私的メモ(他人は見るべからず)

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タブレットPC

2005年07月27日 | IT技術
コンピュータが普及したというものの、キーボードやマウスによる入力よりも、紙への直感的な入力の方が便利で簡単とお考えになる方は、数多くおられることと思います。タブレットPCはコンピュータと紙の便利な面を融合させた新しいツールです。今回の「ちょっと拝見」では、世界最薄・最軽量のNECのタブレットPCをご紹介します。

とにかく軽くて薄い
今回のタブレットPCの大きな特長は次の点です。
1. 軽い
999gと他社製品に比較しても圧倒的な軽さです。片手で持ちながら、操作をすることができます。
2. 薄い
15mmとコンピュータとしては驚異の薄さになっています。
3. ペン
紙に書くのと同じ感覚で、ペンでの入力が可能です。文字認識もできるので、書き込んだ情報をテキストデータとして保存することもできます。
4. 縦横切り替え
ワンタッチで縦画面と横画面を切り替えることができます。ボタンを押すと画面が90度ずつ回転します。
5. 拡張性
USB2.0のポートがあるので、CD-ROMなどの拡張機器の接続も簡単です。
縦横切り替えの絵

紙のような感触で利用できる理由
 どうして紙のような感触で利用できるかという点について、もう少し詳しく見ていきましょう。
 まず机の上に置いて利用する時、本体が15mmの薄さなので、使用していても段差があるという感じがありません。また、キーボードを塔載していない「ピュアタブレット型」の採用により、ごく自然な感じで専用ペンを利用して、入力をすることができます。
 次に強化ガラスによる液晶ディスプレイを採用したという点にポイントがあります。強化ガラスは他社が利用しているアクリルなどに比較して頑丈であるため、保護層を0.5mmの薄さにすることを実現しました。この保護層が薄ければ薄いだけ、視覚で認識する画面の位置と、実際の画面の位置との差が少なくなります。この差のことを視差と呼びますが、この視差がアクリルのものに比べ、2分の1と小さくなっているのです。
 入力ツールに電磁誘導デジタイザ専用ペンを採用したことも、紙の感触により近づけた要因と言うことができます。これまでのタッチパネルに比べて、精度の高い操作ができ、文字入力についても誤認識が少なくなっているのです。
強化ガラスの場合の図


手書きの文字も検索可能
 タブレットPC対応のソフトウェアは充実しているので、手書きで色々なことが実現できるようになりました。電子メールもその一例です。キーボードが苦手だったり、手書き文字の温かみを大切にしていたために電子メールの便利さを活用できなかった方にも、手紙を書くのと同じ感覚で手書きのまま電子メールを利用していただくことができるようになりました。
 もちろん絵を描いてイメージをそのまま伝えることもできます。また説明をしている時に手書きで注釈を加えながら、プロジェクタに投影すれば、電子ボードとしても活用することができます。
 これまで、手書きで入力した文字は画像として保存されていましたが、今回のシステムでは、書かれた文字を画像とテキストデータの両方で保存しているので、テキスト検索にも利用することができるようになります。これは特定の言葉などを探し出したい時に、大きなメリットとなります。

色々な場所で便利に使える
 無線LANで接続できるので、ネットワークの接続口がない場所、例えば、校庭などで植物観察に利用したり、体育館でスポーツ測定の記録に利用することもできます。バッテリーが最大3時間程度はもちますので、グループで1台持って取材に出かけていき、その内容を下書きすることなく、記録することも可能です。また、机の上に立てかけるスタンドが用意されていますので、用途に合わせてお使いいただくことも可能です。教室に1台、タブレットPCとプロジェクタを入れていただくことで、電子ボードのようにご利用いただき、必要に応じて携帯するという使い方も便利かと思います。


タブレットPCの写真01
タブレットPCの写真02


 「紙の使用感」にこだわり、軽さ、使いやすさを徹底追及したNECのタブレットPC。一度、お店で触ってみて、実際にその感触をお確かめください。また、本製品に関するお問い合わせは、NECの営業担当者までお願いします。

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