カイロからマドリードまで夢がゆく

エジプトで働きつつスペインのMBAで学び
卒業後は日本で働いています

どこでもスッとできる環境

2018年12月24日 | ビジネス構想
昨日の記事「一日3つのgood decisions」にて、記事の最後に、一日に3つのgood decisionsをするためには、それを妨げる要因を可能な限り排除する努力も必要ではないかと記載しました。

Webおよびクラウドが一定程度の発展をみた現代においては、ノマドワーカーという言葉に象徴されるように、どこでも仕事ができる素地が整っていると言えると思います。
すなわち、一日に3つのgood decisionsをすることが求められているような人々にとって、いつでもどこでもgood decisionsができるような環境整備をすることが可能な時代です。

環境整備のうち、私がもっとも重要だと感じるのは、いつでもどこでも決断に必要な情報が得られるということと、決断の過程を残せるということです。
いずれも、突き詰めて考えると、データのインプットとアウトプットと言えるでしょう。
PC、スマホはそのためのキーデバイスになると思います。

PC、スマホは多種多様な製品があり、それぞれの強み、特徴がありますが、決断に必要なインプット、アウトプットデータの取り扱いに向いているものを選ぶべきだと思っています。

一日3つのgood decisions

2018年12月22日 | ビジネス構想
年の瀬も迫り、昨日まで4日間ほどバタバタしてしまい、記事投稿できませんでした。

少し前のことにはなりますが、アマゾン創業者ジェフ・ベゾスの発言が話題になったことがありました。
それは「(ジェフ・ベゾスは)一日3つの良い決断をすることが仕事だと自認している」というものです。
私はこの発言をfacebookか何かで流れてきた動画で見たのですが、ウェブの記事にもまとまっていたのでご紹介します。

"Jeff Bezos only expects himself to make three good decisions a day" By Jane C. HuSeptember 15, 2018

「たった3つの決断?!」

と初見では感じたのですが、ポイントは"good decisions"というところ。
しかも毎日。

一年365日ですが、日本の行政機関の休日(120日、2018年)を除くと平日は245日。
営業日毎日3つずつdecisionをすると、1年間で735コにもなるわけです。
それが全てgoodなものだったとすれば、それは確かに偉大な経営者といえると思います。

アマゾンのトップがいうgood decisionsと、私のような一般ビジネスマンのgood decisionsは、今のところスケールが異なるわけですが、少なくとも将来的にジェフくらいになるためには、一日3個以上はgood decisionsをしていく必要はありそうです。

これは具体的に考えると大変なこと。

毎日自分のコンディションを整え、クリアな頭脳、冷静な感情を維持しなければなりません。

上記紹介記事の最後には、毎日の服の選択を排除したマークザッカーバーグとオバマ元大統領の話も紹介されていますが、good decisionsにネガティブな影響を与える要素の排除も、重要なオプションでしょう。

「今」の世界を大きな流れの中でとらえる

2018年12月17日 | ビジネス構想
以前の記事でもご紹介したAmazon Primeで楽しめる米国ドラマ「Silicon Valley」。

そのドラマでよく風刺されるのが、米国シリコンバレーのスタートアップが唱える「世界を変える」という言葉です。

世界を変えてやる、という熱い想いはスタートアップ経営における強いモチベーションになるし、それが信ずるに足るものであれば、人もカネも吸い寄せることができるでしょう。

一方で、私は、大成功した起業家にはその熱い想いの対極にある、今この時の世界を大きな流れの中でとらえる、冷徹な眼があるように感じます。

大きな時代のウネリを利用するしたたかさ。
世界のどこかとどこかに積みあがって膨れ上がったマグマの間にストローを通して、一気に流れを作り出す、巧みさ。

後から振り返り、歴史の流れの中で見れば、あの時あの起業家がしたことは、時代が求めていたことだったのだな、と皆が納得する鮮やかな手腕。

熱い想いと冷徹な眼の双方を内包する人物が、時代の寵児になると思います。

プロダクトの紆余曲折_#2_ポジティブ視点

2018年12月16日 | ビジネス構想
昨日の記事「プロダクトの紆余曲折」にて、昨日、これまで取り組んできたプロダクトを仮想ユーザーに使ってもらった結果、期待したような使い方をしてもらえなかった悔しさを漏らしてしまいました。

今朝もその振り返りを行い、今後のプロダクト開発方向性について考えていたのですが、ふと、「いやでも、こちらからお願いして使ってもらったとはいえ、想定した方法ではなかったとはしても、使ってもらえただけでもよかったし、発見もたくさんあったな」と思いました。

「思ったような使い方をしてもらえなかった」というネガティブ・シンキングでは見えてこなかった発見が見えてきたのです。

普段の仕事ではポジティブ・シンキングを意識して実践しようとしていたのですが、ボランティアで取り組んでいる事業にはその姿勢が適用できていませんでした。

ネガティブよりポジティブ。
短期的より長期的視点。

発見を次に活かしていかなければ。

プロダクトの紆余曲折

2018年12月16日 | ビジネス構想
何かの課題を解決するためのプロダクトを作るとき。

元々はシンプルなアイデアが発端で作り始めたけれど、気付いたら様々な「増築」や「妥協」で当初想定したものと大分違うものになってしまうことはよくある。
そして、そのプロダクトを実際に他の人に使ってもらった時、思ったような使い方をしたもらえず、何をするためのプロダクトなのかよく理解してもらえないこともある。

そういうときは最初のシンプルなアイデアに立ち返り、どんな課題を解決したかったのか、そのためのアプローチの第一歩のところから出直さなければならないだろう。

今日まさに、その経験をもう一度することになった。

悔しいが、また最初の「目的」に立ち返ろう。