今日の一貫

実は農地改革は抜本的農業改革にはならない、、と思う。

農地の所有と利用の分離をすることによって農業の国際競争力を付けよう、これが、今の農政課題となっています。
これはこれとして真剣に考えて欲しいものと個人的には強く思っています。
しかし、だからといって日本農業の構造改革が進み、農業の競争力が付くかとなれば、それはそうではないとも思っています。

農業の問題は、民の力による技術革新がないという点です。
もっと言えば、生産関数の残余、人的ノウハウ等の技術革新部分がマイナスになっている点です。
技術革新が農業経営者からでてこなければ日本農業の再生はないと思っています。

担い手への農地集積は北海道が先進地ですが、北海道の農業は、生産作物の特殊性から、あるいは規模に依存しすぎた構造から、必ずしも競争力の強いものになっているとは言えません。

政府が官掌している作物が多いからです。民のイノベーションがないからです。
だから農業経営者を育成しなければ、、、と言い続けているのですが、、、農協は、担い手育成と称して、兼業農家的集団を担い手だと言い続けて農政の主流にしてしまいました。

次の農政課題はこの辺にありそうですね

コメント一覧

酪農生活100
http://blog.goo.ne.jp/stusic/
 企業が参入することで、小作料が下がる事を期待します。同時に、農地銀行に預けると税金が免除されるというような、貸し手への優遇策も整備されるとよさそうですね。
 農業と大学・研究機関の連携の無さは、就農して改めて感じています。普及所は、補助金の窓口なだけなように感じますし。
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