こまちゃん

爺婆ふたり生活の日記

肉親を亡くす悲しさ

2010年10月15日 | 親の介護録
母が亡くなってから半年以上過ぎたのに
ふっと母の事を思い出し涙がとまらなくなることがある
母が亡くなった日の悔悟が頭をもたげるのです

その日、母の様子が良くないと思いつつも
父の食べるものを買いにスーパーへ行ったのです

どうしても買いに行かなくても良かったのに
もっと急いで買い物をすることもできたのに

その時、何か少し疲れを感じていて
家の外の空気を吸いたくて出かけたのです

母のいない生活になれてきて落ち着いてくればくるほど
あの日の自分の行動が情けなく申し訳なくなり
ふっと思い出してしまうのです

父の寝室の母の遺影はいつも微笑んでいる
その笑顔を見ると涙してしまう気がして見ないようにしている
しかし、そういう自分がまた嫌になるのです


父は日記のようなメモをノートに付けているが
数日前、(秋子死亡)と
母の死を確認しているように記されているのを見た

父もまだ、母の死を受け入れられないんだ


   


夫の甥と姪は幼くして両親を亡くした

私たちが養育することになり、
私は、それなりに楽しい時間を過ごし、彼らは成人して独立していった

当時、幼い子供を残してこの世を去った弟夫婦の無念な気持ちは察することができたが
今、自分の母を亡くすまで彼らの心の痛みは本当には分かっていなかった
(一生懸命すれば彼らを幸せにできる)と思っていたのは思い上がりも甚だしかったと思う


60歳過ぎて、母を亡くしたからといつまでも悲しんでいてはいけないと思うのだが…

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