Humoreske(小噺ひとつ)

ここでおひとつ、小噺をひとつ。
フモレスケはユーモアからきたことば。

譜メクリスト

2008-04-26 | 映画♪DVD噺
今朝はものものしい聖火リレーのライブ中継に始まり、
「お休み」は仕事したくないっって思ってたんだけど
朝から電話が鳴って、せざるを得なくなり、
それもなんだか嫌で、突然思い立って、髪を切りにゆきました。

この前行ったばっかじゃんっ。なんですが、どうも
気に入らず・・・うまくまとまらず。。。
私は上京以来長いこと美容室難民で、あちこち
彷徨ってましたがここ数年は変わらず同じ人に
お願いしてました。私、美容室で色々喋りかけられるのが
あまり得意ではなくて、話題を見つけないといけないような
気分になって気疲れしてしまうので、無口なお兄さんは
ありがたかったのでした。なんだけどお兄さん、
異動になってちょっとお店が遠くてねぇ。普段は通ってるんですが
ちょっと思い立って行きたいときには不便。
そんなわけで、今日は、「浮気」。お兄さんが昔いた
お店のおねえさんに切ってもらいました。
頭が軽くなった。でも、今度、浮気の説明をどうつけるかが
また頭を悩ませられるところで・・・(変な気苦労が多い)


さて、そしてその帰りに、こちらも思い立って
映画を見てきました。
その名も・・・
「譜めくりの女」(笑)。

タイトルだけで笑えてしまいました。
なんちゅーところに目をつけてるんだこの監督は!ってね。
監督のドゥニ・デルクールはヴィオラ奏者だそうです。(笑)
やはり。。。目の付け所がヴィオリスト。

ある女流ピアニストの心無い行動から
ピアニストになる夢を諦めた少女が、
美しく成長し、
ふとしたきっかけからその女流ピアニストと再会し、
美しく完全なる復讐劇を始める・・・

というのが大筋なんですが、、、

これがねぇ。。。
「くっだらねぇ~~~~~しょーもねぇぇ~~~」って感じなんですが、
それが逆に面白かった(笑)。音楽家が作ってる
映画だから妙にリアルだったり、「ありえねぇ~~~」って
感じもあったりして、そしてね、復讐が全て終わったときに
映画も終わるっ!その潔さがまたなんとも。。。


「譜めくりの女」というタイトルだから
なーに、譜めくり失敗して舞台ひっかきまわして
終わりなんでしょ~~とか思うでしょ?

それが、そうじゃないんだなぁ。。。

もっともっと心理戦なんですよ。
魔性なんですよ。こえぇぇぇ~~!!

ただね、なんていうかね、
例えば、女流ピアニストとともにアンサンブルを
組んでいるヴァイオリンとチェロの夫婦のうち
チェロの夫が譜めくりの女を誘惑しようとして受ける
「仕打ち」とか、
いくらなんでも譜めくりでそんな露出多いドレス、
着ちゃダメでしょう的な感じだったりが、
ありえねー感満載なんですが、

「復讐」劇のひとつ、ピアニストの息子を
使っての復讐がいっちばん怖くてかわいそうだったT-T 。

音楽家っておっそろしい。。。

いつどこで人って恨み買うか分かりませんね。

そんなわけで、まぁ、、、劇場はガラガラで
笑えるくらい空いてましたけど、DVDが
出たら見てみてください。くらいで。。。


あとは「ラフマニノフ」の映画見たいなと思ってます。はい。

最新の画像もっと見る