バンマスの独り言 (igakun-bass)

趣味と実践の音楽以外に日々感じる喜びや怒り、感動を記録するためのブログです。コメント大歓迎です!

これはリンチ殺人事件でしょ?

2007年09月27日 | スポーツ/興行
この話は聞いていて実に胸くそが悪くなる。

愚かで不真面目な横綱・朝青龍の話が遠くのモンゴルから断片的に伝えられるのみになって、このところ静かになっていた相撲界だったが、今度はかなりの激震が来そうだ。

時津風部屋に入門した17歳の新弟子が場所前に死亡した。
どうして死んでしまったのか?
死亡から3ヶ月ほど経った今、週刊誌の記事から騒ぎは拡大した。

だって事がリンチ殺人事件に発展しそうだからだ。

遺体は無残な姿だったと遺族は言っている。
相撲部屋は人様から預かった大切な子供を殺してしまった。しかも遺体を現地でさっさと火葬したいと言ってきた。さすがに家族は断ったが、そもそもどんな意図でそのような非常識な事を言ってきたのか?

この辺りに事件性を見る人は多い。




親方の一言「かわいがってやれ」

この言葉によって部屋の兄弟子連中が暴発した。
そして事もあろうに親方自らがビール瓶でこの若い弟子を殴った。
もともと上下関係が厳しい世界であるから、修行や稽古と称したイジメや行き過ぎた<愛のムチ>があったのだろう。実に愚かでバカな連中だ。

この部屋、時津風部屋には以前、あの悪役・朝青龍が出稽古に来てプロレス並の派手な技を連発し、それによって弟子の一人が怪我をさせられ、激怒した親方の部屋だ。
稽古とは程遠い暴力まがいの行状に対して苦情を述べた親方、今回はその本人に直接関わる事件・不祥事に発展した。
さらに彼らのこの不祥事には<隠ぺい工作>の跡も見える。


相撲協会は今日、<定例理事会>を開いた。
何が<定例>だ! 開いた口がふさがらない。

モンゴルのサッカー横綱の問題しかり、相撲解説者のパス取り上げ問題しかり、数え切れない異常なシゴキ問題の浮上しかり、この団体は本当に危機管理がなっていないと見た。

だってここは<緊急理事会>をすぐさま開くべきだろうと思うからだ。
当の親方を呼ぶ気配も無く(捜査中という理由をあげて)、何を話し合うというのだろう。バカか?おまえら。

幹部連中は元相撲取りでみんな体重が人一倍重い連中ばかりだとしても、なんという動きの鈍さだろうか。事の重大性をどれだけの幹部が認識しているのだろうか。

部屋の親方は弟子になる若者の実家へ出向いて、親御さんに頭を下げ「息子さんを立派に育てるので我々に預けて欲しい」と言うのだろう?
それがなんだ。 未来ある若者を寄ってたかってリンチし、遺体を親の元に返すという考えられない蛮行・愚行に出た。

警察の捜査は進む。

進む結果によっては相撲協会はどう責任をとっていくのか、それが実に不透明だし怪しい。
すでに北の湖理事長の無能ぶりは天下に知れ渡った感があるが、今度の事件が正式に立件されれば、理事長は辞任。他に適任がいるかはかなり不安があるし、財団法人(公益法人)としてのステイタスは地に落ちるだろう。さらに時津風部屋の存続も、これを許せば世論が納得しないだろう。 廃部屋は当然の帰結となる。

当事者である時津風親方はビール瓶撲打を認めているし、数人の弟子どもが暴力を認めているという。

刑事事件となることは明白な事態だ。

相撲界などのような古い体質を持つ世界には多少の理不尽な伝統や気風があるのだろうが、それを<伝統>などという言葉に置き換えてはいけない。

じゃなくても今の若者に好かれているとは言い難い<国技>(本当は日本に国技というものは正式には無い)。 日本では暴力が<国技>なのかと世界に軽蔑されるぞ。

年々、相撲界に入る若者が少なくなっているようだ。新弟子検査を受ける青年がわずかである。

こんな不祥事を起こしているようならば、自ら<相撲は国技>などという見当違いで不遜な物言いはしばらくの間、放棄しなければならないのじゃないか。

捜査を見守りたい。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。