取材の過程で死刑囚の婚約者シャーロット(ニコール・キッドマン)に出会ったジャックは、彼女の美しさに魅了されてしまい……。

キャスト ザック・エフロン,ニコール・キッドマン,マシュー・マコノヒー,ジョン・キューザック,メイシー・グレイ,デヴィッド・オイェロウォ,スコット・グレン,ネッド・ベラミー他

予告編


オフィシャルサイトはこちら



 個人的評価【まぁまぁ

ダメダメ 微妙・・・ まぁまぁ(3が基準) あともう一歩 完璧



 いや~、重い・・・。レイトショーで鑑賞して帰ったら、なんかよりどーんと気持ちが沈んじゃうようなそんな感じ。

 リー・ダニエルズ監督の『プレシャス』は未見ですが、キャスト陣に魅かれていたので、時間が合えば鑑賞したいなぁと思っていた1本ニコール・キッドマンのキャラ、演技が公開前から話題になっていて、ニコールも今作で今年のゴールデングローブ賞の助演女優賞にノミネートされていましたが、私は『イノセント・ガーデン』同様、内容をほとんど知らないまま鑑賞。だから、余計衝撃は大きかった

 これ、実話を基にした物語なんですよね?原作はアメリカではベストセラーになったということですが、いや~、こういう事件、そしてこの事件に関わる人間たちがなんかもう怖い。とりあえずザック・エフロン演じるジャック以外はみんな普通ではないよね。


 大学中退し、実家の新聞配達を手伝う青年ジャックにザック・エフロン

 

 ファンの方には申し訳ないのですが、どうも私はザックを見ると眉毛ばかり気になってしまって、お話に集中出来なくなってしまうのよね。昔の松潤と近い感じ。あの強調された眉毛がどうもダメででもメイシー・グレイ演じるアニタとの関係はなんだか良かったなぁ。時代背景なこともあるけれど『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』をちょっと思い出しました。


 ジャックの兄で事件の真相を突き止めるために田舎に戻ってきた新聞記者ウォードにマシュー・マコノヒー

 

 私、たぶんマシュー・マコノヒー出演作ってほとんど観たことないんだよね。なので、常に身体を鍛えている、っていうイメージしかない(笑)あとはサンドラの元カレ。別れても家族ぐるみで仲がいいんですよね、サンドラとマシュー・マコノヒー。ただなんとなく容姿からしてなんか隠してるよなぁとか思ったら、やっぱりそうだった。私はあのモーテルでの一件でてっきり死んじゃうかと思っちゃったんですけど、なんとあんな瀕死の状態から復活。でも、結局最後には弟をかばって・・・。


 シャーロットの獄中の婚約者で、事件の鍵を握る死刑囚ヒラリーにジョン・キューザック

 

 いや~、個人的に久々にジョン・キューザックを観たのですが、なんか随分容姿が変わったなぁ。役作りなの?なんかずいぶん太った気がするし、髪の毛も・・・。角度によってはあんな髪型されると、ニコラス・ケイジに見えてしょうがなかったよでも、最終的にはいちばん怖かったなぁ、このヒラリー。最後の最後で本性をあらわした。刑務所を出てからのシャーロットに対する異常なまでの愛情表現。観ていてちょっと目をそらしたくなっちゃったよ。でもシャーロットは彼に従うしかない。うーん、ここでジャックが助けてくれたら、シャーロットだってもしかしたら変われたかもしれない・・・。


 獄中の婚約者ヒラリーの冤罪を証明するためにウォードに調査を依頼し、ジャックが夢中になる謎の女シャーロットにニコール・キッドマン

 

 こんなにメイクで変わるのかってぐらいビックリしたニコール・キッドマン。ほんとに最初は誰だか分からなかったよ。あんなに完璧で美しい人でも目元を特に強調したケバいメイクとウィッグをするだけで別人。あっ、だけど後半ウィッグを外し、ほぼノーメイクに近い疲れ切ったシャーロットはちょっとシャーリーズ・セロンに似てたなぁ。まぁ、評判通りニコールはほんとに凄かった。ニコールってオスカー獲ってから数年は作品になかなか恵まれなくてキャリアも下降気味だったけど、ここ最近はもうそんなの過去の話ってぐらいに、とにかく幅広い役柄を演じ、またそれがちゃんと評価されてる。ただね、ちょっと最近癖のある役柄ばっかりなので、次は久々に美しい普通のニコール・キッドマンを作品で観たい(笑)


 今夏はひと夏の体験とか成長とかっていうのが、日本では流行りなんですかね?『真夏の方程式』の恭平くんも『モンスターズ・ユニバーシティ』のマイクも(ちょっとこじつけかも知れないけど。)成長する。今作もいわばジャックのひと夏の体験。うーん、でもジャックにとっては忘れたくても忘れられない夏だろうけど、あまりにも残酷で悲しい夏だよね。私だったら忘れたい夏かもしれない・・・。

 物語が結構残酷でグロいシーンも多々あるので、本作はR15指定。なので、皆さんにとはいえませんが、キャスト陣の迫真の演技は見物。

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