ひゃっかんのひとりごと

日常生活の中で感じた事を、防備録の代わりに徒然に。

すぐれもの

2006-06-10 | デジタル機器
 昨日から梅雨入りした模様であるが、この時期になるとマイクロフォン(特にコンデンサ型)の管理には気をつかう。1本でも最低20万円はする機種ばかりだから、そうそう買い換えるわけに行かないのだ。通常は簡易なシリカゲルか何かを入れておくだけで十分なのだが、これから秋の長雨が終わるまでは日本は異常な湿気に見舞われる。
 例年、ある程度密閉された箱の中に湿度計と少し多めのシリカゲルを入れて、湿度が40~50%になるように調節するのだが、先日ヨドバシカメラで見かけた東洋リビングという会社から発売されている、「モバイルドライ(定価2,480円)」を購入してみた。購入した当初は湿度の目安となるシリカゲルがピンク色をしていたので、2時間ほどコンセントに差し込んで青色になるまで乾燥させた。
 通常使っている箱の中に入れたが劇的な変化はない。因みにこのときの我が家の湿度は76%近くあった。当然箱を開けっ放しにしたのだから、箱の中はかなりの湿度になっている。当然箱に附属している湿度計も「WET」を指している。この状態はマイクロフォンにとっては余りよい状態とは言えない。しばらく箱を密閉させて4時間ほど様子を見たところ、徐々にではあるが湿度計が下がり、45%位を指すようになってきた。
 マイクロフォンにとって高温・高湿は避けなければならないが、だからといって急に乾燥したところに入れてしまうと、これまた余りよい状態になるとは言えない。
 この「モバイルドライ」はゆっくりゆっくり自然に乾燥するような状態に持って行ってくれる。これは凄い!
 実売価格たったの1,980円だ。高価な保管庫という手もあるが、何しろ我が家は狭いので置き場所に困るし、来客がある度に移動させなければならないような感じになってしまう。
 しかしこのモバイルドライは常に40~45%を維持してくれるので、マイクロフォンにとっては快適な環境に違いない。これで今年の秋までは安心して使える。
 そうだ、7~8月にかけてヨーロッパツアーに収録のために同行しなければならない。どうやってマイクを持っていこう…。

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