夜のブログ

講評です

【-4】 狐の嫁入り

2007-02-11 17:33:24 | 講評2007
> 今となっては手慣れたコースのひとつである交差点を左折した時、それは飛
> び出しき
> た。
>「あぶない!」

うーん、石田さんより早く字面が事故ってしまった。
Webの文章はフォントサイズやdiv要素の属性によって折り返しが変わるので
ケースバイケースで使い分けましょう。
……まぁそのへんは置いておくとして。

内容: -1
文章: -3

脱字や改行位置はともかく、時制が何だか妙じゃありませんか?
特に、女が石田さんを見つめていた表現のある周囲で
顕著におかしくなっているようです。
ずっと見つめていた~という表現は比較的長い時間の経過を伴う
横断的な表現になるでしょう。
その中に粒度の異なる混じっていたり、後ろから補足するように
現在形の文章があるのがとても読みにくい原因かと思われます。

内容というか、カットしなかった技術的な問題とも言えますが
最後はまったく不要。
手負いの狐がいつまでも同じ所にいるわけはないし
いてもいなくてもあまり意味があるようには思えません。
死んでたら埋めてやるつもりで行ったのかも知れませんが
撥ねた段階の描写で致命傷とは思えない上、
石田さんがどうやって戻ったのかと余計な疑問が残ります。

口の動きに目を凝らした云々というのも、不要というよりは
悪い方向に作用していると思えます。

内容は悪いわけじゃないのですが、一般的に伝わる
狐の復讐譚の枠を出ているわけではないと思います。
前半はよかったんですがねぇ…。

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