Humoreske(小噺ひとつ)

ここでおひとつ、小噺をひとつ。
フモレスケはユーモアからきたことば。

レミーのおいしいレストラン

2007-08-06 | 映画♪DVD噺
週末は死んでいた…。

お誘いしていた友人にふられて約束もなくなったことと
連日の午前様が無気力無意志にするすると誘って
いっていた。。。

こんなんじゃいかん、、、と起きて
お洗濯やらお掃除やらとしつつも
すぐ座り込んで本を読んだりビデオを見ては
ぐーったりだらだらしていた。。。

これじゃいかんのじゃーと、夕方になって気を取り直して
眼科へ出かけ、その後おうち近くのロミロミへ。。。

波の音とハワイアンの聴こえるところで
プルメリアの香りのオイルマッサージを受け、
固まりきった身体をひじでごりごりしてもらいながら
あうううぅぅぅと地の底からでるようなうめき声を
あげたあと、すっかりすっきりして、
そのまま帰るのもなんだかなと思って、ついつい
そこからバスで
六本木のレイトショーへ。

なんか、頭は使わなくてよくて、すっきりする
痛快劇を見たいと思ってオーシャンズ13でも
見ようかなーと思ったら、まだ始まってなかったのね(笑)。

で、クルーニーとは似ても似つかぬネズミさんの
お話へ。。。(笑)

レイトショーとは言え、夏休みの六本木ヒルズは
大勢の人。人気映画とあって、ほぼ満席。

私もこうしたアニメ系の映画を見るのなんて
何年ぶりだろう。千と千尋以来かも(笑)。
しかも、好きでもないネズミのリアルな動きを
見に来るとは、ちょっと、どうしちゃったのかしらと
われながら思いつつ、、、
でも上映中は、会場と共に沸き、上映終了後には
なんとはじめての光景だたけど、場内が拍手に包まれてたし、
立ち上がる客からは笑顔のこぼれる作品。


誰でも願えばコックさん。。。


食料庫から食物を盗んでは仲間を増やしていく
一流レストランとはまったく正反対の、むしろ
敵であるネズミの中で、特別な才能を持った
シェフ志願のネズミのレミー。

母子家庭で育ったもののその母が亡くなり、
フランス一をかつて誇ったレストランに
雑用係として入ったリングイニ。

夢の都パリで、一人と一匹が出会う・・・となれば
ストーリー展開は誰だって予想が出来そうなものだが
巧みな人物描写と性格の描き方で、小気味良い
期待以上というか、予想を裏切る展開を見せ続ける様は
ちょっと忙しすぎるくらい(笑)。。。

かつてハリーポッターを見て酔ったことのある私なので
CGアニメもちょびっと目がまわりそうになっちゃうのです。。。

ディズニーの映画らしく、
信じること、名声を手にして自分を見失ってしまう弱さ、
仲間との協力、思いやる心、勇気、大事なものを守る強さ、
シンプルで、ストレートで、誰にでも通ずる「心」が
描かれているあたり、わかりやすくて良い。。。

善悪も明瞭だし、悪の中にも情けをかけたくなる
ところがあって、まっすぐなものはまっすぐで・・・


レミーのおいしいレストランの原題が「ラタトゥイユ」と
あるのを見て、何でなんだろうって最初に思っていたのが
最後にはよーーーくわかるように出来てるしね、


実際、、、ネズミ料理はご勘弁って思うけど、
パリの街並み、星付レストランの舞台裏とか
なんだかアニメとは思えないくらいの
現実よりも現実っぽいリアルが、パリをより魅力的に映し出していて
行きたいなって思わせた。。。


愉快痛快。


すっきりしない休日の終わりにはちょうどよい選択でした。
で、六本木から途中まですたすた歩いて帰ってきて、


明日が月曜日だって思い出した…@_@。。。
調子に乗りすぎて夜更かしはいけません。

ディズニーとジブリと世界名作劇場で
育ってきた私には、最近のアニメーションは
高度すぎて、大人のマニア向けなんじゃないかと
思うことの方が多くて敬遠してたけど、、、
大人も子供も一緒に楽しめるものを相変わらず
ディズニーとピクサーが作ってくれていたのは
嬉しかったかな。。。


誰でも願えば…ってのも…
シンプルで、夢で、、、余韻がある・・・。
自分も・・・って思わせる余韻。


相変わらずの単純さというだけかしら・・・(笑)。

自分がグランシェフと思うこと・・・

自覚と責任とホコリと…


さぁ、明日からまたお仕事デス。。。

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