バンマスの独り言 (igakun-bass)

趣味と実践の音楽以外に日々感じる喜びや怒り、感動を記録するためのブログです。コメント大歓迎です!

最近読んでいる本

2008年02月26日 | 本・読書・文学
花粉症の季節に入ったというのに春はまだちょっと先のような寒さが続いています。
みなさん、お変わりないでしょうか?

このところ植物関連の歳時記を書けるような散歩をしてません。僕は風が強い日は大嫌いで、まして先日のように土埃が空まで茶色にしてしまうような天気は出来る限り家の中に居ようとしてしまうからなんです。

もう少しして春が「爆発」すれば、もう書くことが一杯で毎日の「取材」が忙しくなるんでしょうが、今はその前の静けさに身を置いている状態です。

こんな時は大体、音楽をあっちこっちのジャンルから引っ張ってきてひたすら聴くか、映画のDVDを見るか、本を読むかの生活になります。

今は時間があれば本を読んでいます。最近特に興味があって読んでいるのはちょっと小難しいのですが「真空管の回路技術」「真空管アンプの製作」といった真空管関係の書籍です。現代のエレクトロニクス機器はICだのLSIだの、言ってみれば中身のわからないブラックボックスのような部品によって作られています。でも僕が少年の頃は、真空管を使ったラジオやステレオ、テレビが全てでした。
スイッチを入れても直ぐに音が出ないラジオやステレオ。これらは真空管が温まるまでに時間が必要だからなんですが、あのポ~っとオレンジ色に光るガラス管の中で起こっている電気現象をあれこれ想像する楽しみが昔はありました。
真空管の機器の回路図を読むことは、オーケストラのスコアを読む楽しさにとてもよく似ていて、見るたび読むたびに新しい発見があるのです。
真空管大好き! 僕はそんな少年でした。



その他の本では、今流行の焼酎なんかよりも僕がずっと大好きなウイスキー関連の本、「ウイスキーの蒸溜」に関する専門書、スコットランドおよびアイルランドの蒸留所の研究書、ウイスキーの熟成に大きな影響がある貯蔵樽に関する専門書、そしてウイスキーの銘柄に関する解説書、水質と季候がもたらす各蒸溜所の特徴に関する本などを数冊読み終えました。

今の人はアルコール度数の低いお酒を好む傾向にあるようですが(全てに関してライト感覚)ウイスキーやブランデーのような長期に渡る熟成を経た度数高めのお酒の奥深さといったら、言葉では表せないような世界が広がっています。

ウイスキーの5大産地は、

「スコットランド」(ピートを焚くことによるスモーキー・フレーバーが特徴)
「アイルランド」(とろりとした舌触りとまろやかな風味が特徴)
「アメリカ」(独特の赤みと香ばしさをもつバーボン・ウイスキーが中心)
「カナダ」(5大ウイスキーの中ではもっとも軽快で穏やかな風味)
「日本」(スモーキー・フレーバーは控えめながら調和のとれた繊細な味わい)

なんですが、僕は特にアイリッシュの「タラモア・デュー」(トップ写真)とカナディアンの「クラウン・ローヤル」が好きで、いつも机の上に置いてあります。
・・・と、そんなウイスキー談義も今度書いてみたいですね・・・。


で、今日からは音楽関連で「ドレミ...はどのようにして生まれたか」を研究している本を読み始めました。ピタゴラスに始まる数学と物理と音楽との密接な関係・・・これは計算機が手元に必要な音楽の理論書でもあります。
音楽を楽しむのに絶対不可欠な知識ではありませんが、「音律」・・・音階の基礎となる音の並びや響き・・・の歴史は数学と音楽が好きな人にとっては特に興味深いものです。

ピタゴラス音律→純正律→ミーントーン、ウェル・テンペラメント→平均律

それぞれに響きの特徴があるのですが、数学的にきれいな数(周波数)の純正率や転調が容易な平均律など(現代の音楽の基本は平均律)同じメロディーをそれぞれの音律で聞くとこうも違う印象か!と思う面白い世界が別次元として音楽にはあるのです。
まぁ、その辺りの勉強が今読んでいる本の中身です。

今日は今読んでいる本のことを中心に書きました。
退屈な話だったかも知れません。

次回は今調子付いている「一言英語」を一発書いて、そのあとはまたいろいろな話題を書いていきます。


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2 コメント

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お変わり、有り! (くまじーじ)
2008-02-27 10:02:02
お変わり、有りました。 

我が家のTVのブラウン管が突然、緑色のプラズマを発し「プッツン」と最後の音と共に消えてしまいました。 怖いので電源プラグを抜き、ヒューズかな?と思いカバーをはずしあちこち見ましたがヒューズは切れてない。 製造シールを見ると‘87年製。 

あと三年もってくれれば「地上アナログ」終了まで使えたのにと思いましたが、21年も我が家の一員だったSONYに感謝し買い換えることにしました。 

さて、電器店のチラシを探しヤマダ電器、100満ボルト、コジマ、ベスト電器など比較になったのですが、何インチにする? 今までは25型。 今度は? 思いっきり50インチ? いやいや、大きすぎても画面の端から端まで見てられない。 見逃しては損だ。 などと勝手に想像しながら、いざ電器店廻り。

結局32インチになってしまい苦笑い。 家に持ち帰りセットすると違和感なく丁度いいサイズ。 三年早く「地デジ」を視聴することになりました。 

また我が家の中から「アナログ製品」が消えましたが、一足早く「春」が来たような感じです。
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それは (igakun@発行人)
2008-02-29 14:49:50
>くまじーじ さま

物入りでしたね!
世間では「ソニー・タイマー」の存在を語る人もいますが、よく21年ももちましたね。 家電でこの長寿命、ラッキーですよ。

そして災い転じて福?かどうか分からないけど、地デジ導入おめでとうございます。
デカイ画面で鮮明な画像・・・TVを見るのが楽しみなんじゃないですか?(大した番組はないかもしれないけど)
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