HRDworld

 

ジオフロントを制圧せよ!

2008-04-20 | クルマの話


マークXジオ。

発売からもう随分経ちますが、なんだか見慣れない一台です。
その独特のナマズ顔はともかく、ずんぐり背高フォルムにショートオーバーハングなスタイルは現代では特に珍しくもありませんが…やっぱりなんともいえない違和感があるのはその名前ゆえのものだと思うのです。

マークX、ジオ です。

マークXは言わずと知れたマークⅡの後継に当たるFRミドルセダンです(マークXはゼロクラウンの事実上の兄弟車ですが)。
かつてクラウンやマークⅡはいろいろなバリエーション(セダン及びHT、ワゴン、バン、2ドアHTなどなど…)を持っていましたが、時代と共に少なくなり、セダンとワゴンの二本立て、というのが近年のスタイルです。

ところがゼロクラウンのワゴンは発表される気配がありません。
最近ではいわゆるステーションワゴンはあまり流行らないみたいですが、伝統あるモデルが姿を消すのはなんだか寂しいものです。
そんな折にマークXジオの名を聞き、マークXのワゴンが出るものと思って期待していました。

で、マークXジオなんです。

ご存知ない方のためにちょこっと説明しますと、マークXジオは、マークXのワゴン版というわけではなく、駆動方式はFF、車体もエンジンも全く別の車です。ハード的なくくりで分ければオーリスやブレイドの仲間といえます。

うーん、マークXをベースにした端正なFRステーションワゴンを期待していたのですが、あっさり裏切られてしまいました。クオリスの悪夢再び、といったところでしょうか。クオリスはまんまマークⅡフェイスだっただけに、中身がカムリグラシアのFFだと知った時には大変ショックを受けました。
まあ今回は外観からして全然違うからあきらめが付く分まだいいのかも知れませんが…。

それにしても何でマークXとはまったく違うこのクルマがマークXジオなんでしょう?

その辺についてトヨタはこんな説明をしています。
曰く、

「MARKは、目標。Xは、未知。
そこには、こうでなければいけないという型は存在しない。
あなたがMARK Xという生き方を選ぶ時、心の中にひとつの火が灯る。
大人たちの未来へ。 MARK X ZiO誕生。」(トヨタHPより)

つまり、マークXってのは、やれエンジンがどうのとか、シャシがどうのとかそういう俗世間の括りじゃなく、クルマの未知なる価値を創造する考え方そのものなのだ、ということでしょうか。だからFFだろうがFRだろうが関係ない!うーん、なんて器の大きな奴なんだ、マークX!

…でも俗世間に染まった自分にはやっぱりイプサムにしか見えません。
そういえば現行イプサム、モデルチェンジの気配なし…??
みなさんはいかがでしょうか。





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