魚座による魚座のための取説

西洋占星術の知識アウトプット用

リビア大洪水

2023-09-13 11:47:46 | お天気と星読み
モロッコの地震での被害者数は増え続けている一方で
今度はリビアで大洪水です。
被害者の数がものすごい。
御冥福を心よりお祈り致します。

それにしても、先週のモロッコといい
アフリカ大陸北部はどうなってしまったんだ…

リビア洪水、5千人超死亡、1万人不明か 北東部で壊滅的被害(CNN.co.jp) - Yahoo!ニュース

(CNN) 暴風雨に見舞われ、大雨でダムが決壊したリビアの被害状況について、洪水で5300人が死亡、1万人が行方不明になっているとみられることが分かった。行方...

Yahoo!ニュース

 

ダニエル、という名前の地中海低気圧=メディケーンと言うそうですが、
そいつが10日前後からギリシャ方面よりやってきて、2つのダムが決壊した結果
多くの犠牲者が出たとのこと。

リビアといえばカダフィ、と、連想してしまうが
あの国はカダフィ亡き後も政治が落ち着いていない。

今後、そのダニエルはエジプト方面へ行くとのこと。


今回被害が大きかったのが東部デルナという場所。
(あれ、地図上では「ダ」ルナになってるぞ、どっちなんだ?)
首都トリポリよりもエジプトの首都カイロに近い。
犠牲者の中にはエジプト人も少なくないという。

該当箇所を先週7日のアストロマップで見てみますと
双子座下弦


赤○~左から、リビア首都トリポリ
   真ん中上、ギリシャ首都アテネ
   右端がエジプト首都カイロ
青☆~デルナ(ダルナ)

アテネとデルナの間にあるのは、言わずと知れた地中海ですが、
首都トリポリより、アテネの方が近いのね。
なので、
右=東の、太陽月の下弦ダブルラインと、
左=西の、水星IC合ラインに
挟まれた格好のアテネと、デルナはほぼ同じ状況。

政治状況が悪くインフラが整っていない分、デルナの方が
被害が大きくなったことは想像に難くない。

拡大


上部赤○はアテネ、
ここまで拡大してやっと「デルナ」の地名が出てきました。下部青○

台風を表わす水星とICの合ラインがすぐ近くを通っていて
雨を表わす月とMCの直角ラインも近くを通る。

デルナのチャート

202309070021@Derna 双子座下弦

下弦ということで太陽と月は直角ですが、
太陽がICと誤差1.81で重なっていて、
月は同じ誤差で直角。
そして
水星は誤差0.91でICとほぼ正確に重なっている。

4室が乙女、そこに逆行+里帰り中の水星が重なっている
ということは、
台風や風を見る上では、最強と言わざるを得ない。

プラス、
これだけ激甚だと、冥王星もしくは蠍座、山羊座、牡羊座が関わっているはずだが、
冥王星は逆行中で山羊座にあり、しかも8室。
それが水星と誤差2.39で135度。
如実に表わしています。

8室の対岸、2室には金星とジュノーが合になっていますが、
3室カスプとは誤差5度以内なので、これをどう見るか。
2室と素直に読んでも、経済的損失とその責任取りというのは出てきますし
ルール適用で3室と読めば、経済的を含む地域インフラ壊滅というのも出てくる。
獅子座=激しさを意味するので。

但し、
雨に関して言えば、4室乙女というのは天候回復のサインなんだけどなあ…

ここにも書きましたが

9月7日 双子座下弦 - 魚座による魚座のための取説

7日木曜の朝に下弦になります。202309070721@東京双子座下弦4室は山羊から。冥王星がいるがICとは合を作る位置にない。1室は天秤から。テイルとセレス。…とその前に12室に...

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月と誤差5度以内で角度を作るのが
誤差0で直角の太陽
誤差0.9で水星と直角(=太陽と同じ誤差で合
誤差1.7で金星と60度
誤差0.91で冥王星と135度(=太陽も同じく135度
東京と違って
誤差1.81でMCと合

あー、
トールハンマーの底辺に挟まれてますね、デルナ。

というわけで、
わりとわかりやすく、双子座下弦の影響が出ているような気がするが
他はどうでしょうか

夏至


土星IC合ラインがデルナの近くに通るけど、春分図の土星ラインほど近くない
それよりも
首都トリポリに火星ASC直角ラインが通っている。

デルナの近くにラインが通っているのは
牡羊座新月金環日食


赤○はアテネ、青○はデルナ
デルナのすぐ近くをヘッドASC合ラインが通る

ただ、ご存知のように、東京では全く見えなかった日食ですが
デルナでは少しくらい見えたのかな。
緯度は館山と同じくらいでしょうか。南房総では少し欠けた日食は観測できたようなので。

5月の牡牛座月食の時は


アテネとデルナの近くに、天王星DSC合ラインが通っている。

月食の影響はだいたい半年だそうですが

では最後に
何はなくとも春分図、を見てみよう。

春分図


デルナの近くには土星ASC直角ラインが通っているだけ

202303202325@Derna 春分

確かに、土星はASCと誤差1.06で直角なのだが
それよりも
4室が魚座で、そこに月も海王星も入っている。
場所的にリビア砂漠というくらいだから、乾燥しているイメージがあるが
デルナ一帯は地中海に面しているから、気候帯としては地中海性気候にあたるそうだ。
でも、雨期は冬じゃなかったっけ…

で、
この時、双子座終盤に火星がいて、太陽、海王星と誤差2度台で直角を作っている。
火星もルール適用なら8室なのだが。

2室には山羊座に逆行して帰ってきた冥王星が。
火星とは誤差2.15で150度。
太陽とは誤差0.05で60度。トリガーになった可能性はある。

地図よりも、チャートの方が雨の降りやすいことを表わしている。

でも、
アテネもだけど、地中海性気候でそんなにひどい被害が出るなんて
やはり異常気象の一つなのでしょうか。