誤転換の男

 

 

 

日テレのアナウンサー、羽鳥慎一はいい男だ。毎朝「ズームイン!!SUPER」を見るたびに、そう思う。特にあの凛々しい眉がいい。

顔がいいうえに背が高く、均整のとれた体格をしている。それなのに、自分の恵まれた容姿に特にこだわりを持っていなさそうなところも、とてもいい。そしてなんとなーく変な感じのするところが、さらにいい。

京極夏彦の『百鬼夜行』シリーズの破天荒な登場人物、榎木津礼二郎役にピッタリじゃないかと思う。

映画『姑獲鳥（うぶめ）の夏』で榎木津を演じたのは、阿部寛だった（見てないけど）。阿部寛でも別に悪くはなさそうだけれど、私に言わせればあの人は鼻から下が弱い。そこが榎木津じゃない。

羽鳥慎一の方が断然ハマると思うのになぁ。羽鳥の榎木津が見たいなぁ。羽鳥慎一、アナウンサーやめて俳優になってくれないだろうか。くれないね。くれるワケはないね。そりゃそうだ。

 

 

 

ところで先週木曜日の下着泥棒の話、びっくりしませんでしたか？

下着泥棒逮捕のニュースは一年にいっぺんくらいは聞くような気がするので、それ自体はそれほど珍しくはないですが、今回は気に入った下着は○、気に入らない下着（盗る前に気がつけ）は×を書いた袋に仕分けして保存していたという点と、さらには下着の一部をなんと「鍋敷き」として使っていたという点が、どうにもこうにも聞き捨てなりませんでした。

 

下着を鍋敷きとして使う。なんという奇抜な発想。本人「たくさんあるから（１４００枚）使ったれや」くらいの感じだったのかも知れませんが、それにしても下着を鍋敷きにすることなど、普通はまず思いつかないでしょう。ものすごい発想の転換です。というかこの場合、転換先が常人には思いもよらない奇妙な方角にあるので、これを発想の誤転換と言いたい。

それしても鍋敷きに使われていたのは、上下どちらの下着だったのでしょうか。また○組だったのか、それとも×組の方が使われていたのか。それから鍋敷きとしての体裁を整えるべく、何かクラフト的な加工がされていたのかどうかなど、気になるところがいくつかあります。

使い始めの頃は素材の特性を知らず、化繊のパンツが熱で溶けて鍋肌に張りついてしまったことも、あったかも知れません。犯人の残念顔が目に浮かぶようです（顔、知らんがな）。

 

ニュースでは「鍋敷き＜など＞にも使用していた」と言っていたのですが、その＜など＞の部分もぜひ知りたい。他にどんな使い方をしていたのでしょうか。

「鍋つかみ」は間違い無く正解だと思いますね。

あとは、のれんとか。ティーポットの保温カバーとか？そりゃまた優雅だね。 

 

うーん。いいのが思いつかん。

 

ま、思いつかなくったっていいんですけどね、そんなことは。