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五代目の日記

創業江戸慶応年間の神田一政鮨。五代目店主のお魚の話、お酒の話、釣りの話。もちろんお得情報も。

天気になぁ~れ!

2009-07-31 14:12:41 | 寿司のお話
今日は、お米の話です。

うちの店では、宮城県産のササニシキを使っています。

コシヒカリ系のお米も美味しいのですが、私には米粒のひとつひとつが、硬いような気がします。

ササニシキは、その硬さがありません。

先輩に紹介してもらい、ササニシキを仕入れています。

ササニシキは、すごくデリケートな品種で、育てるのが難しいと話をお聞きしました。

今日ニュースで、北海道・東北地方が日照不足で困っているそうですね。

以前の不作の年は、いいお米を仕入れるのに、たいへん苦労しました。

いくらいい魚があっても、お米が美味しくなければ、寿司は台無しです。

ちょっと気をもんでいるしだいです。

シケ続きの海も困りますが、お米の出来が悪いのは、もっと厳しいかもしれません。

夏らしい天気が続いてくれれば、お米も大丈夫でしょう。

暑い夏になってもらいたいと思っています。

うれしいご予約方法

2009-07-02 16:31:00 | 寿司のお話
今日は、ちょっとわがままかもしれませんが、ご予約の時のお話です。

うちの店では、大きな宴会はあまり得意分野ではありません。

カウンターとテーブルだけの店ですから、あまり大人数様だと、一緒に並んで座って頂けません。

もちろん個室があるわけでは、ないので、あまりご用命を承りません。

お店としては、少し大人数様になれば、貸切り営業も大丈夫なのでご予約をお待ちしています。

今は、ネットでメニューも掲載していますが、なかなか最新情報を発信出来ていないのが現状です。

昔のお客様方は、初めての店でのご宴会の前に、軽く下見と称してご来店頂いていたような気がします。

私達店の人間も、その時のお話でメニューを決めさせて頂いた訳です。

今では、みなさんお忙しいでしょうから、なかなか下見は難しい事だと思います。

電話でご予約を頂く時に、ちょっとヒントを頂ければ、とてもうれしい事です。

お客様は、ご年配の方が多いですとか、女性が多い。お飲み物は、焼酎がお好きだとか、お献立にこの料理を入れてなどのご希望があれば、ぜひ一言お願いいたします。

なるべくご要望に沿えるように頑張ってまいります。

お刺身やにぎりの他にも、旬の魚介類を使ったお料理でお待ちしております。

大人数様のご宴会でなくとも、少人数様でもご予約頂く事は、助かります。

ご予約の際は、なにかありましたら、お言いつけください。

中とろ40貫

2009-06-30 16:19:55 | 寿司のお話
今日は、昨夜の深夜番組で見た中とろにぎりのお話です。

なんとなくテレビを見ていたので、細かい内容は、あまりよくわかりませんが、中とろのにぎり40貫で1kgあるみたい。

中とろの切身もまずまず大きく標準的なにぎりの大きさでした。

細身のタレントさんが、食べているのですが、20貫越えてからは、だんだん厳しそうな感じでした。

まあ、お茶を飲んだり、ガリを食べたり出来ないようだったのでキツイでしょう。

いろいろな種類の寿司種なら、味が変わって楽かもしれませんが、中とろだけというのもなかなかたいへんです。

まあ、テレビ番組ですから、このような企画なんでしょう。

今のお客さんは、昔の方々に比べるとにぎりの数を召し上がらなくなったと四代目が言っていました。

昭和20年代後半の頃、当時世界でも有名な日本人水泳選手は、150貫位食べていたそうです。

運動選手とタレントさんの違いはあります。
だけど、やはり昔の話ですが、アメリカ人の女性がよくご来店になって、中とろ40貫位楽々食べていたという話です。

その女性、中とろだけしか召し上がらなかったそうです。

今までにいらした外国人の方々は、中とろ単品とかのご注文も多かったです。

近頃では、海外でも寿司屋が増えてきたので、いろいろ召し上がって頂けるようになりました。

さて、まぐろですが、意外と消化の良い食べ物だそうです。

市場のまぐろ仲買人達は、離乳食の時に鮮度の良いまぐろを食べさせるという話も聞いた事があります。

でも、無理して数多く食べなくてもいいですかね。

テレビ番組から、ちょっといろいろな事思い出してみたりしました。

半年間

2009-06-12 18:48:21 | 寿司のお話
今日は、海外の寿司事情についてちょっとお話します。

海外でも日本食ブームは、あいかわらずだそうです。

以前は、欧米中心だったのですが、近頃中国で大人気みたいです。
中国では、お刺身を食べる事はなかったようですが、近頃の経済成長と同時に、お刺身や寿司に注目が集まっているとお客様からお聞きしました。

二年間続けて、初荷の東京市場で、一番の本まぐろを買い出したのは、中国系のお店だと聞いたいます。

東京をはじめ日本各地の市場から、高級食材を買付け、海外に航空便で送っている事も多々あります。

海外にも日本人の板前は行っているのですが、多く働いている人達は、アジア系の人が多いのが実情のようです。

ある人に聞いた話ですが、カナダに韓国人が経営する寿司職人養成学校があって、半年間で育成してくれるみたいです。

昔は、寿司屋らしくなるまで、10年と言っていた時代があります。
初めの2年位は、魚を触らせてもらえず、掃除、お茶出し、出前などの仕事を中心だったみたいです。

だんだんまかないから仕込みをやらせてもらえるようになって、最後ににぎりです。

一年で何