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ホイールのガリ傷補修&自家塗装

2013-07-11 | クルマの話

SPORTEC MONO10 design
SPORTEC MONO10。
スッキリしたデザインで以前から好きなホイールのひとつです。

ゴルフに履かせようと、某オークションで衝動的に落札してしまったのですが、これが思った以上に程度が悪くて泣きました(-_-;) でも買っちゃったものはしょうがないので、いっちょやってみようか!という気分になってスタートしたのが事の発端です。ところで購入したのは一時期RAYSが生産していたモデルですが、今のMONO10とちょっとデザインが異なりますね。

以前にZ32の純正ホイールを自家塗装したことはあるのですが、その際は表面の平滑化と塗装のみで、ガリ傷補修は初体験。ホイールの補修をプロに出すと溶接したり焼付塗装したりいろいろあるとは思いますが、こちらはDIYですので手軽なパテ補修&缶スプレー塗装です。
ただ、素人が使える資材の中ではちょっとだけこだわって、パテはブレニー技研のジーナスGM-8300、塗料は前回も使ったイサム塗料のエアーウレタンを使いました。

<用意したもの>
 ・ブレニー技研 ジーナスGM8300[パテ状の構造用エポキシ接着剤]
 ・耐水ペーパー(主に#400)&サンディングブロック
 ・シリコンオフ
 ・イサム塗料 くっついちゃうシーラー[密着材]
 ・イサム塗料 エアーウレタン(メタリックシルバー2本+クリア1本)

今回フェイス面のみを塗っていますが、シルバー2本+クリア1本で17インチホイール4本というのはかなりギリギリ(足りてない?)な感じです。単に下手っぴなだけかもしれませんが、スポークが多いと塗料をたくさん使ってしまいます。前回のZ32純正ホイールの時はまあまあ足りてた感じだったんだけどなあ。この塗料は硬化剤を混ぜて使う仕様上、使いかけで保存ができないので本数の見極めが大切なんですよね。
 
1.補修編
ではではまずは補修編。

悲惨な現実スポークまで損傷

これはもうみたまんまです。オークションの写真は実物よりキレイに見える場合がありますので注意しましょう。。。

地肌が出るまで荒削りアルミパテねりねり

最初は下地処理として地肌を出すためにガリガリいっちゃいます。傷の付近のクリアもはがしておきました。
GM-8300は付属のパレットで秤がなくても混合比を計量できるようになっているので便利です。パテ状と言っても粘度高めのエポキシ接着剤、という感じの質感。

損傷部分にパテ盛り(上達後)損傷部分にパテ盛り(上達前)

後で削る量が多いと大変なのでパテ盛りは最小限に…と言いたいところなのですが、当初はかなり盛り盛りな感じになってしまいました。でも4本もやるうちにだんだん上達してきた気がします。一回で済ませられるといいのですが、だいたい削ると小さな巣穴ができてたり微妙に盛りが足らないところがあったりで、パテ盛り⇒削り⇒不足部分にパテ盛り⇒削りといった工程になりました。

削り後1削り後2

そしてひたすらサンディングした結果がこんな感じ。左の画像で補修部分の感じが伝わりますでしょうか?
また、右の画像でかなり細かい傷にパテが入り込んでいる様子が見えるかと思います。慣れれば盛るのもやりやすかったですし、GM-8300をこういう用途に使うのも結構アリだなという感じです。

2.塗装編
お次は塗装編。

スプレーのラインナップシーラー後

先述のとおり、使用したのは左画像のものたち。アルミの地肌には密着剤をつかうべしとか、いやいや普通のプラサフでいいよ、とかいろいろ意見があるみたいです。シーラーは透明なので、塗るとクリアを塗った感じになります。

メタリックシルバー塗装クリア塗装

シルバーだけでもうまく塗ればけっこう光沢が出せるんですが、ここであんまり頑張ると垂れますので注意!というか一箇所垂れました…。本格的にやるのであればシルバーを硬化させて異物取りや磨き何かをやってからクリアに移行するべきなんでしょうが、あまり時間をかけられないのでそのままクリアを塗り重ねちゃいました。それでもクリアを塗るとそれなりに見えてきますので、私の求める「遠目に見る仕様」であればこれでもOKです。右画像の片隅に見えていますが、センターキャップも同時に塗装しています。

一番ひどかったあいつ一番まともなこいつ

さて、冒頭でガリガリだったあいつもなんとかそれなりになりました。じつはこれの塗装で失敗してるのですが…まあパッと見がよければOKという気持ちで行きましょう。

バルブはブルーマジックでタイヤをはめたらできあがり

傷の補修とは直接関係ないけど、エアバルブはブルーマジックを使って磨いておきました。これまであまり使ったことなかったのですが、結構キレイになります。研磨剤では無いんですよね…名前の通りなんだか不思議なケミカルです。
さてさてレポートも大詰め、最後はタイヤをはめて完成です!おつかれさまでした!!

3.最後に

MONO10 x GOLF4
そんなこんなでなんとか補修&塗装が完了してタイヤを交換することができました。ガリ傷がほぼ全周にわたっている個体もあって、正直けっこう大変でした。
業者に出すよりは圧倒的に安価にそれなりな見た目になり、自分でやったという満足感もありますが、かなり時間がかかっちゃったので費用(+手間)対効果は…です。でもまあDIYなんてそんなもん?だし、多少スキルアップになったかなという気はしますのでよしとします。

そうそう、今回のようにあまり程度が良くなくて全体を塗装しちゃう前提ならいいのですが、1本のある1部を補修する場合などはホイール色に合わせた塗料の準備がネックになりそうです。
以上、ホイール補修&DIY塗装のレポートでした。
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