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Ride Motorcycle

趣味のバイクとの日々を綴っています。

NS50R 集中工事 (2)

2012-11-24 00:40:00 | HRC NS50R
OHキットを買いました。
ホント50クラスは経済的にニンマリですよね。


これらを問題なければ、慎重に組み込んで終了です。

そうは問屋が卸さない(汗)

バッチリ歪んでいます、シリンダーヘッド。
規定値0.1mm以下に対して、0.16mmとは・・Oh my god!!!


シリンダーもエキゾースト側に歪が見られます。
規定値0.1mm以下に対し、0.16mm
高温側は、ヒートサイクルの繰り返しで歪みやすいのでしょう。
これで冷却水の微小漏れの原因が分かりましたので、良かった。


ヘッドとシリンダトップ側を、定盤上で面研磨。
地道に8の字を描きます。
これは忍耐作業ですわ。


研磨粉が残ると、早期摩耗を引き起こす原因になりそうなので、洗油で洗浄。
昔、洗油は軽油を使うと雑誌に書いてあったのを鵜呑みにして、軽油でやったら臭いのなんのって、、、雑誌は信用できないなぁと、若しイケピーは心に刻んでいます(笑)
なので灯油でゴシゴシ。


吸気側ピストン側面。
ザックリ傷が入っています。
ポートの角に当たっている様相です。
面取りしてないのかな?


EX側。
これもザックリ傷が入っている・・・


吸気側のポート部。
確かにカドが立ってますね~。


EX側ポート部。
もう一段、浅い角度での面取りが欲しいところです。
折角の新品ピストンが、もったいないですから。


吸気側、EX側共にHRC指示値を参考に、2段階の面取りを行いました。
最後に細目のペーパーで仕上げて完了。


ピストンリング溝、スカート部など、各カド部を糸面取り程度に平滑化します。
これで大分耐久性が上がるのかなと、淡い期待を。

トルク管理が必要なところは、ボルト&ナットをサラいます。

トルクが高いところは、例外なくねじ山が痛んでいて切粉が出ます。
修正後は洗浄を行い、アンチシーズを塗布して組み付けです。


何とか形になりました。
歪の原因を排除し、均一にガスケットが当たるように段階的にトルクを掛け、3回に分けて組み付けます。

以前自分の手トルクを掛かってみたら、意外に指示値に近かったのですが、基本的に自分は信用できないんです(笑)

なので、トルク指示のあるところ(設計上の締結力が要求される特に重要な部分と、ガスケットが存在し均一な締め込みが必要な部位)は、トルクレンチで締めてます。
僕はいい加減なB型なのですが、一部神経質なところがあるので、お守りみたいなものでしょうか。


なかなか終わらないなぁ・・・


NS50R 集中工事 (1)

2012-11-17 23:02:00 | HRC NS50R
エンジンのメンテは勿論でしょうが、車体周りをあまりメンテしていなかったので、やっておくことにしました。



TTSのスタビライザ。
めねじが浅いので、ねじ山を舐めやすく、1/4ケ所がNGだったためヘリサート加工することにしました。

ストックはもう少しメネジの有効長さが欲しいところ、あと5mmもあれば相当良い線なんですよね。
念のため4ヵ所すべて加工します。
着脱が多い場所なので、心配の種が減りそうです。



武川のリコイルキットは、パイロットタップがついてくるので、失敗リスクがかなり低減すると思います。


エンジン点検の為、チャンバーを外そうとすると、センターステーのボルトが死んでる!
あ~ぁ、切断工具も入らないところでやってくれるなぁと・・

で、ナットブレーカー(ナットスプリッター)でナットを壊して取り外すことにしました。
工具のねじ山には、結句な力が加わりますので、ロータープーラ同様にモリブデンペーストを、使う前のねじ山に塗布しておきます。


フランジナットでしたので多少苦労しましたが、思ったより簡単にナットを喰い切りました。
反対側も同様に切り込んで、取り外し易くします。


取り付けの最、座面が悪くトルクを高めたことに加え、振動が激しくかかるのでダメになったのでしょう。
次回はボルトの強度を上げて、締結トルクも稼げるようにする予定です。
現在はたぶん強度区分4.8とかなので、8.8もしくは10.9程度のものを使ってみます。
ナットより弱いのはイカんです。

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海外製の安いのは、ナットじゃなく工具自身が壊れる!ものがあるそうで、国産の有名どころを買った方が、”安物買いの銭失いスパイラル”に陥らなくて済みそうです。

ラジエターが外れないし、変な感じ?

時空が歪んでる(笑)
何かがぶっ刺さってる(汗)
コアは直せなさそうなので、これは中古に交換予定。

ピストン様ご登場

肩落ちもなく、裏側の過昇温もなかったようでホッとしました。
いつも薄目かなと思ってたけど、引っかからないで回るセッティングで正しかったぽい証拠が取れたので、これは収穫。

オイル混合比も薄目だったけど、これで少し安心です。
もう少し湿った方が良いのかもしれませんが・・
すると60:1→55:1位が良いのかな
いやいや、オイルは十分付いているからガソリンの量で調整するのを先にした方が良さそう。
オイルじゃパワーに結びつかないし。

相関を見るため、この状態でプラグの焼け具合を記録しておきます。

気持ち薄目かもしれない。

けど吹き抜けの兆候があるし、小キズも入っているから交換しよう。
1シーズン以上酷使したから。
上手い人はもっと高頻度で交換するのだろうか・・・

念のため寸法データ取っておこう。

シリンダーは、、大丈夫でしょう。

ポート付近は少々傷があるけど、購入したときにあったキズが深まっている様子もないし、キリがないですから。

と、時間を見つけて少しずつ進めていきます。

最後にヘッドガスケット

微小漏れしてるっぽいな、冷却水からわずかにガソリン臭と着色があったし。
平面(歪み)も確認しておこう。


LL220第4戦

2012-10-08 23:39:00 | HRC NS50R
前日に急きょ車両のメンテナンス。
とりあえずパートナーに怪我させてはいけないと、タイヤの入れ替え、各部増し締め、更油、キャブレターOHと、天気予報ベースでキャブセッティング。
ブレーキも問題なし、吹け上がりまずまず。

時間に余裕がない時はミス率が高いので、不要不急な分解整備は今回パス。

2ヶ月ぶりのツナギは心持ちゴワつく感じがしますが、体も気分もちょっと硬いかな。




今回は、サーキットでお世話になっているバイク会の方が、17インチで参戦された。
ライダーは実戦経験豊富な方なので、久しぶりに緊張感と高揚感が同時にやってきた。
やはり同じ車種、速いライダーの方々とのレースは楽しい。

途中2回ほど転倒トラブルがあったものの、2位に滑り込むことができた。

次は最終戦。
良い結果を出せるよう、万全を尽くしたい。


LL220第3戦

2012-07-02 23:58:00 | HRC NS50R
7月1日
この日は朝からどんよりした空模様。
肌が妙に涼しく、遠くの空が時折多少明るくなるも、簿妙な塩梅です。
いずれにせよ、17インチはストリートタイヤしかほぼ選べないようですから、カッパの使用だけは避けたいと、雲の上のお日様に祈ります。



本日はワガ氏のNSで戦います。
湿度は時間と共にが高くなり、キャブセッティングはどんどん濃くなってきます。
時間が掛かりましたが、何とかベストに近いセッティングに。

僕のマシンはもしもの時の保険でしたが、ワガのマシンが走るようになって良かった良かった。


練習走行、予選は何とかドライ
今日は予選スタート共にパートナーが走ります。

無難なポジションを得て、スタート。
しかし決勝直前から、ついに雨が本格化し非常に滑りやすい状態に。


ロンハスラムと見間違えるほどのロケットスタートに成功したパートナー。
転倒トラブルがあったものの、マシン自体には大きなトラブルもなくレースが進みます。
レースの進行と共に雨も本格的な降りに変わります。

ライダーチェンジした僕も、転倒の洗礼を受けてしまいます。
水をかき分けて進むようなイメージですので、基本的な走り方をしないと即スリップです。
コーナー前でしっかり減速を終わらせてからコーナー進入。

タイヤのリソースが少ないため、ドライの時のようにブレーキを引き摺ってコーナーに侵入すると、ブレーキ分+コーナリングフォースが完全にタイヤの総グリップを上回るため、即スリップダウンです。

しかし上手い人は上手い。
優勝されたPさんは、終始安定した走りでタイムもコンスタントに積み重ねておりました。
走り方や作戦は、非常に勉強になりました。
真似は・・・質実共に出来そうにありませんが(汗)














後半は雨が弱まるも、油断は禁物。
けれどワガのマシンはリヤが硬めで、タイヤの状態が分かり易いので、油断さえしなければコンスタントに走ることができます。


Pさんペア、総合優勝


Mさんペア、クラス優勝


大工さんペア、クラス優勝
ペアの速い若手には、刺激的なコメントも頂けた。


numaさんペア、クラス優勝


ワガとイケピーペア、クラス2位
一位のチームの方、とても速かったです。

今後の悩みは、レインタイヤ持つべきかどうか、、、悩みます。
けど梅雨は年一回ですからラインに持ち越しになりそうです(笑)


スペアマシンの準備

2012-06-28 23:03:00 | HRC NS50R
こんにちは、イケピーです。
今週から週二回やっているトレーニングの負荷を上げました。
自転車で15km走るところの負荷を20%アップ、ケイデンスをAKB48のPVに合わせて15%アップ

腹筋と背筋のウェイトを10kgに、ジョギングも始めたのでカラダが痛いです(汗)
ジョギングは初回と言うことで600mだけですが・・・
終わるころに目の前に星がチカチカしてました☆

さて週末はレースです。
今回はパートナーのマシンが治りそうな気配ですので、僕のマシンはスペアとして準備することにしています。

レースを2回走行したので、ギャーオイルを交換することに。
(他の方々はもう少し早めなのだろうか?)


うわ、汚れるのが早い!!
半クラッチ多用なので仕方がないのですが、もう少し早めの交換が良いかもしれません。
レース1回と練習2回ぐらいがベストかも。

今回は余ったkz4ST 5W-30にヤマハ純正ギャーオイルをブレンド。
明確な意図はありません。
量が足りなかったから・・・というのが最大の理由です(笑)

この広島高潤の4サイクルオイル(メーカーに確認したところ、2サイクルのミッションオイルにも最適だそうです。)は明確に違いが分かりました。

半クラッチのつながる直前の微妙な指先の感覚、シフトの入りやすさ、タッチの軽さ。
クラッチの焼けが殆どないなど、10000rpm~13000rpm常用のレースで使ってみて、実績を伴う非常に優れたオイルでした。



少々雨に打たれたのでキャブを清掃。
いつも程は汚れていませんでしたが、良くタイヤカスが詰まってるスロー系は入念に。


油面レベルはOK。
次回パーツを発注する時には、スペアフロートも買っておこうかなと思います。
しかしホンダのフロートが消耗部品だったとは・・・恐るべしです。
レベル調整が可能なフロートが売っていないものだろうか。


バッキリ折れて削れたステップバーを交換。
ステップのボルトは強度が8.8以上ないと、転倒時にびよーんと伸びて破断することが分かりましたので、今回はハイテンボルトに戻しました。
形状はブーツに引っかからない、ラウンドヘッドに。

転倒後、急遽ステップを貸してくれたパートナーには感謝です。
ありがとうございました。

日曜日、雨雲よ去ってくれ!!!!!!!!!