The Tsinghua Way !! (中国MBA報告)

中国北京の清華大学で06年9月より奮闘した知られざる中国MBAの体験記。08年7月に卒業しました!

卒業後の漠たる不安

2007-12-26 | ひとりごと
07年も終わりに近づきつつある。翌年08年は北京五輪の年。08年7月には無事行けば清華大学IMBAを卒業し、また働き始めることとなる。今月あたりから交換留学で海外に行っていないクラスメート(主に中国人学生)を中心に、就職活動の面接が活発化してきた。清華大学IMBAであればさぞかし企業からの引き合いが多いだろうと思っていたが、どうも採用企業とMBA学生の間でうまくマッチングしていない。IMBAを卒業する学生側はやはり金融やコンサルティング業界で働きたいという人が多いようだが、企業側からすると経験者を優遇しがちで、エンジニア等の未経験者は敬遠される傾向にある。金融やコンサルティング業界以外の企業からであれば事実引く手あまただが、給与等の雇用条件でなかなか学生と折り合わない。それゆえ金融やコンサルティング業歴者でIMBAを卒業見込みの人が既に高待遇での就職が決まっているという状況が起きている。

これは中国人学生の話。留学生で企業派遣生でない人は多種多様。韓国人の非企業派遣生はやはり韓国の大手企業への就職を目指しているようで、先日も大韓航空を辞めて勉強しにきた学生が某韓国企業に就職活動の面接に行ってきたという話を聞いた。比較的有利に進めているのが外国籍華人。特に中国(台湾を含む)で生まれ育って中国語が何不自由なく話せるうえに、欧米で大学を卒業した経歴を持つ学生は余裕の表情。欲すればどの企業でも働ける。ただ同じ外国籍華人でも中国語がネイティブ並みに話せない学生は、ハンディがあるようだ。欧米から来た非華人の学生は中国の将来性にかけて勉強しに来た人が多く、中には自分で既に起業している人もおり非常にユニーク。

私は日本人の企業派遣生ということで超特殊。半年後の自分の姿を最近イメージすることが多くなった。これまでの経歴と自分の持つ比較優位、そして自分のやりたいことから企業に戻ってからのことを考えるが、私のコミットメントとは別にどこまで企業側が中国にコミットメントしていけるだろうかという不安がよぎる。中国のMBAを卒業する学生をどのように使っていくのか、企業側もまだ経験したことがないことだけに手探りだろう。そういう意味でやはり私から企業側に積極的に提案していくことが求められると感じている。詳細については公開できる範囲で追々話していこうと思う。


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2 コメント

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Unknown (SUSIE妹)
2007-12-26 22:26:54
言うのはただですから。アメリカのことわざに「ぎーぎーうるさいタイヤほど、良く油をさしてもらえる」というのがあるそうです。人生の長い時間を費やす仕事ですから、人事(主張)を尽くして天命を待つのに賛成です。
企業内起業ってのもありでは???
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Re: Unknown (imaaan)
2007-12-27 00:49:18
現在次の一手を考えている最中。。この年末年始はじっくりと考える期間になりそうです。
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