今日の一貫

改革には「うまし期間」が必要

地方分権改革で先陣を切った北川知事の話は実に興味深かった。
「うまし期間」とは北川さん関西弁を使ってるので、東北人の私にとってはなじみがない言葉だが、話のコノテーションからいってどうやら「熟成期間」マーブリング期間を意味しているようだ。


およそ次のような内容。
①選挙はやりたくなかったが、岡田克也が選挙はやるべきと原則論で騒いだために選挙になった。しかし選挙になってよかったと思う。県民に選出された自分というものができた。民主主義を考える上では原点だ。

②県庁行政を納税者主権に変えるために、様々な改革を行った。(この成果はよくいわれているところ)

③率先して改革をしてきたが、二期目になって、財政課長から、少し休めといわれた。結果、私が出なかったのがよかった。
矢継ぎ早の改革で、人心がついてこない。ついてくるためにも職員一人一人が自分の改革としてとらえる必要があった。
それがこの期間にできた。
改革で突っ走り続けることも重要だが、改革疲れもある。
一人の考えが組織に定着して、組織員が各自のものとしてもらうには、『うまし期間』が必要、、というもの。

確かにそうだ、と感心して帰ってきた。
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