ねこなんて大っ嫌い

ってずっと思ってたのに。
死にそうな子ねことの出会いが生きる力を与えてくれました。
バツ2でも結構幸せにやってます!

ホームステイだと、思えばいいのだ。

2019-04-27 05:55:55 | 雑記
つい、3日程前の話です。

「まま、ちょっとお願いがあるんだけど」
むむ、何やら不吉な予感。
ちょっとのお願いで、ちょっとだった試しはない、
ウチのお嬢さんのお願いごと。

「ポをね、少しの間、そこに住まわせて貰えない?」
(ポ、とは、娘婿アジちゃんの弟。セネガルから来日して約1ヶ月半)

おっとぉ~、結構な頼みごとをシャラっと言ってきたよーこれ。

「うん、それは何故かな?理由が知りたいなぁ」

「あのね、ポって、すごい気ぃ遣いぃなのね。毎日家に居て、いつも私たち夫婦のこと、サンバちゃんのことを気にしてて、自分がやりたい勉強とか、全然出来てないのよ。しかもアジちゃんとは、いつもウォロフ語でしか話さないから、日本語も殆んど上達しない。その点、ままだと、日本語しか喋れないから、もう必死で覚えるしか無いよね?まま、教えるの上手だし。昼間ままが仕事に行ってる間は、一人の時間も持てるでしょ?でもままが嫌だって言うんだったら、断って貰ってもいいんだけど。ね?どうかな?」


う~ん、そうか。確かにね~、ポはいつもみんなと行動を共にしてて、自分の時間は全く無さそうだよね。ウチはファミリー向けのマンションで、私とポンちゃんだけだから、まぁ物理的に問題はない。でもなぁ、折角手に入れた気ままな独り暮らしを手放すのは、それなりの覚悟がなぁ・・・。

「う~ん・・・それって、いつ頃まで?」
「多分、5月の中旬くらいには、出て行けると思う」
「5月の中旬ね・・・。そっかー、分かった。じゃぁいいよ」

とまぁ娘とそんな会話を交わしたのが4月24日。そして翌25日(つまり一昨日)、ポは大きなトランクを抱えてやって来ました。



「ままの希望、何かある?」と娘に聞かれたので
「食事は別がいいな。毎日ポのために買い物行ったり、メニュー考えて作るのって、結構な負担かも」
「うん、そうだね~。ままが折角良かれと思って作っても、食べ物の好みが違うだろうしね。でもポはあの性格だから、口に合わなくても美味しいですって、我慢しながら食べるよね、きっと。それはお互いにとってしんどいよね」


そう、そうなんです。
私と娘だけなら、YESもNOもハッキリしてる。けどね、セネガルのお方達は、私たちより余程、いわゆる日本人っぽい。本音と建前っつーのが歴然とあるのです。

婿のアジちゃんにも、最初から「遠慮はしないで。どんなことも、本当のことを言って」と言っていたのに、余り好みじゃない食べ物でも「美味しい~」と言っていました。あとから分かったのよー。

でもね、最近はようやく私たちの本意が伝わったようで、好きじゃない物の時は、しかめっ面をしながら「美味しい~」、本当に好きな物の時は、満面笑みで「美味しい~」と言うようになりました。もうこれ、ギャグ化してます!笑



やってきたその日は、今夜からの生活のため、電気のスイッチの場所や、シャワーの使い方、その他諸々の説明をし、ポは以前娘が使っていた部屋へ。私はようやく自室PCの前に。

すると「まま、まま・・・」と部屋の入り口で、ポの小さな声が。
「お、どーしたの~?」
「ちょとごめんなさいー、トイレットの・・・」
あ~、そうだった!
ウォシュレットの使い方、教えてなかったね~。


でも私、悲しいかな英語、幼児以下レベルです。なので、全てはジェスチャーで。便座に座る。おしっこをする真似。立ち上がる。振り向くと水が流れる。

「おぉ~!オートマチックね~」
「そうそう、それ!オートマチックよぉ~」

で!手動で流したい時ね。
便座に座る。一番左上のボタンを押す。流れる。「オッケー?オッケーよね?」「ままありがとございます。オッケーオッケー」

ウォシュレット部分の説明も。
うんPする真似。フィニッシュね。おしりボタンを1回押す。ジャーーーーね。
おしりボタンを2プッシュ。ジャジャジャジャジャジャジャーね。
フィニッシュはこのボタン。
よし、じゃ、ポもやってみそ。レッツトラーイ!




はぁ~、終わったぞ。いや、本当にこれで終わりか!?

「まま、まま・・・」

終わりじゃないよねー。やっぱりね。
まぁもう、キリがないのでやめますよ。そんな訳でね、木曜日はリコメが出来なかった・・・という言い訳です。


コメントくださった皆さん、ごめんなさい・・・と思いつつ、深夜、ブログを開いてみたら、え?え?2019年誕生日の記事に、娘からのコメントが入ってる!!

もう・・・夜中に泣かせないでよー。
そういうの、一番弱いんだよー。

「あれさ、記事の当日に下書きしたんだけど、読み返してみたらこっ恥ずかしくなっちゃって、やめたの。でもきっと、入れた方が、まま喜ぶかなぁと思って」

もしよかったら、娘のコメントをご覧頂いて、私と一緒に泣いては頂けまいか?笑 いいよ、泣いてあげるよ、と思われた方はこちら


いや~でも、この年になって、例え短い期間であっても、言葉の通じない人と一緒に暮らすなんて想像したこともなかったので、些か面食らっております。でもま、ホームステイだと思えばいいのだ。そう、それでいいのだー!と、自分で自分に言い聞かせておりますよ。ポンちゃんが人見知りしない子で良かったよ~。


いや、しつこいようですけどね、
私、波乱万丈望んでません。
心底平凡を愛する女なのですよ、いやこれマジですってー。
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