青い食べ物を見ると食欲がなくなるように、色と物とが組み合わさると、人の深層心理に働きかけてある影響を及ぼすことがあります。
その中でも代表的なのが健康にいいとされる「赤いパンツ」。一体なぜ赤いパンツが体にいいの!?
■赤い色を見ると、人は体感温度があがる
「赤」といえば熱の色。ハートや火を絵で描くときに赤を使う人が多いように、「赤」は熱いもの、温かいものをイメージさせる色です。
なぜ熱いもの・温かいものに赤を使うのかというと、これはイメージとしてだけではなく、実際に赤い色に全身を包まれたときに人は温かさを感じるからなのだとか。
その体感温度は青や紫等の寒色系の色に対して3度高いそうです。
このことを調査したのが、元東洋大学教授の野村順一氏です。赤い部屋と青い部屋のそれぞれに目隠しをした被験者に入ってもらい、血圧や脈拍、温度の感じ方、筋肉の緊張度を調べてみたところ、それぞれの部屋に入った人の間には違いが生じ、特に赤い部屋に入った人の方は青い部屋に入った人よりも血圧が上昇し、呼吸数や筋肉の緊張度があがったとか。
また体感温度も3度の差があったそうです。
赤を見ると熱やハートをイメージする人が多いのは、実際に筋肉が緊張することで体温が高くなるのを感じたり、血のめぐりが良くなったように感じるからなのかもしれません。
■パンツが赤いと、なぜ体にいい?
赤いパンツは、東洋医学で気が発生するといわれる場所、「丹田」という場所を温めるため体にいいと言われています。
上記の実験では目隠しをした状態の人が、赤い部屋に入って実際に体感温度が上がったと感じるように、赤には直接それを目にしなくても何らかの体を温める作用が、もしかしたらあるのかもしれません。
赤いパンツがもしおなかを温めてくれるなら、手足がポカポカ温かいにも関わらず、体の芯は冷え切っている「内臓冷え」の方にお勧めかもしれません。
内臓冷えタイプの方は、ぜひものは試して一度試してみてはいかが?
赤パンツ健康法は民間療法ではありますが、あながち全く効果がないとは言い切れない様子。
気になる方は、ぜひ一度赤パンツを手に入れて実践してみてください。