goo blog サービス終了のお知らせ 

ぞうもつ日記

喰ったら出せ! 出せないなら喰うな!

無毛への道(2)

2006-05-16 | ぞうもつ史(思い出)
無毛への道(2)

人間には二通りのタイプがある。
毛深いか、と毛深くないか、だ。

毛深いぞうもつは中学に入るやいなや
念願の「毛剃り」にチャレンジした。
カミソリを扱うのははじめてで、緊張したが、
そこに待っているのは、つるつるの無毛肌。
これで人生が変わる、
未来が明るくなく、
モテモテかも♪
と妄想膨らむなか、若干の切り傷を伴いつつも、
無事手足のムダ毛をそり落とした。

ああ、はじめて見るつるつるのお肌・・・のはずだった。

ぞうもつは甘かった。

ぞうもつのムダ毛は、
太い、多い、堅い、長い、の四拍子そろったものすごいもの。
脚にいたっては、クセ毛、まではいっているすごいもの。
剃ったその後、ぞうもつの目にはいってきたのは、

どっからどうみても、
「ヒゲ剃り後のおとうさんの肌」

腕にも脚にもフトモモも、
青ヒゲ状態なのだ(号泣)

いろんなことが頭をよぎった。

どうして両親が、
「あんたは愛嬌が勝負!」と言い続けて育ててきたのか。
はじめて心の底から理解できたような気もしてきた。
年頃になればオンナの子はみんな可愛くなるんだよ、と
なぐさめてくれたおじさんもいたっけなぁ。

本当の悲劇はそれから数日間続いた。
青ヒゲはいずれサボテンになり、
触れた他人をも突き刺す凶器となり、
ぞうもつのムダ毛はいっそうの存在感を以て
ぞうもつの傷ついた心をかきむしることとなったのだ。

いったいどうすればよいのだ・・・この状態は・・・。
これならまだ長いままの方がマシだった。
「毎日シャンプーしてリンスしてとかしてまーす♪」とかいって
みんなを笑わせてた方がよかった。
それでよかったのに・・・・

後悔にくれるぞうもつに、新たな美容情報がはいってきた。

「オキシドールで脱色すると金髪になるらしい。」

まだ、トリートメント入り脱色剤なんて
出回っていない時代のことでした。
(つづく)



☆16日のUNCO
夜中の甘いものを我慢した甲斐あってか、
快便といえる状態でした。
味噌ハラミを食べたにもかかわらず、
匂いも薄く、寒かったので、換気も控えたほどでした。
しかし基本的に最近過食気味。
精神不安が続いております。
精神不安が続くと、「昔のイヤなことを思い出す」といいます。
それが日記に現れてくるわけですな、ええ。


無毛への道(1)

2006-05-16 | ぞうもつ史(思い出)
人間には二通りのタイプがある。

毛深いヒト、と毛深くないヒト、だ。

毛深いヒトは野性味を強く残し・・・などという
高尚な話をぞうもつがするわけはない。

毛深い女は不幸で、
毛深くない女は恵まれている。
これだけは誰に何をいわれようと
絶対に間違いのない事実だ。
毛深く産まれてきただけで、
女は深く傷を負い、経済的負担を強いられ、
死ぬまでその苦労を忘れずに生きていかなければならないのだ。

毛深くないやつの反論なんてききたくありませんっ。

ぞうもつが
自分がヒトと違う毛の持ち主だということに気づいたのは
幼稚園時代でした。男の子とのケンカの最中、
ワタシは腕のムダ毛をつかまれたのです。
その痛かったことったら・・
つかさず同じことをしてやろうと思ってつかみかかったとのとき・・
相手のオトコにはつかむべき毛がなかったのです(涙)
それから毎日、ヒトの姿を見るたびにワタシは腕に毛が生えているかどうか
確認する日々が続きました。
可愛いYちゃんの腕はもちろんつるっつる。
Hちゃん、然りです。
ほとんどいませんでした、ぞうもつほどに密生した毛の持ち主は。

小学校に上がるとまずアダ名がつきました。
「おおかみ」でした。
別にオトコの子のようにかっこよかったとか、
いつでも孤独に活動していたとかいうことではありません。
ま、本名に由来してつけられたのですが、
「こいつ、すげー、腕が毛だらけだー、オオカミ!オオカミ!」と
いぢめられたわけです。
※もちろん脚もびっしりでした。

高学年になると、クラスには、
「ヒゲ」というアダ名のオンナの子がいました。
いぢめられて傷ついていました。
その子の気持ちがわかる、と心の中で思っていました。
でもある日、その子にもいわれました。
「ぞうもつちゃん、腕、剃った方がいいんじゃない?」

ガァアアアアアン。
ヒゲにいわれたくないやい!と思いましたが、
明らかに毛の絶対量で勝りすぎてました。

中学にはいるまでは、絶対に剃ってもぬいてもいけないと
母親に強くいいわたされていたので、
じっとこらえました。
小学校時代、裸足になった覚えもほとんどありません。
かならずハイソックスで隠してきました。

毛深いヒトは数多くいると思いますが、
ぞうもつほど、オンナのくせに濃いスネ毛をもっていたヒトは
そうそういないと思われます。
かなり特異体質だったのです。
見てしまった人は、必ず
「見てはいけないものを見た」という顔をして目をそらしました。

ぞうもつは心に決めていました。
中学にはいったら、全身の毛をカミソリで剃ってやるんだ。

まだ、レーザー脱毛なんてものはこの世にあるんだかないんだかな時代でした・・・。



☆15日のUNCO
えらく時間がかかりまして、
そのわりには、というか、そういうときっていうのは、
細くてたよりないもんしか出てこないわけです。
ええ、日曜日だというのに手作り料理しなかったバチが
当たったのでしょうかねぇ。ええええ。