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堀之内出版blog

『nyx』、『POSSE』、『労働と思想』、『『資本論』の新しい読み方』等、好評発売中の出版社です

〈近刊情報〉Mark Fisher "Capitalist Realism" の日本語訳、2017年夏刊行

2017-01-16 08:04:11 | その他

イギリスの評論家、マーク・フィッシャーさんが、2017年1月13日逝去されました。
謹んで哀悼の意を表します。

Mark Fisher
Capitalist Realism: Is There No Alternative?
の日本語訳を2017年夏、堀之内出版より刊行予定です。
訳者はセバスチャン・ブロイ氏、河南瑠莉氏です。

本作の刊行はブロイさんからフィッシャーさんの許諾を頂き、彼の言葉が日本へも広がることの喜びをともに分かち合える日がくることを楽しみにしておりました。
それはかなわぬこととなりましたが、彼がこの世界に残した貴重な言葉を日本の読者へ届けることに訳者、関係者一同努めてまいります。

一同代表
堀之内出版 小林えみ

本件に関するお問い合わせは堀之内出版までお願いいたします。
TEL:042-682-4350/FAX: 03-6856-3497
mail:info@horinouchi-shuppan.com

イベント「社会とアートのこれまでとこれから」@ジュンク堂書店池袋店

2017-01-15 22:21:26 | その他

『社会の芸術/芸術という社会』(フィルムアート社)『地域アート』刊行記念トークセッション〈北田暁大×藤田直哉〉出版刊行記念
「社会とアートのこれまでとこれから」

すでに開催の告知をしておりますが、下記イベントを開催いたします。
ぜひご参加くださいませ。

日時 2017年2月6日(月)19:30~
出演:北田暁大(社会学者)藤田直哉(SF・文芸評論家)
入場:1,000円(1ドリンクつき)
会場:ジュンク堂書店池袋本店
主催:ジュンク堂書店池袋本店
共催:フィルムアート社、堀之内出版
ご参加方法について
予約方法:ジュンク堂書店池袋本店1階サービスコーナーもしくはお電話(電話:03-5956-6111)にてご予約承ります。

ジュンク堂書店案内ページ

- 現在、さまざまな場所でアートと社会との関係性をめぐる議論が提示されている。
 地域系アートは地域社会のあり方を、アートを通して、アートにおいて問い返していく試みであり、また「社会」との接触においてアート自身が変容を迫られる、そうした再帰的な実践であると言える。というか、そうであるはず、そうでなければならないはずだ。-(『社会の芸術/芸術という社会』「まえがき」より)


近年、「アート」が、鑑賞対象としてだけではなく、社会や様々な文脈で語られる機会が増えました。そうした現象とアートとのかかわりについて『社会の芸術/芸術という社会:社会とアートの関係、その再創造に向けて』が2016年12月、刊行されました。社会とアートとのかかわりは、現在、どのように変容してきているのか。また、これからどのような方向へ向かっていくのか。本書の編者である北田暁大氏と、氏も論稿「「開かれる」のではなく「閉じられているがゆえに開かれている」:社会とアート」を寄稿された、『地域アート』の編者、藤田直哉氏に語っていただきます。


出演者 PROFILE
北田暁大(きただ・あきひろ)
1971年生まれ。東京大学情報学環教授。著書に『責任と正義―リベラリズムの居場所』(勁草書房、2003年)、『嗤う日本の「ナショナリズム」』(日本放送出版協会、2005年)など。社会の芸術フォーラム運営委員(2015年度共同代表)。

藤田直哉(ふじた・なおや)
1983年生まれ。SF・文芸評論家。東京工業大学価値システム専攻博士(学術)。単著に『シン・ゴジラ論』(作品社、2016年)、『虚構内存在 筒井康隆と〈新しい《生》の次元〉』(作品社、2013年)、共著書に『文化亡国論』(響文社、2015年)、『ビジュアル・コミュニケーション――動画時代の文化批評』(南雲堂、2015年)など。

イベント「レイシズムに対抗するために 知のあり方を問い直す」@ジュンク堂書店難波店

2017-01-14 18:27:19 | その他


『POSSE』vol.33刊行記念として、下記のイベントを開催いたします。


『POSSE』vol.33、『日本型ヘイトスピーチとは何か』刊行記念
「レイシズムに対抗するために 知のあり方を問い直す」

◆登壇者 冨山一郎、梁英聖
◆日時 2017年3月9日(木)19時~
◆場所 ジュンク堂書店難波店 大阪市浪速区湊町1丁目2-3 マルイト難波ビル TEL 06-4396- 4771
◆無料
◆予約 ジュンク堂書店難波店3階カウンター、電話:06-4396- 4771、下記ウェブフォームのいずれかをご利用くださいませ。
イベント申し込みウェブフォーム

いま、日本ではネットでの罵詈雑言から深刻なヘイトクライムまで、レイシズムに端を発する問題が頻発しています。こうした差別事件がどうして起こるのか、どうとらえて批判すべきか。『POSSE』vol.33で「レイシズムに対抗するために」というインタビューが掲載された同志社大学の冨山一郎先生と、2016年12月に単著『日本型レイシズムとは何か』を刊行し、その起源を丁寧に解きほぐすことで「日本型レイシズム」を改めて可視化させた梁英聖氏により、レイシズムに対抗するための「レイシズムのとらえ方」、「知の在り方」をさぐります。

◆プロフィール
冨山一郎

1957年生まれ。同志社大学グローバル・スタディーズ研究科教授。専攻は歴史学。著書に『近代日本社会と「沖縄人」―「日本人」になるということ』(日本経済評論社、1990年)、『暴力の予感―伊波普猷における危機の問題』(岩波書店、2014年)、『流着の思想―「沖縄問題」の系譜学』(インパクト出版会、2013年)など。

梁英聖

1982年東京生まれ。一橋大学言語社会研究科修士課程。反レイシズム情報センター(ARIC)代表。著書に『日本型ヘイトスピーチとは何か:社会を破壊するレイシズムの登場』(影書房、2016年)

◆主催 堀之内出版
◆問い合わせ先 info@horinouchi-shuppan.com
◆関連書
『POSSE』vol.33
冨山一郎『近代日本社会と「沖縄人」:「日本人」になるということ』(日本経済評論社、1990年)
冨山一郎『暴力の予感:伊波普猷における危機の問題』(岩波書店、2014年)
冨山一郎『流着の思想:「沖縄問題」の系譜学』(インパクト出版会、2013年)
梁英聖『日本型ヘイトスピーチとは何か:社会を破壊するレイシズムの登場』(影書房、2016年)

『KOKKO』第17号 [特集] 国の再分配機能を強化せよ 発売開始!

2017-01-05 11:01:33 | その他


『KOKKO』17号「[特集] 国の再分配機能を強化せよ」が書店さんで本日より発売開始です。
読者の方から、「書店さんで探したけれど、見つからなかった」というお声を頂くことがあるのですが、雑誌コーナーではなく、岩波ブックレットさんなどの「社会」棚、ブックレットコーナーに置いていただいていることが多いようです。もし、見つからなければ、書店員さんに下記ISBNコードをお伝えすれば確実です。
未入荷のお店でも、全国どの書店さんでも数日での取り寄せが可能です。
ぜひご一読ください。


KOKKO 第17号
日本国家公務員労働組合連合会, 藤本悠太, 西口想, 吉川浩満, AEQUITAS
A5判   60頁  並製
定価 500円+税

ISBN 978-4-906708-63-5 C0036

[特集] 国 の再分配機能を
強化せよ
2017年版「税制改革の提言」
―応能負担の原則で国民本位の
  税財政及び行政の確立を ……………… 005
国公労連
データで見る日本の劣悪な雇用・労働環境
―最低賃金アップ、
  暮らし底上げの2017春闘を ……………… 037
本誌編集部
[連載]  国家公務員の労働条件Q&A
きほんの「き」から 第5回
給与のなかの手当の位置付け ……………… 046
国公労連 
[リレー連載] 運動のヌーヴェルヴァーグ エキタス⑧
18歳の頃の自分へ
―「働くのがこわい」という出発点 ……………… 048
藤本悠太 AEQUITASメンバー
[連載] スクリーンに息づく愛しき人びと 第16作
悲しみと向き合うときに観る映画
『ラビット・ホール』 ……………… 052
西口 想 国公労連書記
[書評 第13回] ジャック・ランシエール著
『無知な教師─知性の解放について』 ……………… 057
吉川浩満 文筆家

【特集について】
世界の成人人口のわずか0.7%の富裕層(金融資産1億円以上)が世界の総資産の46%を所有。日本はアメリカに次ぐ世界第2位の富裕層大国で、2015年から2016年にかけて日本の富裕層人口は73万8000人増とアメリカの28万3000人増を大きく引き離し世界最高の伸びとなったことを、金融機関クレディ・スイスが「グローバル・ウェルス・レポート2016」(2016年11月発表)で指摘しています。このレポートによると、2016年の日本の富裕層人口は282万6000人となり、世界の富裕層の9%を占めているとのことです。一方で、日本の貯蓄ゼロ世帯は増え続け、2016年で全世帯の35.5%(1788.6万世帯)に広がっています(本誌「データで見る日本の劣悪な雇用・労働環境」参照)。こうした貧困と格差を解消するためには、国の再分配機能の強化が不可欠です。

『マルクスとエコロジー』書評のご紹介

2016-12-17 19:07:17 | その他


『マルクスとエコロジー』 の書評が『図書新聞』第3284号に掲載されました。(評者:山口拓美 神奈川大学経済学部教授)
「日本のマルクス研究の良き伝統を受け継ぐ良書」として、本書の読みどころを的確にご紹介いただいております。
また、同紙の「16年下半期読書アンケート」にて鈴木一誌氏選出3点のうち1点として選出していただきました。

『マルクスとエコロジー』(書籍紹介ページ

11月に発行となりました『nyx』3号第一特集「マルクス主義からマルクスへ」とあわせてお読みいただけると、より理解が深まることと存じます。ぜひこちらも御覧ください。



また、上記書評において「編者の一人である佐々木隆治氏は現在のマルクス研究の旗手とでもいうべき優れた研究者である」と評された佐々木隆治氏による、初学者向けの「資本論」解説講座が、『nyx』主幹のマルクス研究会にて予定されております。貴重な機会ですのでぜひお越しください。

マルクス入門・公開学習会
佐々木隆治氏を講師に招いた公開学習会です。
学部生や院生をはじめとして、一度はマルクスを勉強しておこうと思っているがどこから手をつけたらいいかわからないという方や、マルクスを学び始めたばかりだという方も大歓迎です。
■日時:12月23日(金・祝)14:00〜
■場所:立教大学16号館 第二会議室
■料金:無料
■講師:佐々木隆治(立教大学経済学部准教授)
■概要:
 ・佐々木隆治氏による初学者向けのプレゼン
 ・参加者との議論
■主催者ウェブサイト:マルクス研究会