今日の一貫

瀬峰町(宮城県栗原市) 瀬峰農場というコンセプト

16日夜半から少々体調わるし。
どうにか新幹線くりこま高原駅で下車。栗原市瀬峰に行って来た。
「瀬峰農場」というキャッチフレーズが新鮮。
この農場、販売組織だという。
50戸近い農家と生産組織のグループからなっている。

おしむらくは販売のビジネスモデルが未だ不明確。
皆元気が良くて前向きなのだが、ビジネスは仕組みでするもの。

とはいえ、プロダクトの仕組み作りには熱心に取り組んでいるようだ。循環型農業推進会議なるものを作り、耕畜連携による、良質農産物作りに精を出している。
この取り組みには熱心。

この取り組みが何のための取り組みなのかが、なかなか表に現れていない。
良質農産物の生産、のためだろうが、それは売れて始めてわかるもの。
全体としてプロダクトアウト型の取り組みといえよう。
せっかく、生産基盤が整備されつつあるのだから、この辺で、マーケットinに転換すべき時。私が呼ばれたのも、その様な意識が皆にあってのことかもしれない。

だがこれは至難の業なのだ。
東北地方には、いいものは作れるが、販売は困難というところが結構ある。
販売にはそのためのメインスタッフが必要なのだが、その確保が農協だとか、あるいは、いないとかいって、なかなか成功に至らない。
「営業」という言葉は、今まで農業界にはなかった概念。
しかし、今の農業に最も必要な考え方なのではないか。

この、講演で、河北新報の「集落起業」の事を取り上げた。
起業は「生活と隣人を大切にしようとする中からの気づきと発見の中にある」
大泉の持論。
また農村にはフォローの風が吹いている。
社会が、理性・工業化社会から、感性・成熟消費社会へ移っているから。
これも持論。

あとは成功のためのビジネスの仕組みを作るだけ。
これが難しい。誰か一人が突出して行動しちゃえばそれでいいのだが。
成功した者をまねようではないか。
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