意凍ism ~イコオル・イズム~

個人的な日記のようなメモと、H20で大殺界を抜けた土星人(+)としての生き様を、気楽に書き連ねていこうと思います。

読書(ミステリー)遍歴

2008年01月15日 18時24分51秒 | つぶやき
ぼーっとしてられないタチなので、たまに本を読んでいる。例えば、ランチで食事が出てくるまでの時間の間が持たない。あとは電車通勤の間とか。複数でいれば会話するのでよいのだが、一人だと何かしていないと落ち着かない。
携帯いぢっているのもいいのだが、30過ぎのおっさんはあまり格好良いものではないので。

読書といっても、高尚な内容でなく、ミステリーものが多い。
しかも、基本的に映画化されたとかで興味を持ち、映画化された作品じゃないのから入っていくパターンが多い。なので、かなりミーハーというか著名な作家ばかりなので、あまり掘り出し物はないです。

最初にミステリーにハマったきっかけは、小役人シリーズから入った真保裕一。ベストワンは「奪取」だけど、「ホワイトアウト」もかなり良い(映画は酷いけど)。

次が、バックボーンが理系という東野圭吾。ベストワンは決めづらい、いろんなジャンルで秀作があるから。羅列すると「天空の蜂」「秘密」「ある閉ざされた雪の山荘で」「どちらかが彼女を殺した」「時生」などなど。ミステリー以外の凝った作品はもちろんいいけど、普通に○○殺人事件みたいな感じの作品が気軽に読めて好きです。

大ミーハーに宮部みゆき。ベストワンは「火車」。これは本当にハマる。個人的には全ミステリーの中でNo,1ってくらい。「魔術はささやく」「龍は眠る」も読んだ後の清涼感があっていい。「模倣犯」はかなりの長編ですが、読み応え十分でかなり面白かった。

リーガルミステリーの中嶋博行。「検察捜査」「違法弁護」「司法戦争」の3部作は、国内ではほぼ比類無きジャンルなので、あっという間に読んでしまった記憶があります。

福井晴敏。「亡国のイージス」は福井初心者にも十分楽しめる内容でした。「終戦のローレライ」(未読)は単行本4分冊なので、まだ手を付けられず。

高村薫。「マークスの山」はまずまず楽しめたのですが、「リヴィエラを撃て」は結局最後まで自分の中で消化(理解)できずに終わってしまいました。難しかったし、あまり僕の好みでは無さそう。

そして最近出逢ったのが、雫井修介。「クローズドノート」(未読)の映画チラシを見てたら、出身はミステリー作家だということを知り、さらに“圧倒的なリーダビリティ”という意味不明の紹介に惹かれて手に取ったのが「虚暴」。これが本当に“圧倒的なリーダビリティ”でした。一気にファンになってしまった。次いで読んだ「犯人に告ぐ」も期待に応える内容で面白かった。

さらにテレビのR30で見て興味を持った新堂冬樹。今読もうと思って手元にあるのが“黒新堂”の「血塗られた神話」と“白新堂”の「忘れ雪」。また新たな作家との出逢いを楽しみたいと思っています。