「ＯＮＥ ＰＩＥＣＥ」で人権教育

「ＯＮＥ　ＰＩＥＣＥ」で人権教育　生徒の心に大ヒット(朝日新聞) - goo ニュース

　大人気の少年冒険マンガ「ＯＮＥ　ＰＩＥＣＥ（ワンピース）」（尾田栄一郎作）を、学校の人権教育の授業で使う取り組みが始まっているそうです。
　大阪市東淀川区にある柴島高校で、１月にあった２、３年合同の「世界の人権」の授業。教室のスクリーンには、やぶ医者のヒルルクと、ワンピースの主人公の一味でトナカイのチョッパーのやりとりが映し出されていたそうです。外見のせいで仲間外れにされ、孤独だった登場人物が、友達との出会いを通じて成長していく。そんな姿が生徒の心にまっすぐ届いているそうです。
　『チョッパーは現代社会の誰のことか。』と、生徒らに感想文を書かせると、「人種差別を受けた黒人」「路上生活を余儀なくされたホームレス」「障害者」「いじめを受けた人」などの記述がある中、「チョッパーは自分」と書いた男子生徒がいたそうです。
　もしかすると、現代社会においては、誰もがチョッパーみたいに仲間外れにされる危険を含んでいるのかもしれません。