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たまには映画のお話でも。
仕事を終えて帰宅するのがお昼過ぎ、朝は早いのですが午後は比較的に自由時間が取れることが多いです。
部屋をエアコンで涼しくしてアイスコーヒーや冷やしたリースリング(白ワイン)を飲みながらDVDで映画を見ることもよくあります。
昨日と今日はカテゴリーの異なる2作品を楽しみました。
まずは好きな自然パニックもの。僕が昔、オクラホマまで行ってストーム・チェイサーのマネごとをやったことがある、ってこのブログに書きましたが、とにかく「竜巻」には異様なまでに興奮してしまう男なので、映画も竜巻モノがあればB級C級作品でもほとんど見ているはずです。
今となっては昔の作品ということになるでしょうがこの手の映画ではやはり「ツイスター」が最高に好きです。あの映画で見たすさまじい竜巻の描写は時が流れCGの技術が格段に進歩した現在ではもはや多少の物足りなさがあるのでしょう、昨日鑑賞した最新の竜巻モノ「INTO THE STORM」(2014)の巨大竜巻やその脅威、破壊されつくした町並みの描写、人や建物、車などが強風にあおられ破壊されていくシーンなどはさすがに最新のCG技術!と手放し状態で見とれました。
物語性は陳腐で、出演の俳優も地味な感じすが、こういった映画は普通は体験しないことをCGで疑似体験し、単純にそのパニックぶりを楽しめればOKとしましょう。この作品はすばらしいCGの饗宴でした!
と、CGの技術満載の作品でスカっとした後は、ひさしぶりにコレクションから取り出した、ゆったりとした気分で旅行気分も味わえる「トスカーナの休日(Under the Tuscan Sun)」(2003)を楽しみました。
<離婚のショックから立ち直るため、イタリアのトスカーナ地方を旅行で訪れたサンフランシスコの女性作家フランシス(ダイアン・レイン)。 “ブラマソーレ(太陽に焦がれる者)”という名を持つ築300年の荒れ果てた家を衝動買いしてしまった彼女は、いつ終わるとも知れない家屋の修復にのめり込む内に、トスカーナの住人としてこの地に溶け込んでいく。ユニークで愛すべき隣人たち、明るい光に包まれた絵のような風景、心まで満腹にするスロー・フード。人生をキラキラと輝かせるイタリア的ライフ・スタイルは、魔法のように少しずつフランシスの心を癒してゆき、やがて大切な人と出会うことになる>
あらすじはこのようなものですが、不愉快なシーン、愛憎劇、だまし合い、緊張などドロドロとしたお話やシーンは一切なく、
イタリアの一地方の陽気でのんびりとした雰囲気と風景がなんとも心にやさしい映画です。
現代人は作品に完全な結末が設定されていないとなんだか物足りないということをよく耳にしますが、この映画のように何となく日常を淡々と切り取っていくような表現もいいものです。
自然の脅威と兇暴性で埋め尽くされた竜巻映画とは真逆の世界を楽しめます。
竜巻の過激さから自然のもう一つの顔である風光明媚さをトスカーナの陽光の下に求めたいと僕の心は自然に選択したのだと思います。
対照的なまでの内容のこの2作品DVDを棚から取り出した自分のその時の気持ちはもう忘れてしまいましたが、過激と平穏を感じ取ることで自分の心のバランスを整えたと言えなくもありません。
さて、のんびりと映画鑑賞をしたあとは少し間をあけて、夕食後は朗読CDを取り出して、ウイスキーを楽しみながらこんな文学作品を耳から楽しみました。
中島敦 作、 江守徹 朗読 の「山月記」
僕が高校生だった時に出会った文学作品でしたが、その重厚な文体、中国の伝奇「人虎伝」をベースにした物語は、夏場のほてった身体の体温を下げてくれるような心持になりました。自分のことながらこのチョイスもなかなか気に入っています。
わずか20分程度の朗読ですが、実は最近、軽い老眼になったようで英語の辞書などが時々見づらくて(新聞は普通に読めます)この作品のように過去に何度も読んだものは朗読を聞く方が楽なので、数年前より朗読のCDコレクションが増えつつあります。
DVDによる映画鑑賞は週に3本ペースで続いています。楽しめた映画はまた紹介させてもらいます。
暑さもピークです。みなさまどうぞご自愛ください。
仕事を終えて帰宅するのがお昼過ぎ、朝は早いのですが午後は比較的に自由時間が取れることが多いです。
部屋をエアコンで涼しくしてアイスコーヒーや冷やしたリースリング(白ワイン)を飲みながらDVDで映画を見ることもよくあります。
昨日と今日はカテゴリーの異なる2作品を楽しみました。
まずは好きな自然パニックもの。僕が昔、オクラホマまで行ってストーム・チェイサーのマネごとをやったことがある、ってこのブログに書きましたが、とにかく「竜巻」には異様なまでに興奮してしまう男なので、映画も竜巻モノがあればB級C級作品でもほとんど見ているはずです。
今となっては昔の作品ということになるでしょうがこの手の映画ではやはり「ツイスター」が最高に好きです。あの映画で見たすさまじい竜巻の描写は時が流れCGの技術が格段に進歩した現在ではもはや多少の物足りなさがあるのでしょう、昨日鑑賞した最新の竜巻モノ「INTO THE STORM」(2014)の巨大竜巻やその脅威、破壊されつくした町並みの描写、人や建物、車などが強風にあおられ破壊されていくシーンなどはさすがに最新のCG技術!と手放し状態で見とれました。
物語性は陳腐で、出演の俳優も地味な感じすが、こういった映画は普通は体験しないことをCGで疑似体験し、単純にそのパニックぶりを楽しめればOKとしましょう。この作品はすばらしいCGの饗宴でした!
と、CGの技術満載の作品でスカっとした後は、ひさしぶりにコレクションから取り出した、ゆったりとした気分で旅行気分も味わえる「トスカーナの休日(Under the Tuscan Sun)」(2003)を楽しみました。
<離婚のショックから立ち直るため、イタリアのトスカーナ地方を旅行で訪れたサンフランシスコの女性作家フランシス(ダイアン・レイン)。 “ブラマソーレ(太陽に焦がれる者)”という名を持つ築300年の荒れ果てた家を衝動買いしてしまった彼女は、いつ終わるとも知れない家屋の修復にのめり込む内に、トスカーナの住人としてこの地に溶け込んでいく。ユニークで愛すべき隣人たち、明るい光に包まれた絵のような風景、心まで満腹にするスロー・フード。人生をキラキラと輝かせるイタリア的ライフ・スタイルは、魔法のように少しずつフランシスの心を癒してゆき、やがて大切な人と出会うことになる>
あらすじはこのようなものですが、不愉快なシーン、愛憎劇、だまし合い、緊張などドロドロとしたお話やシーンは一切なく、
イタリアの一地方の陽気でのんびりとした雰囲気と風景がなんとも心にやさしい映画です。
現代人は作品に完全な結末が設定されていないとなんだか物足りないということをよく耳にしますが、この映画のように何となく日常を淡々と切り取っていくような表現もいいものです。
自然の脅威と兇暴性で埋め尽くされた竜巻映画とは真逆の世界を楽しめます。
竜巻の過激さから自然のもう一つの顔である風光明媚さをトスカーナの陽光の下に求めたいと僕の心は自然に選択したのだと思います。
対照的なまでの内容のこの2作品DVDを棚から取り出した自分のその時の気持ちはもう忘れてしまいましたが、過激と平穏を感じ取ることで自分の心のバランスを整えたと言えなくもありません。
さて、のんびりと映画鑑賞をしたあとは少し間をあけて、夕食後は朗読CDを取り出して、ウイスキーを楽しみながらこんな文学作品を耳から楽しみました。
中島敦 作、 江守徹 朗読 の「山月記」
僕が高校生だった時に出会った文学作品でしたが、その重厚な文体、中国の伝奇「人虎伝」をベースにした物語は、夏場のほてった身体の体温を下げてくれるような心持になりました。自分のことながらこのチョイスもなかなか気に入っています。
わずか20分程度の朗読ですが、実は最近、軽い老眼になったようで英語の辞書などが時々見づらくて(新聞は普通に読めます)この作品のように過去に何度も読んだものは朗読を聞く方が楽なので、数年前より朗読のCDコレクションが増えつつあります。
DVDによる映画鑑賞は週に3本ペースで続いています。楽しめた映画はまた紹介させてもらいます。
暑さもピークです。みなさまどうぞご自愛ください。