やっす、どもどもども。
「我等三人、生まれし串は違えども、願わくは、同タレ・同皿・同串にて食われんッ!!」
と、桃花舞う庭園にて義兄弟の契りを交わしたかどうかは知らないが、まァ、趣味の合う者同士好きにするのは良い事だ。
が、関心の無い赤の他人を巻き込むとした時点で、事態はにわかにはた迷惑な色彩を帯びてくる。
ブラックバスの密放流を摘発した富山県警にメールが届いたという。
当然匿名。
「ブラックバスを殺したら爆破する」
何爆破すンねや?
「バス以外の魚は要らない、こんな事も分からないアホ共は死ね、今度また殺したら、富山県すべて爆破してやる」
大きく出たものだ。
魚釣りごときでキレてるようでは、人間が小さいとも思われる。
何でも富山の川では鮎釣りが盛んなそうで、
「庄川の鮎守ってる奴ら、すべて一番最初に派手にやる」
らしい。
私は釣りの趣味はないし、「ハリスが」とか「ロッドが」とか「カーッ!!」とか「ウッヒョォーーッ!!」とか言われてもピンと来ない部分がある。
諸君の中には或いは釣りを人生のテーマとして、休みごとに今日は渓流明日は海辺と車にオプション5万円分付けて暴れまわっている者もいるだろう。
門外漢のイメージとしては、やはり西田敏行であり、こだわりのオヤジホビーという雰囲気が濃厚である。
しかし、同時にその釣りマニアが追い求める魚としては、クロダイ、とかベラとか、ヤマメとか、ニジマスとか、書いててどんな魚か実はよく分かってないがとにかく「オッ、なンかスゴそう」という押しだしの効いた名前が想起される。
それがブラックバスとくると、にわかにオシャレ気な、スポーツフィッシングとか、「Hit!!」とかスカした雰囲気が濃厚になってくる。
ブラックバスなる魚はそもそも釣るために無理やり放流した魚だとか。
それがもとから居た魚を食っちまってデカいツラをしている訳だ。
自然保護などガラじゃないが、野蛮な外国種が日本のイキなお魚を痛めつけてるッてェのが取り合えず気に入らない。
更にブラックバスを釣る人々は、「キャッチ・アンド・リリース」を口にする。
「お魚さンとは遊ンでもらうだけで、相手をしてくれたあとは、また遊ぼうねーッと逃がしてあげる」そうな。
命を大切にし、資源を守るからとても良い釣りである、と。
友釣りだ、一本釣りだ、と釣り上げて刺身天ぷらに仕上げたりするのは残酷ですワ、と。
一見マトモッぽい、いかにも嫌らしい物言いだ。
ブラックバスはパワフルで大暴れする分、釣りをする方としては「釣り味がいい」のでどんどん増やしたいという。
在来種は大人しくてつまンないし、在来種はブラックバスの大事なエサだし、在来種がいなくなれば「良くない釣り」も必然的に無くなる、と。
よくもここまで身勝手な事をエコロジスト気取りで言えたもの。
釣り師なンざァどうでもいいが、問題はお魚さンだ。
お魚さンは遊びたいの?
熾烈な生存競争が繰り広げられる湖底にあって、エサの確保は今日という日の死命を制する。
そこにいかにも美味そうなエサがやってくるじゃないの!
食うべしッ。
うッ!? し、しまったッ!!
俗に言うヒモ付き!!
邪悪な人間共のワナだッ。
くッ、くそッ、引き上げられるッ。
このままじゃ殺される!?
畜生ッ、もうここまでなのか?
「あきらめるなッ、自分の力を信じろ!!」
「心を燃やせ、奇跡を起こせ!!」
「まだおまえにはやらねばならない事がある筈だ!!」
ううッ、仲間達の声が聞こえるッ。
うおおおおおおーーーーーーーーッ!!
殺られてたまるかぁーーーーーーーーーーーッ!?
何ッ!?
だ、駄目かッ!?
うわあああああああッ!!
「はあーい、お魚ちゃァン、また遊ンで頂戴ねェ」
チャポーーーン!
ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、・・・・・・・。
なンじゃそりゃァ!?
一般的にはこういうのは「もてあそんでなぶり殺す」という。
「遊ンでもらう」という使い方はモヒカンの野盗業界のギョーカイ用語に近い。
食わンのなら釣ンなよ。
命のやり取りを遊びでやる奴は今日という時代に生きていてはいけない奴だ。
矢口高雄の本読ンで出直して来い。
「我等三人、生まれし串は違えども、願わくは、同タレ・同皿・同串にて食われんッ!!」
と、桃花舞う庭園にて義兄弟の契りを交わしたかどうかは知らないが、まァ、趣味の合う者同士好きにするのは良い事だ。
が、関心の無い赤の他人を巻き込むとした時点で、事態はにわかにはた迷惑な色彩を帯びてくる。
ブラックバスの密放流を摘発した富山県警にメールが届いたという。
当然匿名。
「ブラックバスを殺したら爆破する」
何爆破すンねや?
「バス以外の魚は要らない、こんな事も分からないアホ共は死ね、今度また殺したら、富山県すべて爆破してやる」
大きく出たものだ。
魚釣りごときでキレてるようでは、人間が小さいとも思われる。
何でも富山の川では鮎釣りが盛んなそうで、
「庄川の鮎守ってる奴ら、すべて一番最初に派手にやる」
らしい。
私は釣りの趣味はないし、「ハリスが」とか「ロッドが」とか「カーッ!!」とか「ウッヒョォーーッ!!」とか言われてもピンと来ない部分がある。
諸君の中には或いは釣りを人生のテーマとして、休みごとに今日は渓流明日は海辺と車にオプション5万円分付けて暴れまわっている者もいるだろう。
門外漢のイメージとしては、やはり西田敏行であり、こだわりのオヤジホビーという雰囲気が濃厚である。
しかし、同時にその釣りマニアが追い求める魚としては、クロダイ、とかベラとか、ヤマメとか、ニジマスとか、書いててどんな魚か実はよく分かってないがとにかく「オッ、なンかスゴそう」という押しだしの効いた名前が想起される。
それがブラックバスとくると、にわかにオシャレ気な、スポーツフィッシングとか、「Hit!!」とかスカした雰囲気が濃厚になってくる。
ブラックバスなる魚はそもそも釣るために無理やり放流した魚だとか。
それがもとから居た魚を食っちまってデカいツラをしている訳だ。
自然保護などガラじゃないが、野蛮な外国種が日本のイキなお魚を痛めつけてるッてェのが取り合えず気に入らない。
更にブラックバスを釣る人々は、「キャッチ・アンド・リリース」を口にする。
「お魚さンとは遊ンでもらうだけで、相手をしてくれたあとは、また遊ぼうねーッと逃がしてあげる」そうな。
命を大切にし、資源を守るからとても良い釣りである、と。
友釣りだ、一本釣りだ、と釣り上げて刺身天ぷらに仕上げたりするのは残酷ですワ、と。
一見マトモッぽい、いかにも嫌らしい物言いだ。
ブラックバスはパワフルで大暴れする分、釣りをする方としては「釣り味がいい」のでどんどん増やしたいという。
在来種は大人しくてつまンないし、在来種はブラックバスの大事なエサだし、在来種がいなくなれば「良くない釣り」も必然的に無くなる、と。
よくもここまで身勝手な事をエコロジスト気取りで言えたもの。
釣り師なンざァどうでもいいが、問題はお魚さンだ。
お魚さンは遊びたいの?
熾烈な生存競争が繰り広げられる湖底にあって、エサの確保は今日という日の死命を制する。
そこにいかにも美味そうなエサがやってくるじゃないの!
食うべしッ。
うッ!? し、しまったッ!!
俗に言うヒモ付き!!
邪悪な人間共のワナだッ。
くッ、くそッ、引き上げられるッ。
このままじゃ殺される!?
畜生ッ、もうここまでなのか?
「あきらめるなッ、自分の力を信じろ!!」
「心を燃やせ、奇跡を起こせ!!」
「まだおまえにはやらねばならない事がある筈だ!!」
ううッ、仲間達の声が聞こえるッ。
うおおおおおおーーーーーーーーッ!!
殺られてたまるかぁーーーーーーーーーーーッ!?
何ッ!?
だ、駄目かッ!?
うわあああああああッ!!
「はあーい、お魚ちゃァン、また遊ンで頂戴ねェ」
チャポーーーン!
ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、・・・・・・・。
なンじゃそりゃァ!?
一般的にはこういうのは「もてあそんでなぶり殺す」という。
「遊ンでもらう」という使い方はモヒカンの野盗業界のギョーカイ用語に近い。
食わンのなら釣ンなよ。
命のやり取りを遊びでやる奴は今日という時代に生きていてはいけない奴だ。
矢口高雄の本読ンで出直して来い。
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