ひゃっかんのひとりごと

日常生活の中で感じた事を、防備録の代わりに徒然に。

デジカメ

2005-04-01 | デジタル機器
 最近ふとしたことから古い200万画素のNikon CoolPix950というデジカメを入手した。たかだか200万画素なのだが、実写してみて驚いた。現在の高画素クラスのカメラに比べて圧倒的に階調性が優れているのだ。さらに暗部や最近のコンパクトデジカメでは普通になってきたノイズが皆無なのである。200万画素あればサービス版は疎か2Lまでプリントしてもほとんど気になる事はない。

 高画素になるに従って、階調性の悪さとノイズの多さには閉口してきた。CCDを小さくしてその上画素数を増やして実装する。考えれば1画素あたりの受光面積は小さくなるのは当然の事だし、それに伴い感度が不足してくるのも何となくわかる。それを埋めるために手ブレ補正やJPEGに変換するエンジンを練りに練って高画質化しているのもよくわかる。しかし根本的な解決にはなっていない。やはりCCDがAPSサイズの一眼レフでなければならないのだろうか?

 そう思っている矢先に、富士フイルムよりFinePix F10と言う新機種が発売された。これはハニカムCCDを使用し1画素あたりの受光面積を広くして高画質化したモノらしい。実写画像がさんざんネットに流れているので見てみたが、確かにノイズも少なく高感度に耐える。低速シャッターを切る必要もないので被写体ブレも減るだろう。しかし新しもの好きの私としては何故か食指が延びない。CoolPixの画像がそれほどまでに鮮烈だったのである。

 今さら200万~300万画素の高級デジタルカメラなんて売られる事はないだろうが、ユーザーが欲しているのは本当に高画素なのだろうか?メーカーのリサーチの結果は知る由もないが、もう一度勇気のあるメーカーが作ってくれないだろうか…。

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