今日の一貫

週刊 東洋経済 『農業は成長産業に変えられる』の紹介記事

週刊「東洋経済」2009年7月11日号
140P、新刊新書サミングアップでご紹介いただいている。
感謝。
4分で4冊という、ひっじょうに手っ取り早いコーナー。

この週の4冊は、ほかに、川崎健先生の「いわしと気候変動」岩波新書、外岡立人氏「豚インフルエンザの真実」幻冬舎、瀬古浩爾氏の「負けない」ちくまプリマー新書とご一緒。
最初の三つは、農業、鰯、豚といずれも1次産業関連なので、編集部そうした選択をしてみたのだろう。

ところで、2番目の川崎健という先生、もしあの川崎健先生なら、御年80歳ぐらいではないのだろうか?傘寿を過ぎてるはずだ。
私が知ってる川崎健先生とは、東北大学の農学部長だった人で、私が助教授のころの学部長で、年齢差は20歳以上あったはず。

サンマの漁獲予測で有名な先生で、秋口になると、今年のサンマの漁獲予想が東北海区研究所で、、、などといって出てきていた漁業資源管理にうんちくのある先生だ。それが、鰯の本を書いている。
鰯もサンマも沿海もの。
紹介記事によれば、鰯が減ったのは、乱獲もあるが、海流によるという。
だから世界で管理を、と主張を展開されているので、おそらくあの川崎先生なのだろう。
その先生が、本を出すとは年齢からいって驚きでもある。
是非買って読んでみよう。

海流問題には、気候や環境問題などと同じわわけのわからなさがある、
川崎漁業資源管理は、日本の漁業権などに関してはどう触れているのか?
権利問題が課題と私などは考えるのだが、、、、おそらく先生の主張は漁業権は維持なのだろう。


ところで、週刊東洋経済ご紹介の「日本の農業は成長産業に変えられる」は以下の通りです。

大泉一貫著

新書Y/洋泉社 798円
 従事者の6割が65歳以上、
毎年1500億円の農業生産
額が減る一方で輸入農産物の
横溢、減反にもかかわらず輸
入されるミニマムアクセス米
……。明らかに衰退している
ように思われる日本の農業が
本当に再生できるのか。
 農業は戦後、閉鎖的保護主
義的になりすぎたために衰退
していったと農学経済学者の
著者は判定する。農業を成長
産業にするためには、生産制
限から生産拡大への政策転
換、ビジネスとして通用する
生産体制の構築、それを可能
にする前向きな制度改革が必
要不可欠だと指摘する。
 食糧供給基盤を拡充するこ
とは、日本にとって大きな課
題である。日本の農業および
農政の改革案を提言した「農
業成長産業論」。
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