天愛元年

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新元号『天愛』元年にスタート

崩壊

2020-05-13 16:50:31 | 日記

 ウイルスへの免疫力を付けるためには、発酵食品を食べるのが良いという。プラスチック容器入り納豆の表面を覆う半透明シートの剥がし方について、テレビ番組で見た生活の知恵に倣って実践するけれど、大概1、2粒取り残しがあってイライラする。フィルムの四隅を上げて少し浮かせたところを、開けた容器の蓋側にずらして引っ張ると、ネバネバともども蓋にくっ付き、蓋を切り取って捨てれば処分が簡単、と教えていた。しかし、静かに持ち上げたつもりでも指を放すとシートが戻り、ずらす時には少量引っ付いていく。もどかしいけれど、気にしなければ済むことである。
 気にしないでは済まないことがある。大相撲高田川部屋力士の勝武士の新型コロナウイルス感染病による逝去の衝撃に唖然とする。お亡くなりになったことへの無念はもちろんであるけれど、4月4日発病から診察拒否を経た本日ご逝去までの次第を読むと、何が医療先進国とか虚言を呈したものだと怒りがこみ上げる。医療の心が崩壊してしまっているではないか。これが帝都東京の医療体制の実態かと罵ってやりたい。
 トランプ米大統領が自説を広めるため活用しているというので、数年前にツイッターに登録した。英語力がない上、政治状況の流れを知らず誰に向かって吠えているのか分からなかったり、また言葉の省略が多くて、理解が難しいものの、新聞より先に何か言っているのを知ることができ、面白かった。ついでにCNNとかBBCなど外国報道機関のニュースや写真、動画も覗くことができて便利だった。しかし、コロナ以降、スポーツの生ニュースが激減し、国内物も一方的な金切り声のような浅ましいものばかりになって、中身を閲覧する気がなくなった。また、主宰者も監視の目を強化すると宣言し、最近はやりの自粛警察、vigilante の役割を担うというので、摘発される前に止めた。
 今春からのコロナ不況により、生活資金給付や休業補償支給が始められているけれど、手続きの煩瑣などにより実際に届く前に自殺していたとか、倒産廃業していた事例もあり、スピーディーな処理が課題となっている。これをクリアするためには、各国中央銀行のブレーキによりしばらく様子見の状況となっていたデジタル通貨『リブラ』導入の議論が一挙に前進する可能性が出てきた。いざという時にクリック一発でアドレス先に払い込みが完了するのだから、緊急事態時にこの仕組みを活用しない手はない。というわけで、このデジタル通貨生みの親のフェイスブックに乗り換えることを考えている。
 トランプ大統領も、顕著な効果が期待できないマイナス金利導入をFRBに強要するよりも、アメリカ発の新技術通貨で世界標準をリードしていくくらいの覚悟でないと、コロナ禍の世界終息後の時代には中国の腕力に引きずり回されることになりかねない。中国はユーラシア共同体の覇者を遠く睨んで、せこいマスク援助の微笑み外交を始める一方、オーストラリアには牛肉輸入の制限など恫喝外交で揺さぶるなど、米中覇権の対峙に備えている。大統領選ばかり見据えた内向き政策に甘んじていると、地球規模では後手を踏むことになりかねないことを警戒すべきである。
 豊臣秀吉が豊家永代の礎として造営した太閤御所の遺構が、京都仙洞御所内に発見されたという。人が石垣であって、次代に引き継ぐべき堅牢な仕組みを覇者のうちに作り上げておかないと、あとを狙う者が後を絶たない。

垣間見ゆ
太閤御所
夢の跡
世継ぎの末の
安らかなれと





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