草庵の記

弓部大動脈、腹部大動脈、腸骨動脈、冠動脈にステント11本。
私の体はサイボーグ

血管外科卒業

2019-02-23 21:47:58 | 心臓血管外科検査

以下 2010年4月22日記録


昨日は検診日、術後3カ月が経過した。
採血と心電図の検査があった。

Y主治医の検診もこれが最後となるだろう。

「いかがですか」

1週間前の火曜日、強風で日本中が荒れた日のことだった。
私はカメラを持って自転車をこいだ。
強風と向かい風に息も絶え絶えの状態になった。

あまりの息苦しさに帰宅して血圧を測った。
とりとめて驚く数値ではなく、どちらかというと低血圧。
心拍が上がっていると思ったが、、、
46だった。それが発端だった。。。


最近50や50以下の数値が表れてきた。徐脈である。
しかも高血圧だった私がどんどん低血圧になる。
かと思えば155/107だのと血圧が乱高下する。

おまけに息が出来ないという症状に陥り、
検診一日前には救急診療を受けようかと思うほどの呼吸困難。

が、ひょっとすると精神的な症状かもしれないと…
中止になっていた精神安定剤に手を出した。
症状が緩和された。



医師に伝えると…

「あなたは診療内科で治療を受けたほうが良い」

「心療内科とは以前の精神科のことです」と加えた。

知ってる。


「本当に狭心症であれば救急車を自分で呼ぶことさえできません。
 リーゼを飲もうというゆとりもありません!」

とも加えられた。


一時悪化した肝臓は完全に正常値に戻っていた。

心電図も良好だった。

これで心臓血管外科は事実上卒業である。

次の検診はかかりつけ内科を介して1年後となる。


最後に質問をした。

「私の残された2本の左冠状動脈の狭窄の手術はいつごろになりますか」

「え?????」

1年に300~400件の心臓血管疾患の手術を執刀なさる医師である。

そういうこともあるだろうと予想していた。

(忘れているのだ)


困難を極めた私の弓部大動脈瘤手術時に時間との闘いで
バイパス術は3本のうち1本だけを施術したこと
先生は忘れていらした。


私の動脈の動画を診て、改めて手術のときを思い起こされたようだ。
同病院の循環器内科を紹介していただいた。


私は今度は循環器内科の患者となった。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 退院後 | トップ | 見捨てられた患者 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

心臓血管外科検査」カテゴリの最新記事