東京大学准教授・仁平典宏さんが「大丈夫？（色んな意味で）」と周囲に危ぶまれながらも
順調に（？）大好評を獲得している連載「社会学居酒屋談義」の最新作を、
雑誌発売前に特別無料公開いたします！
「居酒屋社会学談義」無料公開サイト
第３夜の今回は、第１夜、第２夜からさらにパワーアップしての強烈な原稿です。
まずは、お読みください！
連載、第１夜、第２夜のご案内も掲載しております。
当初、この連載について読者の方々が想定されていたのは、
冗談半分で気楽に社会学について茶々をいれるような読み物ではないでしょうか。
形式的にはそうしたスタイルをとりつつ、仁平さんが目指したのは、
自分が携わる社会学への真摯な向き合いから生まれた、
社会学そのものへの問いと、現在の日本における社会学の位置付け。
また、それを扱う自分の研究に対する追求です。
軽々しいことを、といわれるリスクを承知のうえで、
そうした問いについて、初歩的な説明も加えながら、
上から堅苦しく押し付けるのではなく、笑えるくらいの目線で、
大学１年生くらいの初学者でも読んでもらえるものを、という挑戦の野心作です。
そうした仁平さんの取り組みの結果である本連載について、
批評、賛同も含め、読んでいただいた方には話題にしていただいておりますが、
この論稿の面白さは、雑誌『POSSE』自体の読者範囲を超えて、
もっともっと、多くの方に読んでもらいたい。
そうした思いから、今回、雑誌発売前の無料公開となりました。
無料公開にあたって、第１夜がよいのでは？という案も当然ありましたが、
今回の原稿が抜群に面白かったこと、
また、担当者個人としては、衆議院選挙を控えたこの時期に、
「消費社会的シニシズム」から、第一次世界大戦前のドイツ――、
ナチスが台頭した社会をめぐって、
スローターダイク、ジジェク、フロムからドラッガーまでを紹介し、
社会的要因に切り込むくだりなどを、
ぜひ多くの読者に届けたい、と思ったため、第３夜の公開となりました。
連載をいろどる榎本俊二さんの渾身のイラストも、
今回はいつにも増して凝っていますので、ぜひご覧ください！
この作品は、読み物の構造としても非常に面白く、
第１夜、第２夜のフィクションから、今回新展開の第３夜、
そして表彰されたテキストの取り消し線記号もフィクションの中で描かれるといった
筒井康隆ばりのメタ構造を巧みに利用し、笑いもちりばめつつ、
一気に「楽しめる」論稿になっています。
これは並大抵の筆力ではできない執筆だと思います。
先々の展開も、仁平さんの頭の中では、さらに構想があるようです。
もうすでに３か月後が待ち遠しい！
今回の第３夜を読んで、気に入っていただいた方は、
ぜひ続きもお読み頂ければと思います。
なお、この連載「社会学居酒屋談義」を収録した『POSSE』vol.25は、
書店では12月25日に発売の予定です。
『POSSE』vol.25 版元ドットコム
『POSSE』vol.25 Amazon
※Amazonさんは発売日より入荷が遅れる傾向にあるようです。早くお求めの方は
『POSSE』vol.25の連載についても、少しご案内させていただきます。
特集は「ブラック企業はなぜ野放しなのか」。
現役労基職員に渡辺輝人弁護士がせまる「労基法はなぜ守られないか」、
最近増えてきた「固定残業代」の実態にせまる
川村遼平「広がる「固定残業代」の違法な運用」など
読み応えのある論稿がそろっています。
「社会学居酒屋談義」とならぶ河野真太郎さんの人気連載「文化と労働」は
「『千と千尋の神隠し』は第三波フェミニズムの夢を見たか？」。
ジブリアニメ『千と千尋の神隠し』、『魔女の宅急便』で
アイデンティティ労働からケア労働への変遷を読み解きます。
「貧困の現場から社会を変える」は、「生活保護」がテーマ。
稲葉剛さんによるソーシャルワーカー向けの実践を伝える連載です。
「ブラック企業のリアル」は労働相談を行っているPOSSEならではの
生々しいブラック企業の証言が、今号も掲載されています。
今回の舞台は、お客さんが割ったコップを
「お前の注意力が足りない」と天引きされる“ブラック”カフェ。
被害者はアルバイトの学生です。
単発としては、いま、リアルタイムで進行している香港の雨傘革命に関する論稿が２本、
香港の政治史を研究されている林文瀚さんによる連載「世界の社会運動から」の
「雨傘革命で生まれ変わる香港」
ラクラウを中心に現代政治理論を研究されている山本圭さんによる
「ポケットに民主主義を――香港オキュパイとモバイル・デモクラシー」を掲載しています。
充実の256頁です。ぜひご一読ください。
順調に（？）大好評を獲得している連載「社会学居酒屋談義」の最新作を、
雑誌発売前に特別無料公開いたします！
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第３夜の今回は、第１夜、第２夜からさらにパワーアップしての強烈な原稿です。
まずは、お読みください！
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冗談半分で気楽に社会学について茶々をいれるような読み物ではないでしょうか。
形式的にはそうしたスタイルをとりつつ、仁平さんが目指したのは、
自分が携わる社会学への真摯な向き合いから生まれた、
社会学そのものへの問いと、現在の日本における社会学の位置付け。
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軽々しいことを、といわれるリスクを承知のうえで、
そうした問いについて、初歩的な説明も加えながら、
上から堅苦しく押し付けるのではなく、笑えるくらいの目線で、
大学１年生くらいの初学者でも読んでもらえるものを、という挑戦の野心作です。
そうした仁平さんの取り組みの結果である本連載について、
批評、賛同も含め、読んでいただいた方には話題にしていただいておりますが、
この論稿の面白さは、雑誌『POSSE』自体の読者範囲を超えて、
もっともっと、多くの方に読んでもらいたい。
そうした思いから、今回、雑誌発売前の無料公開となりました。
無料公開にあたって、第１夜がよいのでは？という案も当然ありましたが、
今回の原稿が抜群に面白かったこと、
また、担当者個人としては、衆議院選挙を控えたこの時期に、
「消費社会的シニシズム」から、第一次世界大戦前のドイツ――、
ナチスが台頭した社会をめぐって、
スローターダイク、ジジェク、フロムからドラッガーまでを紹介し、
社会的要因に切り込むくだりなどを、
ぜひ多くの読者に届けたい、と思ったため、第３夜の公開となりました。
連載をいろどる榎本俊二さんの渾身のイラストも、
今回はいつにも増して凝っていますので、ぜひご覧ください！
この作品は、読み物の構造としても非常に面白く、
第１夜、第２夜のフィクションから、今回新展開の第３夜、
そして表彰されたテキストの取り消し線記号もフィクションの中で描かれるといった
筒井康隆ばりのメタ構造を巧みに利用し、笑いもちりばめつつ、
一気に「楽しめる」論稿になっています。
これは並大抵の筆力ではできない執筆だと思います。
先々の展開も、仁平さんの頭の中では、さらに構想があるようです。
もうすでに３か月後が待ち遠しい！
今回の第３夜を読んで、気に入っていただいた方は、
ぜひ続きもお読み頂ければと思います。
なお、この連載「社会学居酒屋談義」を収録した『POSSE』vol.25は、
書店では12月25日に発売の予定です。
『POSSE』vol.25 版元ドットコム
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『POSSE』vol.25の連載についても、少しご案内させていただきます。
特集は「ブラック企業はなぜ野放しなのか」。
現役労基職員に渡辺輝人弁護士がせまる「労基法はなぜ守られないか」、
最近増えてきた「固定残業代」の実態にせまる
川村遼平「広がる「固定残業代」の違法な運用」など
読み応えのある論稿がそろっています。
「社会学居酒屋談義」とならぶ河野真太郎さんの人気連載「文化と労働」は
「『千と千尋の神隠し』は第三波フェミニズムの夢を見たか？」。
ジブリアニメ『千と千尋の神隠し』、『魔女の宅急便』で
アイデンティティ労働からケア労働への変遷を読み解きます。
「貧困の現場から社会を変える」は、「生活保護」がテーマ。
稲葉剛さんによるソーシャルワーカー向けの実践を伝える連載です。
「ブラック企業のリアル」は労働相談を行っているPOSSEならではの
生々しいブラック企業の証言が、今号も掲載されています。
今回の舞台は、お客さんが割ったコップを
「お前の注意力が足りない」と天引きされる“ブラック”カフェ。
被害者はアルバイトの学生です。
単発としては、いま、リアルタイムで進行している香港の雨傘革命に関する論稿が２本、
香港の政治史を研究されている林文瀚さんによる連載「世界の社会運動から」の
「雨傘革命で生まれ変わる香港」
ラクラウを中心に現代政治理論を研究されている山本圭さんによる
「ポケットに民主主義を――香港オキュパイとモバイル・デモクラシー」を掲載しています。
充実の256頁です。ぜひご一読ください。