今年一番のガッカリ

　
大幅にリストラしたベイトリールですがＮｅｗカルカッタ２０１以外にも幾つか気になるリールがあったのですがその一つにがっかりしました。

今年のバスプロショップのカタログを見ていて気になっていたリールにＵＳダイワのＬａｇｕｎａ Ｂａｉｔｃａｓｔｅｒｓ ＬＧＡ１００Ｈ＆ＨＳというのがあったのです。懐かしのＴＤ-Ｚ系デザインでハイギアもあるしクランクハンドルだしベアリング数も申し分ないし値段も日本円で９０００円位と安いし。

なかなかカッコイイと思いませんか？一目見たときからかなり気になってたのです。特に一番良いなと思ったのはＴＤ-Ｚ系と同じでマグダイヤルがパーミングしたままでも操作出来そうなところが良いかなと。これバレッタの替わりに日本でも出ないかなと期待してました。去年からシマノがバスワンＸＴ等の１万円以下の廉価版ルアーベイトリールをブランニューして来てたのでダイワも対抗して出すんじゃないかなと。

しかしながら今のところラグーナが日本で出る気配はなし。仕方ないから当初の予定通りアメリカから仕入れるかと思ったのですがふとダイワのＨＰ見たら船用両軸リールの新作にプリードというのが出ておりこれがまんまラグーナじゃありませんか。

ベアリング数とハンドル形状は違いとハイギアオンリーですが間違いなくラグーナのボディ。船用ですがちゃんとマグブレーキとブランキングスプールは残ってますし価格も同じ位ですからこれ買っちゃおうかなと。ハンドルは手持ちのカーボンハンドルに変えれば良いし。

そこで４月発売とのことで今月に入ってから某量販店に行き早速現物を確認したのですが、これがちょーガッカリでした。値段は６千円台だし外観の見た目はまぁ安っぽいですがボディのサイズも悪くないしと第一印象は悪くなかったのですが、スプール弾いてみたら「アレ？」って感じ。
だって何だかとっても重そうな回り方するのです。軽量ブランキングスプールって説明書きされてる割には全くのノー感じ。そこでサイドプレートを外してスプール取り出したらガッカリ。だってスプールめちゃ重！！アルミの鋳造品を削りだして作ったスプールみたいですが「軽」とは程遠い肉厚だし何よりインダクトローターまでスプールと一体で削りだしてやがんの。しかもそれも肉厚だから㌧でもない重量ですよ。ある程度の重さのルアーならそれなりに飛ぶと思いますが今時これはないでしょう。

しかし更に、もっと酷いところ発見。
それは軽量化のためのブランキングホールに見つけてしまいました。もうこれは本当にガッカリ。だってドリルで開けた際のバリがそのまま残ってるんですよ。それも半端無いサイズのバリが。もうバリというより筒です。それがほぼ全ての穴に見て取れます。流石にライン巻く表面側は綺麗に処理されてますが内側は煙突のような物体がそのまんま・・・ここまでデカイとそういうデザインじゃないかって思ってしまいます。説明書きにはブランキングスプールって書いてあるんだから一応軽量化しようとしたんでしょうし鋳造したものを削り出してるんで構造的に処理が難しいのは判りますがでもいくらなんだってこれはないでしょ。そりゃ確かに全部綺麗に取り除いてもバリくらいじゃ大して軽くはならないでしょうが酷すぎ。とてもＴ３ＡＩＲを作ろうとしているメーカーの同じリールとは思えませんです。

そんな訳で結構期待していただけにちょーガッカリなリールでした。あれなら同じダイワでも廉価版ブランド「スポーツライン」で扱っているベイトリールの方が何倍も良いでしょう。ＰとかＢとかこんなのとかを始め世界中に種違いの兄弟がいっぱいいるいつものＯＥＭ品のリールですがこちらの方がスプール軽いし価格も５千円以下だし絶対お得ですって。
結局は今のところ１万円以下ベイトリールは素直にバスワンＸＴ(わたし的にはソルティーワンですが)とかバルトムＢＣ－２ＴＢ等を購入した方が正しいと思います。それか中古でＴＤ-Ｘとかスコーピオン１５００(後期)買いますね。


ただ、もしかしたらＵＳＡ版ラグーナはもっとちゃんとしたリールなのかもしれません。こっちはあくまで船用両軸リールですのでキャスティングしないからスプール回転性が如何のとか関係無いし、ならスプールはこんなもんで十分だろうとあえてこういう仕様にしてあるのかもしれません。去年貰ったリョービ ＡＬＥＲＴｍｉｎｉ １２０も同じく鋳造スプールで激重でしたしね。なので、

もしどなたかラグーナ買った人いらしたら情報をお教えください。特にスプール周り。