カラオケボックスの報知器義務化

バンドのメンバーとカラオケに行くことがある。
ちょっと前までスタジオで爆音を響かせていた後なのに、また音楽で別の楽しみを味わうのだ。
すでに飲み会でのアルコールも入って、みんなご機嫌だ。
やっているロックとぜんぜん関係ないような歌を歌う。密かに大切にしている歌なんだろう。　そういうのを人前でバラす。みんな意外！っていう顔をする。
もしかしてこんな部分がカラオケの醍醐味なのかも・・・？


カラオケ・マニアではないので足の便のいい店をテキトーに選んで行くのだが、特に安全面などをチェックして利用するわけではない。そのほとんどが雑居ビルなどの中にある。

各室は防音されていて外部との連絡は、ご存知のようにインターフォンを使う。
中ではストレス発散のためか、みんな大きな音の伴奏で歌っている。

僕はそんな時ふと思う事がある。もし建物内で火災などの災害が起きたらどうなるだろう、と。
部屋の外の音が聞こえない、窓も無い、という外部からの情報遮断状況は考えてみるととても怖いと思う。

そんなこと思っていたら、来春、総務省消防庁は店舗面積にかかわらず自動火災報知機の設置を全てのカラオケボックスに義務付ける方針を固めた、という話を聞いた。
現行ではカラオケボックスはある程度の規模以上の施設のみに設置義務があったのだが、これからは全ての施設に自動火災報知機を常備させるというのだ。

これからは外部の異変にも客がすぐ反応・退避ができるような安全面での安心が増えると思う。これなら今よりもう少し、歌にのめりこめるんじゃないだろうかな？