新光三越の北京店が4月19日にオープンし、先週末早速行って来た。場所は北京CBD(Central Business District)の東にある大望橋の北東角。SOHO現代城の斜め向かいといったほうが早いかもしれない。北京ではここ数年でカルフール、セブンイレブン、イトーヨーカドーといった流通大手が進出してきたが、本格的な外資デパートがなかった。太平洋そごうが北京店を持っていたが、中の生鮮食料品スーパー以外は全くやる気のない作り。そんな中で新光三越には期待していた。
一階には定番のブランドショップ、地下一階にはデパチカがあり、美味しいパンやジェラードまで売っていて感動した。10年前の中国では考えられなかった水準である。入っているテナントは台湾+准日本連合軍という様相。台湾勢では鼎泰豊(ティンタイフォン=小龍包)や一茶一坐(イーチャーイーツォ=中国茶を中心とする喫茶)など。「准日本」という意味は日本ブランドを引っさげてアジアで活躍している企業で、味千ラーメン(ラーメン)やビアードパパ(シュークリーム)など。これまで客を客とも思っていなかった中国のサービスに慣れた自分にとって、日本並みのサービス水準が享受できる店ができたことが何よりも驚きだった。
三越は日本では老舗中の老舗だが、新光三越という日台資本となることで若返り洗練されたように思う(新光グループは台湾で化繊・生保・銀行・流通を手がける企業グループ)。今回新光三越が開店した「新光天地」はこの台湾の新光三越と中国現地の華聯集団との合弁。三越にとっては孫会社にあたるわけだが、日本のサービスのいい点がうまく中華スタイルにアレンジされて醸し出されている感じがする。デパートでは93年に伊勢丹が進出した上海がやはり中国の先頭を走っているが、今回の新光天地の開店で北京のデパートもやっと上海並みの水準に差し掛かったのではないかと思える。
一階には定番のブランドショップ、地下一階にはデパチカがあり、美味しいパンやジェラードまで売っていて感動した。10年前の中国では考えられなかった水準である。入っているテナントは台湾+准日本連合軍という様相。台湾勢では鼎泰豊(ティンタイフォン=小龍包)や一茶一坐(イーチャーイーツォ=中国茶を中心とする喫茶)など。「准日本」という意味は日本ブランドを引っさげてアジアで活躍している企業で、味千ラーメン(ラーメン)やビアードパパ(シュークリーム)など。これまで客を客とも思っていなかった中国のサービスに慣れた自分にとって、日本並みのサービス水準が享受できる店ができたことが何よりも驚きだった。
三越は日本では老舗中の老舗だが、新光三越という日台資本となることで若返り洗練されたように思う(新光グループは台湾で化繊・生保・銀行・流通を手がける企業グループ)。今回新光三越が開店した「新光天地」はこの台湾の新光三越と中国現地の華聯集団との合弁。三越にとっては孫会社にあたるわけだが、日本のサービスのいい点がうまく中華スタイルにアレンジされて醸し出されている感じがする。デパートでは93年に伊勢丹が進出した上海がやはり中国の先頭を走っているが、今回の新光天地の開店で北京のデパートもやっと上海並みの水準に差し掛かったのではないかと思える。