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トマトにサルモネラ 食中毒で気になるGAP制度

アメリカで、トマトからサルモネラ、140人以上が食中毒、、マグドナルド、サブウエイと、とまと使用自粛、、のニュース

一部の品種にサルモネラが、、ということらしい。

そこで、気になったのが、GAP。
EUでも我が国でもGAPを推進しているが、アメリカはGAPに対しては冷淡。
このデリカシーには無縁のようだ。

たとえばマグドナルドは、工程管理HACCPはしっかりしている。
農産物を購入する際に最も労力のかかるのは原料搬入時のチェック、、だが、、通常HACCPの管理では「自分の責任で対応できる所を、Critical Control Pointにする」管理が行われている。
当然のことだが、畑での管理は、対象になっていない。
GAP制度は、それを農業生産者自らが行うというもの。

簡単に言えば、農家が食品安全のマニュアルを作成し、マニュアル通り実施したかどうかを記録し、それを保管し、それを、認証する仕組み。
認証団体には、JGAPやユーロGAPなどがある。

結構大変なのだが、これをやらないと、いくら、マックが自分のところだけ真剣に、衛生管理をしてもはじまらない。
仕入れる農産物の安全が保証されてはじめてその後の工程のHACCPも意味を持ってくる。
これ、輸入農産物にも当てはまる。中国、韓国、東南アジア等、では、GAPをやらないと、日本への農産物輸出もままならない。だからGAPは、日本への輸出国で取組が活発化している面もある。

食の安全のためにはこのGAP基準の国際的なすりあわせが重要となる。
EUは、我が国との基準すりあわせをしたがっている。
我が国も国際スタンダードに協力した方がいいと思う。

アメリカではあまり取り組まれていないのだが、今回はそれが露呈した感じもしないでもない。しかし、一部の品種だけにサルモネラ、、というのでまた違った問題なのかも知れない。
情報がまだ無いので軽々な判断はできないが、アメリカは、どうも乾燥地帯にあるせいかBSEにしても食の安全にはあまり関心が高くはないようだ。
韓国で、アメリカ産牛肉の輸入問題で、政権が転覆しそうな状態になってるのも、行き過ぎとは思うが、、しかし、アメリカの無関心、、KYにも困ったものだ。

日本はこれから梅雨どき、、食中毒には注意しよう。

それにしても一昨日の番組、「たけしのそこが怖いよ、、食中毒」の番組作りは安易すぎるのでびっくりした。
スタジオに集まったタレントの家のまな板の細菌を調べ、あなたのは危ない、そうではないといった番組、、ちゃんとした食中毒に関する番組を作って欲しいものだ。
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