八月も残り少な くなってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。どうせさぞかし有意義な夏休みだったことと拝察いたします。 私はと言えば、一家三人猛暑のさなかロマンスカーで箱根湯本まで行って、そこから登山電車に乗りケーブルカーに乗り、さらにはロープウェイに乗って、大涌谷で 黒たまごを食べるやい なや再びロープウェイに乗り、芦ノ湖では海賊船なんぞに乗らされたあげくバスに乗って宿にたどり着き、うすら一泊したか と思ったらまたもやバスに乗ってロマンスカーに乗って帰ってきました。あー、乗った乗った。それにしても夏場の黒たまごって、ホントしんどいね。食べない わけにもいかないし。
それはそうと、 食欲の減退しない夏バテというのがあるのでしょうか。もしあるなら、 私ずっとソレだったかも。だるくてなんにもヤル気がおきず、著しく生産性の低い毎 日。だのに三度々々のご飯は、いたずらに美味しい。そんな今年の夏でした。
そ もそも私の場合、どんなときでも食欲が落ちるということがまずないからね。胸がつかえてどうにもご飯がノドを通らない-という状態を過去に一度だけ経験し ましたが、そのときを除けば、悲しいときでも悩んでいるときでも熱があるときでも必ずおなかは空いたし、空いたからには 食べるのでした。そして食べれば、たいがい美味しいのでした。なんとありがたいことでしょうか。
さて本題なので すが、食べ物の好き嫌いの理由には、味やにおいや見た目のほかに食感・歯触りというのもありますよね。知 り合いに、リンゴを囓ったときのカシュッ!という音と感触が鳥肌が立つほど嫌いだというひとがいました。苺やキウイのよ うな、柔らかい果肉にプチプチしたものが混ざっている歯触りがものすごくイヤだというひともいました。私はあの感触、かなり好きなんだけど。イチジクなんかは、味よりもあの食感メインで食べているような気すらします。
私が嫌いなの は、ソーセージの中にたまに混じっているギチッとした歯触りの何か。あれは脂身の固まり?あれを噛んだときの、あの弾力 ミチミチでぜったいに噛み切れない感じ。お食事中の楽しい気分が一気になえる薄気味の悪さです。こうやって思い出すだけ でも鳥肌がたつくらいイヤ。
あともうひとつ 大嫌いなのが鮭の中骨。小学生のとき、缶詰の鮭に塩・胡椒してマヨネーズで 和えたものがはさんであるサンドウィッチをお弁当に持たされたことが何度かあったのですが、サケのほぐし身にまぎれ込んだ中骨のショ リショリいう歯触りが、具の汁気でしっとり湿ったパンの食感と相まってなんだかもう涙が出るほど気持ち悪くて、お弁当がコレのときにはまずパンを開き、肉色の身に埋もれた生白い中骨を一個々々慎重に取り除いてから食べていました。この骨がまた、超小型の臼みたいなブキミ な形をしているのですよ。中骨って背骨だから。背骨がバラバラにはずれたヤツだから。このサンドウィッチは、二度と口にしたくないものの筆頭です。
では反対に好きな食感はどんなのかというと、たとえば上等の大福餅の歯を立てるとムチっとして噛み切る瞬間にプツっとなる感触とか、新鮮なハッサクや夏ミカンの実のしっかりと粒立ってザクザクした歯触りとか、蓮根の粘りけとシャッキリ感が両立した独特の噛みごたえとかは、味なんかなくてもこの噛み心地オンリーでいけるのでは?と思えてしまうほどの、エンドレスで咀嚼し続けたいくらいの快感があります。
ところで今の時期一番噛みたい食べ物といったら、なんといっても桃ですね。桃。もも。モモ。名前の語感からして甘美なこの果実。「水蜜桃」なんていうのも、字面といい響きといい、この果物の実体を余すところなく表現し切った感があるではありませんか。「水蜜」は「吸い」+「蜜」に通じるところもいいし、「スイ」という音が果汁をすする擬音のように聞こえるところもいい。「スイ ミツ トウ」と唱えると、もうそれだけで甘い果汁を湛えたやわらかな果肉の感触が歯によみがえり、たまらない気持ちになってしまうのです。はぁぁー…、噛みたい。
ちなみに水蜜桃は中国原産だそうで、中国語では「シュイミータオ」という発音になるようです(ネイティヴの発音はこちらで)。私は日本語音の「すいみつとう」のほうが、透明感があって好き。
桃はまた、皮に毛が生えているところから古い書物には 毛毛と書かれていたりもするらしいです。毛毛って。なんか黒い毛が生えてそうでイヤなんですけど。しかもモモ→毛毛だと、毛深さ1.5倍。
まあそんなことはともかく、あの美しい淡紅色をしたビロードのような皮を見ると、なんとかして何かに使えないものだろうかと、桃の皮をむくたびに思います。
レディー・ガガ。生肉 のドレスなんか着るくらいだったら、桃の皮のドレスを着たらいいのに。
ひょっとしてゴーヤ料理でも作ってるのかな?
新作ができたら紹介してくださいね。
ゴーヤジュースをゴクゴク飲んでたら尊敬しちゃうな。
あっ飲み過ぎには注意してね。
お声がけありがとうございます。
ガリガリくんを囓りながら、遠くを見たりしていました。
お盆、終わったんですか?ゴーヤって、なんでしょうか。
なにもかもが、昔見た夢のようです。
あー、あれ嫌です~!皮の抵抗感みたいなのが嫌。(>_<)
あと、桃の皮がちょっとでも残ってて舌が触れてしまったときの感覚がたまらなく嫌。
ソーセージに混じってるぷちっとしたのは軟骨じゃないでしょうか。
ソーセージのぷちっとするのは軟骨じゃないでしょうか。
>皮の抵抗感みたいなのが嫌
皮の抵抗感か。私は平気だけど、なんだかわかるような気もします
桃の皮は、私もイヤだなぁ。
なんかちょっと、紙ヤスリ舐めたみたいな感じで、軽く虚脱しますね。
>ソーセージのぷちっとするのは軟骨じゃないでしょうか
軟骨なの?ぷちっとするというか、ギッチギチしてて、噛んでも歯が食い込むだけで
絶対に噛み切れない物体なんだけど。軟骨って、コリッとしてない?
私もこの夏次女と二人で箱根に行ったのですよ。恥ずかしながら初箱根です。
やはり、箱根湯本から登山鉄道に乗り、ケーブルカー、ロープウェイで、桃源台まで行き、バスで宿まで行きました。
大涌谷はすごかった! こわかった~。
ポーラ美術館の藤田嗣治の絵がよかったです。
あと、ガラスの森美術館にも行ったよ。海賊船は時間的に無理でした~。
箱根っていいね。箱根駅伝はここを走るんだなあとイメージできました♪
えー、Juneさんも箱根に?!
お母さん大好きの次女ちゃん、喜んだでしょうね。
>箱根湯本から登山鉄道に乗り、ケーブルカー、ロープウェイで、桃源台まで行き、バスで宿まで
いっしょだ~暑かったね!黒たまご、食べましたか?
私は大涌谷は二度目(かな?)だったし、とにかく暑かったので、今回は
観光センターのあたりをウロついただけ。黒たまごを食べに行ったようなものです。
Juneさんは美術館めぐりの旅だったのね。私は乗り物に乗りまくる旅よ。
藤田嗣治、私も見たかったな。