迷悟在己

痴呆寸前が巷間を漂いながら日々の雑感を書きます

骨折その2

2010-02-10 06:49:01 | 日記
実は骨折は二度目である。
まだ若いとき、本を詰めたミカン箱を担いで運んでいた私を隣のおっさんが呼んだ。
「ちょっと大将!」
「うっ」と振り向いた途端、5センチほどの入り口の段差に半分かかった足が
「ピキッ!!」と音がして激痛が走った。
部屋に戻って椅子に腰をかけても痛みは増すばかり。
そのうち足がどんどん膨れてくる。
こりゃなんだ?。
多分捻挫だよ 医者へいかなくっちゃ。
ということで医者へ行ったら「折れてまっせ」ということだった。
何しろ右足である。しょっちゅう足を上げてるわけにはいかない。
日中は痛み通しで、右のにいちゃんをかばう左の弟足が痛みだす始末で、そりゃもう大変だった。
松葉杖を貸してもらっても、なかなか上手く使えないので、大体の用事は片足とびで済ました。
それでも日にちが経つにつれて直っていき、とうとう気にならないうちに完治した。
それに比べれば手首の骨折は楽だ。
犬に追いかけられれば走って逃げれるし、手首を挙げていれば風呂にだって入れる。
病院へ行って足にギブスを巻いた悲運の仲間を見るにつけ、
「ああよかった??」と足骨折でなかった幸運に複雑な安堵感を感じるわしだった。
病院のナースが美人だったらよかったのだが、年増のねえさんばかりで楽しみがなかったのはこれも不運のうちかも。