先日ここで「曼珠沙華(彼岸花)」のことに触れたが、今、その曼珠沙華で有名な埼玉県日高市の巾着田(西武池袋線・高麗駅近く)の自生地でほぼ満開になった花を見ようと大勢の人が訪れ、大変な混雑になっているそうだ。
僕は今年は行かないことにした。年々大勢の人が訪れて以前の風情が全くなくなってしまったからだ。あまりの混雑で撮影のための三脚使用はまず不可能。花のアップならともかく、辺りの風景を撮り込もうとすると自生地を囲む柵代わりのロープのふちにぎりぎりに立つ群集の姿が入ってしまい、思ったほどいい写真が撮れなくなったからだ。
今まで何年間も訪問して撮り貯めた写真がかなりあるのでそれを見ながら、後日この話題の記事だけは書くつもりだ。
「巾着田」の秋は曼珠沙華とその周りの川の風景、そしてコスモス群落で非常に美しい。都内からも至近距離だし(最近は住宅が迫ってきた)子供は川遊びが安全にできるし、お勧めできるスポットだ。
巾着田のHPでその美しさを見て欲しい。
曼珠沙華自生地とすぐ脇の高麗川。 よくここでテントを張り家族でBBQを楽しんだ。
(およそ15年くらい前は人も少なくゆっくりと静かな時間を過ごせた)
さて、その曼珠沙華、彼岸花とも呼ばれているが、その美しさに反し毒があることから、ちょっと敬遠されがちな花だ。
この彼岸花という呼び名だが、由来には諸説あるようだ。
その中のひとつ。
「この花を食べたら"彼岸"(あの世)しかない」という説。
さすがに食べ物に困っても手は出したくないほどの毒を持っている。
ちなみにこの花、たくさんの異名を持っているのだが、
死人花、幽霊花、狐花、地獄花など、どれも気の毒な名前ばかり。
しかし正式な名前である「曼珠沙華」は何か気品を感じてしまう。
ちなみにこの名は<天上の花>という意味。
おめでたい事が起こる兆しに、赤い花が天からふってくるという仏教の経典による。
開花時期は、 9/15頃~ 9/ 末頃。
・原産地中国。
・ちょうど秋のお彼岸の頃に咲く。
・突然茎が伸びてきて鮮やかな色の花を咲かせ、
数日で花が終わって茎だけになる。
花が白い種類もある。
(白花曼珠沙華(しろばなまんじゅしゃげ))。
・花のあとで葉が伸びてくるが、冬と春を越して
夏近くなると全く消えてしまう(不思議♪)。
花と葉を同時に見ることはできない。
葉のあるときには花はなく、
花のときには葉がない。 このことから
韓国では「サンチョ(相思華)」と呼ぶ。
「花は葉を思い、葉は花を思う」という意味から。
・根のところにはリコリンという毒があるが、
この毒は水で何回もさらせばとれるので
昔の人はこの根の部分からデンプンをとって
飢饉の際の食料とした。
・田んぼのあぜ道や土手に多くみかけるが、
これはノネズミがあぜ道や土手に穴を開けるのを、
彼岸花の毒性のある球根を植えることで防ぐ、
という説と、
彼岸花の根茎は強いため、田んぼのあぜ部分に
植えてあぜの作りを強くするため、
などの説がある。
初秋を彩るこの花の写真はネット上にも膨大な量の傑作が載っている。
僕の写真なんて足元にも及ばない作品がずらりとある。
美しい写真を撮るにはそれなりの努力とチャンスが必要だ。
僕は今年の巾着田はパスしたが、別の静かな場所での撮影を試みたいと思っている。
(写真は巾着田HPより転載しました。日高市及び撮影者に感謝!)
僕は今年は行かないことにした。年々大勢の人が訪れて以前の風情が全くなくなってしまったからだ。あまりの混雑で撮影のための三脚使用はまず不可能。花のアップならともかく、辺りの風景を撮り込もうとすると自生地を囲む柵代わりのロープのふちにぎりぎりに立つ群集の姿が入ってしまい、思ったほどいい写真が撮れなくなったからだ。
今まで何年間も訪問して撮り貯めた写真がかなりあるのでそれを見ながら、後日この話題の記事だけは書くつもりだ。
「巾着田」の秋は曼珠沙華とその周りの川の風景、そしてコスモス群落で非常に美しい。都内からも至近距離だし(最近は住宅が迫ってきた)子供は川遊びが安全にできるし、お勧めできるスポットだ。
巾着田のHPでその美しさを見て欲しい。
曼珠沙華自生地とすぐ脇の高麗川。 よくここでテントを張り家族でBBQを楽しんだ。
(およそ15年くらい前は人も少なくゆっくりと静かな時間を過ごせた)
さて、その曼珠沙華、彼岸花とも呼ばれているが、その美しさに反し毒があることから、ちょっと敬遠されがちな花だ。
この彼岸花という呼び名だが、由来には諸説あるようだ。
その中のひとつ。
「この花を食べたら"彼岸"(あの世)しかない」という説。
さすがに食べ物に困っても手は出したくないほどの毒を持っている。
ちなみにこの花、たくさんの異名を持っているのだが、
死人花、幽霊花、狐花、地獄花など、どれも気の毒な名前ばかり。
しかし正式な名前である「曼珠沙華」は何か気品を感じてしまう。
ちなみにこの名は<天上の花>という意味。
おめでたい事が起こる兆しに、赤い花が天からふってくるという仏教の経典による。
開花時期は、 9/15頃~ 9/ 末頃。
・原産地中国。
・ちょうど秋のお彼岸の頃に咲く。
・突然茎が伸びてきて鮮やかな色の花を咲かせ、
数日で花が終わって茎だけになる。
花が白い種類もある。
(白花曼珠沙華(しろばなまんじゅしゃげ))。
・花のあとで葉が伸びてくるが、冬と春を越して
夏近くなると全く消えてしまう(不思議♪)。
花と葉を同時に見ることはできない。
葉のあるときには花はなく、
花のときには葉がない。 このことから
韓国では「サンチョ(相思華)」と呼ぶ。
「花は葉を思い、葉は花を思う」という意味から。
・根のところにはリコリンという毒があるが、
この毒は水で何回もさらせばとれるので
昔の人はこの根の部分からデンプンをとって
飢饉の際の食料とした。
・田んぼのあぜ道や土手に多くみかけるが、
これはノネズミがあぜ道や土手に穴を開けるのを、
彼岸花の毒性のある球根を植えることで防ぐ、
という説と、
彼岸花の根茎は強いため、田んぼのあぜ部分に
植えてあぜの作りを強くするため、
などの説がある。
初秋を彩るこの花の写真はネット上にも膨大な量の傑作が載っている。
僕の写真なんて足元にも及ばない作品がずらりとある。
美しい写真を撮るにはそれなりの努力とチャンスが必要だ。
僕は今年の巾着田はパスしたが、別の静かな場所での撮影を試みたいと思っている。
(写真は巾着田HPより転載しました。日高市及び撮影者に感謝!)
日の丸弁当!ですか!?
ねこっちさん、その時おなかがすいていたんじゃないですか?
寂しげな花なのに、これでおめでたくなりましたね。
白い彼岸花は正式には「白花曼珠沙華」といいます。
なんでも水仙と赤の曼珠沙華の交配品種らしいです。
白彼岸は珍しいとの事なので昨日改めて白彼岸を見てみたところ・・・・・十数本の白のなかに二本くらい赤色の花が咲き始めていました。
お彼岸という少ししんみりするシーズンなのに、なんか日の丸弁当みたいな、紅白でおめでたい感じに見えてちょっと笑えました。
元気でしたか?
おばあちゃんと歩いた風景・・・なんかノスタルジックでしんみりしますね。
これだけ印象の強い花だと、みなさんそれぞれに何かの思い出と結びついて心に残るものなのかもしれません。
彼岸に咲いて、すぐに散ってしまう、はかなくも華麗な花です。
白彼岸? 赤よりよっぽど珍しいんですよ。
私の近所には赤は無く、白い彼岸花だけが咲いています。家の窓から見かけたときは 一瞬「あんなところに百合が?!」と思いましたよ~!
彼岸花って必ずお彼岸に咲きますよね。ホント不思議です。
なんとなく、小さい頃に祖母と歩いた景色を思い出させてくれる花です。