天愛元年

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新元号『天愛』元年にスタート

清算

2020-05-12 15:14:08 | 日記

 5月12日、キュリー夫人がラジウムを発見した日か。何の符合か、昨晩は乳頭の湯に浸かった。やはり白濁した湯は温泉気分を高めてくれた。わざわざ秋田に出向かなくても疑似体験させてくれて、バスクリンさん有り難う。ラジウム温泉だけでなく、キュリー夫人はポロニウムもトリウムも発見した世界初の女性博士であるそうだけれど、物理や元素周期表についての知識が小学生にも達しないので深入りしない。ラジオ深夜便によると、誕生日の花は風ぐるまで、花言葉は「心の美しさ」「高潔」らしく、言うなればマイデーか。町内放送がまた、3密を避けましょうとがなっている。それで、図書館や体育館を閉め続け、役所仕事も絞っているのに待遇は不変というところが、休業自粛の民間事業所と違って、都合の良い永久優良業種である。
 また、コロナ非常事態宣言のどさくさに紛れる形で二流官庁得意の狡辛いやり口で、青森六ケ所村使用済み核燃料再処理工場の稼働に向け、原子力規制委員会が13日にゴーサインを出す予定と伝えられている。一般企業には休業を要請しながら、食い扶持の国策事業はこっそり進めようというのだから、これこそ火事場泥棒と言えよう。入口である原発の安全性も確保できていないのに、出口のサイクル構想を進めても戦艦大和の二の舞にしかならない。
 帝都東京の新型コロナウイルス感染がすっかり下火になり、ドンマイ、ドンマイの声が処々から満ち溢れてきた。非常事態宣言前の通勤電車の混み具合が普段通りだったのに、都がこれまで発表してきた感染数値で済んでいるなら、例年のインフルエンザ感染と変わりなく、警戒する必要もなさそうである。米欧や中国では異常に流行っていても、日本人の体質や生活スタイルと別なのだから、統計的に嘘さえなければ気に病むことはないのだろう。本邦では、ウォシュレットの普及、入浴好き、家で靴を脱ぐ習慣など、蕃国とは清潔度が全く異なる。
 では、著名人の感染死などを深く悼んで謹慎してきたのは、過度な対応だったのかというと、一概にそうとも言えない。実質の意味がなくなっているのに、慣習、惰性だけで続けてきたような人生の無駄を省く、断捨離の好機にすればよいと考える。居酒屋に行ったり、パチンコに勤しんだり、真に好きなことはどんどん再開すればいいけれど、嫌々ながら義理で付き合っていたようなことは、「3密回避」を大義名分、言い訳に断る口実に使えるようになった。例えば、職場などで語らううちに、ついお互いにムラムラして、出来心で関係を結んでしまったものの、一方的に切って事を荒立てると泥沼に陥る危険性があるため、仕方なく続けているけれど、潮時を見つけたいと思っている場合、この手が使える。小池都知事が仰る、「不要不急」の物を断ち切る絶好のチャンスであり、私はこれを『コロナ清算』時代の到来と名付けたい。
 個人の生活はもとより、政治や行政、労働慣行、税制、思想、民族、宗教、国境、スポーツ、五輪を始め、あらゆる局面にわたってコロナ清算の俎上に乗せる好機だと思う。例えば、オーストラリア山火事のエネルギー利用を原発に代替させるとか、オリンピックの開催権を国連に移し(あるいは新オリンピックを創設)、シリアとかアフガニスタン、ソマリアなどの紛争地で平和の祭典として実施するとか、コロナをきっかけに希望に溢れた世界が展望できる方向に持っていけば、禍を転じて福と為すことができる。

これ要らず
あれ急がずと
仕分けゆき
ころな越えれば
道もひらけむ





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