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BELOVED

好きな漫画やBL小説の二次小説を書いています。
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ロミオの青い空

2016年02月10日 | 日記
今月2日からキッズステーションで放送が開始された「ロミオの青い空」。

9話まで見逃してしまったのだが、小学生の頃に観ていたので懐かしさを感じた。

今日放送されたのは、主人公・ロミオの奉公先の息子・アンゼルモが狡猾な罠を巡らし、ロミオを陥れようとするが、失敗に終わってしまい、ミラノを支配するギャング「狼団」から追放されてしまう。

己の身から出た錆だというのに、ロミオを陥れようとする卑怯なアンゼルモ。

「狼団」のメンバーもいい子達とは言えないが、アンゼルモのように卑怯ではない。

この作品は、アルフレドとジョバンニという、光と影のヒーローが居る。

アルフレドは貴族階級出身だったが、親族が財産欲しさに両親を殺害し、彼に放火殺人の濡れ衣を着せ、妹を人質に取られた為、身を潜めていた。

しかし、彼はロミオと出逢い、煙突掃除夫達の秘密結社「黒い兄弟」を結成し、ジョバンニ達と対立することになる。

二人は対照的な性格だが、意気投合する。

アルフレドは、自らの汚名を返上する為、父の形見である勲章を持ち、公の場に姿を現す。

そして汚名を晴らし、彼はロミオの腕の中で息を引き取る。

憎しみ合う存在でしかなかった煙突掃除夫と狼団が同盟を結ぶ。

ロミオは年季が明け、故郷の村へと帰り、教師として子供達に文字を教えるというラストで終わる。

20年以上の作品だが、時代を越える名作である。

当時は阪神淡路大震災や、オウムによる地下鉄サリン事件など、暗い事件が相次いだ。

そんな中でロミオやアルフレド達の生き様を見て、励まされた。

名作は、いつまで経っても色あせない。

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