草庵の記

弓部大動脈、腹部大動脈、腸骨動脈、冠動脈にステント11本。
私の体はサイボーグ

医は仁術

2023-08-19 21:57:55 | 心臓血管外科検査

17日の検診の日

 

検査が終わり、長い間待合室の椅子で

恐怖の寒さと闘いながら……!?

ホッカイロ10枚貼っているのでそれほどでも(≧▽≦)

(お友達のなえちゃんは猛烈暑がり、信じられんと🤣

 私も信じられんwww)

 

真冬の井出たちで診察室に入った。

わっ!

まさかゴッドハンドを持つ名医直々の診察とは

夢思っていなかったと。

 

何故先生が右手を差し出されたのか(握手)???

あの救命率五分五分の大手術から15年近く経過。

最近は聴力も7、8割を喪失。

だから最近では症状はワードで記載したものを

予めお渡ししている。

 

名医は初めから慈愛のまなざしで迎えられた。

いつもだと先生と私の会話は言葉遊びになるところ、

優しいことばをいただいた。

 

15年、3回は救急外来の患者となったり

定期健診で入院だったり、数えてみれば20回近く入院?

 

名医は私の症状を読んで恐らく痛々ししく

受け止められたのだと思う。

 

この15年次々に現れてくる症状におののきながら

闘いつづけ、ともすれば折れてしまうであろう

苦痛に恐怖する老婆を前に慈愛の心が溢れ出た

握手だったのだと思います。

 

華奢で顔色悪い老婆だったら抱きしめて

やりたかったに違いない!

生憎華奢じゃないし、真冬の恰好で膨らんだ体躯、

おまけに明るい笑顔では抱擁(包容)もなあ🤣

 

でも憐憫を感じられた握手だったのだと思います。

お陰様で、大腸の冷えの腫れも少しずつ癒えているようです。

医師の慈愛溢れる励ましの言葉は強く心に響きました。

医は仁術とはこういう医療ではないでしょうか。

 

あの日、2009年12月30日、声が出なくなって

病院に行くよう家族に必死で促されても拒絶した私。

つい、家族の思いに置き換えて重い腰を上げて

一人タクシーに乗った。

 

病院に行ってなければそのまま弓部大動脈瘤は

破裂して今はなかった。

この15年の体験を三途の川渡りの際の創造主さまへの

報告になるのかもしれないネ。

 


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