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サッカー日本代表ー①

2013-01-07 09:04:01 | 教育
世の中で活躍している人たち、ノーベル賞受賞者、トップアスリート、音楽家・・・。
将来わが子もそんな立派な人たちの仲間入りをしてほしい。
いや平凡でいいから「心優しい」ひとになってほしい。
親というものは、わが子に対して何らかの願いを意識的無意識的に抱くものだと思う。
私がそうであったからそう思うのかもしれないが。

「三つ子の魂百までも」、
三歳までが重要でこの時期を逃すと、せっかくの能力が日の目を見ないままになってしまう。
「赤ちゃんは天才」とばかり、
「能力開発」「能力育て」に躍起になったのを覚えている。
もちろん、「能力開発」と同時に「こころ」の成長にも人一倍気を配ったつもりでもあったが。

しかしながら、とことんやってみた人間として
「ボタンの掛け違いをしてしまった」といま反省している。
その反省について、
わかり易い例として、トップアスリートその中でもサッカー日本代表の選手たちを例に挙げて考えてみたい。

思い浮かぶ選手たちは、
「長友」「本田」「香川」「吉田」「今野」「遠藤」「長谷部」「前田」「内田」「川島」「岡崎」「清武」・・・。
万といるトップを目指すプレイヤーの中で、なぜ彼らがトップの位置にたどり着けたのか?
果たして秀でた「才能」「能力」が絶対条件としてもともと彼らに備わっていたのか?

それについて本人たちにインタビューしてみると、
皆口をそろえて「才能」「能力」が秀でていたことを認めないどころか否定すらしている。
彼らの成長をつぶさに見てきた中学時代、高校時代の監督やコーチたちの証言の中にも、
「長年やっているが、あれほど練習した人間はあとにも先にもない。」であったりする。

こんなことを言ったあるフォワードの選手もいる
「俺は、短距離を走らせたらビリから一、二番」。
世界屈指のクラブに所属する「長友」、サイドバックの選手、背が低い、
バックの選手でありながら背が低いというのは決して能力に恵まれているとは言えない。
「本田」、攻めのキーマン、だが決して短距離が速い選手ではない。
膝に致命傷すら抱えている。
「香川」、見ての通りフィジカルが強い選手では決してない。

その他、上記に挙げた代表選手たちの身体「能力」的な部分を見ると、
これぐらいの能力の選手はざらにいる。
もっと優れた能力の持ち主も他にはいくらでもいる。
ではなぜ、彼らが選ばれし人になれたのか?

次回そのことについて考えてみよう。