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飲み屋のオヤジのひとりごと

金沢の居酒屋のオヤジが近江町市場のことや料理。ちょっときずいたことなどを書いていきます

冬の到来

2006-11-16 01:10:01 | 料理人の雑感
今、金沢は雨が降り続いています。
ついさっきまで、が鳴っていました。
いよいよ冬到来でしょうか?
雷は普通、ピカッツゴロゴロと空から雷光が光ってきます。
冬の北陸の「鰤お越し」と言われる雷は、横に雷光が走ります
今日の雷様は忍者のごとく、横走りをしていたそうです。

恒例のイルミネーションが街を彩り始めています。蛇のように巻き付かれた装飾灯が光っていました。夜の街がライトアップされて、冬の訪れを感じさせます。
そろそろ兼六園の雪吊り始まることでしょう・・
幹線道路では、融雪装置の試験で水の噴水が見られ始めます。
北陸の冬の到来を告げる風物詩です

さーて、帰っておでんをつつきながら、燗酒でも飲んで暖かい布団に潜り込みましょうか・・

気を入れなおして

2006-10-19 01:34:39 | 料理人の雑感

只今自己嫌悪中。
ここ2・3日ちょっと店の方が静かです、そんな訳でもないのですが(そんな訳かな・・)

今日(正確には昨日)閉店前にお料理のラストオーダーを通させていただくのですが、最後に「鯖寿司」がオーダーされました。
そして、その最後のお客様が帰られてお料理が下ってきました。
最後の「鯖寿司」が半分残っています。
我々は、お客様が残されたのが何故なのかとても気になります。
残された鯖寿司を1口食べてみました。
「・・・・」
口の中に鯖の繊維が残ります。

鯖の薄皮を取り忘れたのでした。
初歩的なミスです。

「今日は暇なのだから、早く店を閉めてしまいたい」
そんな気持ちが何処かにあったのだと思います。
店のトップとしてあまりにも情けない仕事をしてしまいました。
召し上がったお客様は、もう「鯖寿司」は注文してくださらないでしょう・・
もう店には来て下さらないかもしれません。

トップがこんなに気が抜けていては、お客さんも来て下さる筈がありません。
「初心わするべからず」気を入れなおして明日から頑張らなくては!!


飲まなくなりましたね・・

2006-10-13 15:30:43 | 料理人の雑感
今日の金沢は、雲ひとつ無い晴天に恵まれています。
市場の方も、沢山の秋の味覚であふれています。
人もかなり沢山出ていましたが、飲食関係の人の買い物は私も含めて買い控えです

飲酒運転の取締りが厳しくなって以来、飲食関係の売り上げはがた落ちです。
業界の新聞などを見ても「焼き鳥屋チェーンが定食を始めた」とか、「業態転換を図る居酒屋チェーン」などの記事が見られます。

私の店でもお客さんが減っています、それ以上に、飲むお客さんが少なくなりました。
それに、ノンアルコールを飲むお客さんも増えています。
店に来られて、オーダーを取ると最初から「ご飯セット」を頼まれることもよくあります。こうなると、飲み物は「お茶」・・・
食事のお客さんですから料理がちょっと遅くなると催促されます。
飲まれるお客さんは、飲みながら待っていただけるのですが、食事のお客さんはそうはいきません。それほど忙しくも無いのに調理場はてんてこ舞。

新聞に、「お寺や神社が行事にお酒を出さないことを決めた。」と言う記事が載っていますが、お酒を酌み交わすことによって親睦が深まったり、絆が深まっていくのではないでしょうか。

勿論、飲酒運転はいけませんが、ここまで来ると異常な気がします
身内の不祥事から、かえって空威張りしているのではないかと穿った考えを持ってしまいそうです・・・


美味しいお寿司を中国で食べるツアー

2006-10-04 15:49:32 | 料理人の雑感
先日の地元紙に「石川の鮮魚中国に輸出」と言う記事がありました。
ここのところ、サゴシ(柳鰆の幼魚)が、大量に市場に入荷していましたし、トロ箱1ぱい500円などの値段がついていました。
この値段では、漁師さんのガソリン代にもなりません。
そのサゴシを、経済成長に伴って広がる中国人の「魚食ブーム」で販路拡大を図る、と言うものでした。

つい数年前までは、中国から大量の「安い魚」が輸入されていたのですが、立場が逆になってしまいました。
国内の魚価の低迷や、漁業の近代化によって群れごと捕獲してしまう、などの原因もあると思いますが・・このまま中国に世界の魚が集まって「美味しいお寿司を中国で食べるツアー」なんていうのがJTBから発売される日が、何時の日か来るかもしれません・・・・

ミサイル

2006-07-06 15:45:20 | 料理人の雑感
梅雨・・という感じのここ数日です。

北朝鮮が、ミサイルを発射しました。
7発も・・
着弾したところが思い通りの場所なのか、失敗なのかはわかりませんが、海で漁をしている漁師さんにとっては、生死にかかわる1大事です。
板子1枚に命がけの漁師さんにとっては「それも運」・・
水産学校の演習船も、帰港したそうですが海を挟んだお隣さんには本当に困ったものです。国が悪いんではなくて馬鹿将軍様のせいだということはわかっていますが・・

着弾した辺りは、暖流と寒流が行き違う不連続線。
海の恵みの豊かなところだと思います。
もし、汚染物質でも流れ出したら・・・
そう考えると・・・
人間の身勝手さがこの豊かな自然を、また一つ壊してゆくのでしょうか。