天愛元年

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新元号『天愛』元年にスタート

秘処

2019-11-05 15:46:28 | 日記
 いや、京都の紅葉の便りが届き始めると居ても立ってもいられん気になるなあ。旅行会社からばんばかメールが入る。金戒光明寺とか真如堂もエエし、二尊院、常寂光寺に天竜寺、嵐山とか、仁和寺、北野天満宮の、どれもこれも目移りする。その上、誰にも教えとうない紅葉秘寺として洛西の楊谷寺や光明寺、それに伊勢物語で在原業平が「大原や 小塩の山も けふこそは 神世のことも 思ひ出づらめ」と歌った、紫式部の氏神でもある大原野神社も紹介されると、どれを選ぶか頭の中がパニックになるわ。去年は東福寺に、夜のライトアップされた清水寺、さらに嵐山、天竜寺と大覚寺、大沢の池で、それぞれの色合いのグラデーションを堪能した。
 心を落ち着かせ頭を整理するため、『京都 紅葉めぐり、雪模様』(写真・文・水野克比古、小学館)を手に取った。それによると、「京都のカエデ紅葉は高尾山・神護寺の金堂前から始まり、下鴨神社・糺の森で終わる」と言うそうな。本を参考にしようとして余計、千々に乱れるわ。
 この本の怪しからんのは私が秘中の秘、世間のうつけには知らせとうない、広沢池をあられもなく曝していることや。ぬけぬけと「私の十八番」と言い張り、「朝な夕な、写欲をいつもかき立てる創造の泉だ」とほざいてやがる。我が専有物を、分厚いレンズを通してしか見えない者に横取りされてたまるものか。
 それにしても、フィギュアスケートの羽生結弦選手のイメージをかたどった宮城県角田市の田んぼで、無事に米を収穫できたとは、奇跡的やな。台風19号で大被害を受けた丸森町がすぐ傍だけに、何かに護られていた気がする。
 やっと「チータラ」が手に入った。女子ゴルフの渋野日向子ちゃんがスウィンギングスカート台湾選手権に出て、現地でも大人気で台湾ファンクラブができたそうな。私も昨晩、チータラを酒の摘みにできたことで、真の渋野ファンに成れた気がする。

広沢は 吾れの池なり こよなくも
あはれ愛ほしく 慈しむなり









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