無毛への道(2)
人間には二通りのタイプがある。
毛深いか、と毛深くないか、だ。
毛深いぞうもつは中学に入るやいなや
念願の「毛剃り」にチャレンジした。
カミソリを扱うのははじめてで、緊張したが、
そこに待っているのは、つるつるの無毛肌。
これで人生が変わる、
未来が明るくなく、
モテモテかも♪
と妄想膨らむなか、若干の切り傷を伴いつつも、
無事手足のムダ毛をそり落とした。
ああ、はじめて見るつるつるのお肌・・・のはずだった。
ぞうもつは甘かった。
ぞうもつのムダ毛は、
太い、多い、堅い、長い、の四拍子そろったものすごいもの。
脚にいたっては、クセ毛、まではいっているすごいもの。
剃ったその後、ぞうもつの目にはいってきたのは、
どっからどうみても、
「ヒゲ剃り後のおとうさんの肌」
腕にも脚にもフトモモも、
青ヒゲ状態なのだ(号泣)
いろんなことが頭をよぎった。
どうして両親が、
「あんたは愛嬌が勝負!」と言い続けて育ててきたのか。
はじめて心の底から理解できたような気もしてきた。
年頃になればオンナの子はみんな可愛くなるんだよ、と
なぐさめてくれたおじさんもいたっけなぁ。
本当の悲劇はそれから数日間続いた。
青ヒゲはいずれサボテンになり、
触れた他人をも突き刺す凶器となり、
ぞうもつのムダ毛はいっそうの存在感を以て
ぞうもつの傷ついた心をかきむしることとなったのだ。
いったいどうすればよいのだ・・・この状態は・・・。
これならまだ長いままの方がマシだった。
「毎日シャンプーしてリンスしてとかしてまーす♪」とかいって
みんなを笑わせてた方がよかった。
それでよかったのに・・・・
後悔にくれるぞうもつに、新たな美容情報がはいってきた。
「オキシドールで脱色すると金髪になるらしい。」
まだ、トリートメント入り脱色剤なんて
出回っていない時代のことでした。
(つづく)
☆16日のUNCO
夜中の甘いものを我慢した甲斐あってか、
快便といえる状態でした。
味噌ハラミを食べたにもかかわらず、
匂いも薄く、寒かったので、換気も控えたほどでした。
しかし基本的に最近過食気味。
精神不安が続いております。
精神不安が続くと、「昔のイヤなことを思い出す」といいます。
それが日記に現れてくるわけですな、ええ。
人間には二通りのタイプがある。
毛深いか、と毛深くないか、だ。
毛深いぞうもつは中学に入るやいなや
念願の「毛剃り」にチャレンジした。
カミソリを扱うのははじめてで、緊張したが、
そこに待っているのは、つるつるの無毛肌。
これで人生が変わる、
未来が明るくなく、
モテモテかも♪
と妄想膨らむなか、若干の切り傷を伴いつつも、
無事手足のムダ毛をそり落とした。
ああ、はじめて見るつるつるのお肌・・・のはずだった。
ぞうもつは甘かった。
ぞうもつのムダ毛は、
太い、多い、堅い、長い、の四拍子そろったものすごいもの。
脚にいたっては、クセ毛、まではいっているすごいもの。
剃ったその後、ぞうもつの目にはいってきたのは、
どっからどうみても、
「ヒゲ剃り後のおとうさんの肌」
腕にも脚にもフトモモも、
青ヒゲ状態なのだ(号泣)
いろんなことが頭をよぎった。
どうして両親が、
「あんたは愛嬌が勝負!」と言い続けて育ててきたのか。
はじめて心の底から理解できたような気もしてきた。
年頃になればオンナの子はみんな可愛くなるんだよ、と
なぐさめてくれたおじさんもいたっけなぁ。
本当の悲劇はそれから数日間続いた。
青ヒゲはいずれサボテンになり、
触れた他人をも突き刺す凶器となり、
ぞうもつのムダ毛はいっそうの存在感を以て
ぞうもつの傷ついた心をかきむしることとなったのだ。
いったいどうすればよいのだ・・・この状態は・・・。
これならまだ長いままの方がマシだった。
「毎日シャンプーしてリンスしてとかしてまーす♪」とかいって
みんなを笑わせてた方がよかった。
それでよかったのに・・・・
後悔にくれるぞうもつに、新たな美容情報がはいってきた。
「オキシドールで脱色すると金髪になるらしい。」
まだ、トリートメント入り脱色剤なんて
出回っていない時代のことでした。
(つづく)
☆16日のUNCO
夜中の甘いものを我慢した甲斐あってか、
快便といえる状態でした。
味噌ハラミを食べたにもかかわらず、
匂いも薄く、寒かったので、換気も控えたほどでした。
しかし基本的に最近過食気味。
精神不安が続いております。
精神不安が続くと、「昔のイヤなことを思い出す」といいます。
それが日記に現れてくるわけですな、ええ。